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日本円でダンジョン運営  作者: sterl
一章 獣神王の迷宮
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ダンジョン完成 51~90階層

 51~60階層は海底階層(1000000円)だ。この階層は全てが海の底に沈んでいて、水中で呼吸する手段が無ければ間違いなく死ぬ。

 配置したモンスターは、スライム(100円)、テンタクルスライム(1000円)、テンタクルカイザースライム(10000円)、バブルウルフ(1000円)だ。バブルウルフは、泡が狼の形を型どっているウルフだ。水中でしか生きれない代わりに水中で自由自在に動き回れる。また、泡と言っても物理的攻撃力はある。さらに、バブルウルフの猛攻を掻い潜って海底の岩礁に逃れてもそこにはテンタクルカイザースライムをはじめとする強力なスライムがいる。水中に逃げ場はまず無い。

 この階層には宝箱を設置していない。その代わり、海底の所々に泡(10円)が発生していてそこで呼吸することができる。

 この階層の中ボスはバブルウルフ10体とアクアウルフ(5000円)1体だ。アクアウルフは、バブルウルフの特性に加え完全に水と同化することができる。水の流れを感じ取れなければ死ぬしか道はない。


 61~70階層は溶岩洞窟階層(1000000円)である。この階層は常に1000度の熱気で包まれている。何か特殊な力が無ければ一瞬で焼け死ぬこと間違いなしだ。

 配置したモンスターは、マグマスライム(1000円)、フレアウルフ(1000円)だ。フレアウルフは全身が炎に包まれたウルフだ。だが、気温が100度以上なら空気中を飛んで移動できる。さらに、気温が高ければ高いほどその戦力も上昇する。この階層に適したモンスターだ。また、壁や天井の至る所にマグマスライムが張り付いている。どこにいても油断は出来ないのだ。

 ここの階層には宝箱も設置したが、この階層の特長故に耐熱宝箱(500円)を買う羽目になってしまった。中身は暗闇洞窟階層と同じ物に加え、特級ポーション(10000円)、特級魔石(10000円)が出現するようになっている。

 この階層の中ボスはフレアウルフ10体にマグマウルフ(5000円)が1体だ。マグマウルフはその体をマグマのように煮えたぎらせていて、少しでも動けば摂氏10000度の粘液を辺りに撒き散らす。


 71~80階層は浮遊島階層(1000000円)だ。この階層はその名の通り空に浮かぶ島々で構成されている。空を飛ぶ手段が無ければ探索自体ができない。落下すれば否応無く死ぬからだ。だが、浮遊島階層には抜け道がある。81階層まで吹き抜けになっているのだ。もし落下ダメージに耐えられて、さらにモンスターの攻撃を喰らわずに落下できるのなら、81階層まで一気にショートカットできる。

 配置したモンスターはワイバーン(10000円)、スカイウルフ(1000円)だ。スカイウルフは自由に空を飛べ、風魔法を利用した瞬間移動もできる。ワイバーンとスカイウルフが空を飛び交う中を突っ切るのは難しいとしか言い様がない。

 この階層には宝箱が無い代わりに、全ての島に1つずつ神級魔石(100000000円)が埋められている。ただしどこに埋められているかはわからない。

 この階層の中ボスは存在しないが、その代わりに80階層の島々には1体ずつスペースウルフ(10000円)が存在する。スペースウルフは、スカイウルフの特性に加え、知覚した空間に転移できる。


 81~90階層は遺跡階層(10000円)だ。だが、一口に遺跡階層と言っても、これまでの階層全ての特長を兼ね備えたエリアがそれぞれ存在する。

 これまでの中ボス以外のモンスターがランダムに出現するようになっている。ここまで来れたのなら、91階層以降に向けての休憩にしかならないはずだ。

 宝箱は存在せず隠されたアイテム等もないため、探索したところで利益は少ない。だが、ここまで来る猛者は利益よりも争いを求める戦闘狂だろう。

 この階層の中ボスはカオス(10000000円)だ。カオスはありとあらゆる能力を有する、が、完全には使いこなせない。所謂器用貧乏だ。


 91階層以降は全てがボスだ。言うなれば大ボスだろうか。91階層以降は全ての階層に大ボスが1体ずつ出現する仕様になっている。出現する部屋もただ広いだけの白い部屋だ。

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