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日本円でダンジョン運営  作者: sterl
一章 獣神王の迷宮
46/145

初対面

「父ちゃん、連れてきたべ」


「おおっ、息子の肩に乗っているあんたがダンジョンマスターやな!ようきてくれた」


 現在、大きな家の1番大きいと思われる部屋に来ていた。床には巨人クオリティのレッドカーペットが敷かれ、壁や天井には豪華絢爛な装飾が施されている。


 そしてレッドカーペットの先に巨大な玉座があり、ここまで連れてきてくれた巨人と比べられないほど大きな巨人が座っている。

 目玉の頭、筋骨隆々な身体、腹が縦に裂けた口。その姿をわかりやすく例えるなら、目玉おやじが巨大化しムキムキになって、腹が縦に裂けていてそれが口になっている見た目だろうか。

 さらにそこに赤いローブとズボンを裸の肉体に纏い、目玉の上に乗せた装飾過多な王冠がより一層違和感を醸し出す。

 1周回って素敵だな。いや、やっぱり不気味だ。腹に開いた口で話してるのも不気味だ。これが腰蓑だけだったら巨人らしくていいのだろうが、これは正直言ってキモい。


「こんにちは。名前はワールドイーターで合っていますよね?よろしければどのようにお呼びすればよいか教えて頂けませんか」


 そしてこんな見た目でも初対面だと敬語を崩せない。もう少し砕けた話し方を練習しようかな?


「……声が小さくて聞き取れなかったんやが、少し近くまで来てくれないか?」


 お前もか。

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