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日本円でダンジョン運営  作者: sterl
一章 獣神王の迷宮
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巨人の肩の上で

「そうだ、父ちゃんに会うならワールドイーターって呼ばない方がいいべ」


 この巨人の肩の上で揺られていると、巨人が突然そんなことを言った。


「なんでですか?」


「ワールドイーターって呼ばれるのが嫌らしいべ。おらはワールドイーターって名前、かっこよくて好きなんだべが」


 なるほど、つまりワールドイーターにも前世があるとみていいだろう。アドゥルの言っていた通りだな。


「それじゃあなんて呼べばいいんですか?」


「そうだべなぁ。おらは父ちゃんって呼んでるんだべが、ダンジョンマスターにそう呼ばせる訳にはいかないべな。かといって父ちゃんの名前ワールドイーターしか知らないべ。うん、おらにはわからないべ。会ったときに直接聞いて欲しいべ」


「わ、わかりました」


 それは無いだろう。ワールドイーター以外の名前は無いのかよ。


「それよりも、そろそろ着くべよ」


 そう言われて前を見ると、他の家どころか巨人たちよりも巨大な、異常な大きさの木造の家があった。

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