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日本円でダンジョン運営  作者: sterl
一章 獣神王の迷宮
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新たな侵入者

 あの冒険者パーティーが去ってから1日。森林階層でジョセフィーヌと早朝の散歩をしていると、新たな侵入者がダンジョンに入ってきた。ダンジョンマスター権限で様子を確認すると、昨日も訪れた冒険者パーティーを置き去りにして、1人の男が1階層を走り抜けていた。

 男の風貌は、黒髪黒目のどこにでもいそうなおじさんだ。住宅街を歩いていたら間違いなく見かけそうなおじさんだ。


 冒険者パーティーの方は今日は探索する気が無いのか、入口に座り込んでなにやら話している。

 おじさんは、今ちょうど2階層にたどり着いた。……早すぎないか?あの冒険者パーティーでも30分は掛かったんだぞ。日帰りで帰れるように序盤は簡単にしたとはいえ、いくらなんでも早すぎる。

 おじさんをそのまま見ていると、スケルトンの集団と遭遇していた。おじさんが軽く手を振ると、スケルトンが吹き飛ばされ、壁に叩きつけられる。そしておじさんは、何事も無かったようにスケルトンの残骸を踏み越えていった。

 ……本当におじさんか?


 強すぎるおじさんは、道を全て把握しているのではないかと思ってしまうほどまっすぐ階段へと向かい、3階層に降りていく。

 もしかしたら、このおじさんは50階層に行けるかもしれないな。コアルームに戻って見守るとするか。

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