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日本円でダンジョン運営  作者: sterl
一章 獣神王の迷宮
13/145

side ダニエル part 2

「とりゃあ!」


 俺の剣がスケルトンの胸にある魔石を貫く。


「おらあっ!」


 ナーダルのメイスがスケルトンを頭から押し潰す。


「《フレイムアロー》!」


 カレンの魔法が俺に飛びかかってきたウルフの頭を撃ち抜く。


「ふっ」


 ラムの放った矢がウルフを吹き飛ばす。


「ウルフとスケルトンしかでないわね」


「ああ。やっぱり新しくできたばかりのダンジョンで間違いなさそうだ」


 もう既に俺たちは地下10階を探索している。ここまで罠もなく順調に降りてこられたのだ。モンスターもスケルトンとウルフ、あとたまにスケルトンソルジャーが出る程度だ。Cランクパーティーの俺たちの敵じゃない。

 それに宝箱もたくさん見つけた。中身はそこまで価値があるものはなかったが、できたばかりにしては稼げる方だろう。


「ん?あれ、ボス部屋の扉じゃないかしら」


 俺には全く見えないけど、この4人の中で特に目が良いラムが言うのだからそうなのだろう。


「俺には見えないが……。障気の流れも違うような」


「ほら、細かいことは気にしないの!さ、行きましょ。ダンジョンコアはすぐそこよ!」


「そうだぞナーダル。カレンの言う通り細かいこと気にしてると禿げるぞ」


「ちょっと、禿げるとは言ってないわよ!」


「はは、ごめんごめん」


「そんなこと話してないで、早く行きましょ?」


「そう、だな。ラムが言うならそうするか」


 やはり俺たち4人は女性陣の発言力が強い。一応ギルドには俺がリーダーだと登録してあるんだけどな。

 それはさておき、いよいよボスか。そこまで強くないだろうけど、ダンジョンコアがそこにあると考えると緊張するな。

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