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夢の国コンプレックス

先月のことだが、ディズニーランドに行ってきた。10月中旬のことだ。つまり、ハロウィンシーズン。もの凄く混んでいると思っていたが、平日なのと朝まで雨が降っていたのとでわりと空いていた、と思う。なぜ「思う」のかというとですね、ディズニーランドに来たのが実はなんと10年ぶりだったわけですよ。10年ぶり。通常の混み具合がどれ程なのか、なんて覚えているわけないし、むしろほとんど何も覚えていない。わたしの記憶力なんて、何かの拍子に部屋から出てきたヒョウ柄のミニーカチューシャをみて「あ〜こんなの買ってつけたっけなぁ」って、そんな程度。そのカチューシャだってディズニーランド内以外で使い道があるわけもなく、10年間しまいっぱなし。わたしの中にディズニーランドの思い出などほとんど皆無だったのだ。

10年、というのがどれ程の月日なのかについては人それぞれであると思うが、わたしの10年はもの凄く長い年月だと思っていただきたい。なぜならわたしは、今年21歳になったばかりの女子大生なのだ。つまり、小学生以来ってこと。自分でも驚きだ。

もし読書好きの、超インドアな地味女子ならそんなに珍しいことではないかもしれない。確かに読書は大好きだけど、わたしは地味でもインドアでもないのだ。どちらかというと読書している姿を珍しがられ、ディズニーランドに10年行っていないことを驚かれるタイプ。しょっちゅう行っていそうなのに、としょっちゅう言われる。実際、テーマパークは大好きなのだ。行きやすさもあると思うが、富士急ハイランドには年に1回ペースで行っている。絶叫マシーンが好きなのでディズニーに誘われても、結局遊園地になってしまうことが多い。ディズニーのキャラクターにもそこまで興味がないため、これまで「行きたい」と思わなかったのだ。

そんなわたしが先月、10年の時を経て重い腰を上げた。理由は意外と平凡で、テレビや雑誌などたまたま連続で特集を目にする機会があったからだ。無性に行きたくなり、まわりの友人知人に言っていたら簡単に計画が決まった。この10年の間に「夢の国」が随分と身近になったものだ。年をとったならなのか、ただ単に交通の便がよくなったからなのか…とにかく、ディズニーランドはわたしの知らぬ間にもの凄く気軽な場所になっていた。

さて、まず問題になるのは、ランドに行くかシーに行くかということだ。わたしのための計画なので、わたしが決めてよいことになった。ところで、ディズニーに行きたいと友人知人に言いまくっていたわたしは、本当に簡単に計画が進んだのだ。つまり、複数の人が行こうと言ってくれた。わたしはその複数人をまとめたりして、とりあえず2回分の約束を得た。ということは当然、ランドとシー両方行くに決まっている。2回目の方が一泊二日で行くことになったので、シーにした。この2日間で両方行っても良かったのだが、シーってお酒が飲めるんでしょう。1日は乗り物に乗れないくらいお酒と雰囲気を楽しんで、もう1日でアトラクション乗ることにしよう。どうせその2週間前にも行くんだしそっちをランドにすれば丁度いいじゃない、と何とも贅沢な選択をしたわけだ。

そして、その2回目がつい先日、11月初旬のことであった。ここまでで少し長くなってしまったので、肝心の10年ぶりディズニーの話は次回することにする。乞うご期待。

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