表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
伝説の始まりは現実の終わり  作者: 一ツ柳八重
アンダーグラウンド
8/52

街の真実

街の成り立ちについてです。

脱字、誤字もあるかもしれませんが、その時はお知らせくださいませ。

 気が付いた時僕が居た場所は、あの八階の研究所だった。

 どれくらい倒れていたのか分からないけど、一応生きているみたいだ。

「目が覚めたか……」

 声のした方を見るとそこには錦戸さんが居た。

「鏡。何も知らなかったのが謎な位の強さだ。どうゆう事だ?」

 そう問いかけられた。

「それと、お前の始まりの村は何処だ。そこで基礎は教えてもらえるだろ?」

 新しい質問。

「まあ急かすんじゃない。海坊主、派手にやらかしおって。わしは慣れを、って言ったのじゃ。何故あそこまでした」

 クリス博士は怒っているように感じる。

 テーブルにはたくさんの鉱石みたいなのが置かれていて、そこに私のブレスレットと、錦戸さんのペンも置かれていた。

「仕方がないだろ……。慣れって言ってもそもそも出方を伺われたんだ。それに突きの構えもした。鏡の経験は初心者じゃない」

「そうかもしれんが、死んでしまっては我々も他の奴らと同じじゃ」

「わかってる。こっちも何も説明せずにやってしまったからな」

 何の事を話しているのか分からない。

 確かに、街に来ていきなり手を引かれて、痛い思いして、死ぬ思いもして、無慈悲に殴られて……。

「お主は今の状態をどう感じておる?」

 そう問われて正直に話そうか迷った。

 でも、酷い事しかされなかったのなら言ってもいいと思う。

「正直、いきなり連れてこられて、初心者扱いしていたくせに容赦なく殴られて、ここって悪の巣窟なんじゃないかって感じです」

「……面目ない」

「ほう。じゃあ今回ので、簡単に説明は終わったのじゃ。街について以外わな」

「そう言えば街って何でこんな発展しているのですか? それにプレイヤーとか多いですし」

 僕は気になった事を聞いた。

 僕はプレイヤーに会わなかった。あの村から逃げてからずっと……。

「よかろう。その代わり、わしの質問にも答えてもらうからの」

「はい」

 僕はクリス博士から何を聞かれるか予想はついていた。

 錦戸さんからの質問も。

 強さに見合わない、プレイに見合わない、何も知らない知識について。そして村の事について。

 正直村の事については殆ど覚えていないんだけど。

「なら、俺から街について説明させてもらう。ここは役所みたいなものと言ったのは覚えてるいよな?」

「はい」

 確かに学校がどうのって事の下りで役所みたいなもんだ、って言われた。

「そして、この世界は法律もルールもない。……矛盾していると思わないか?」

「矛盾?」

「そうだ。都合がよすぎるってな」

 確かに詐欺まがいの事をされたけど、それ以外は平和そうだった。

「もしかして、犯罪とか金銭が関わっているのに強奪とかが無い事ですか?」

「そうだ」

 錦戸さんは頷き、ペンを持ちボードを出した。

「街によっては無いところもあるが、ここのような施設があるところもある。特に地下にああ言う物騒な物がある上にはな」

「そう言えば処刑場……でしたっけ?」

 あんな思いをしたのに話した内容は覚えている。

「ここは、LTSと言われているが、そもそもそう決めたのはこの街に逃げてきた人たちなんだ」

 それから長々と話が続いて、この街の事を知った。


 そもそも、この街と言うのは強い人が快適に暮らすために、一軒家を作ったのが始まりだった。無法地帯であり、ルールもないから強奪や殺人、その他闇討ちもあった為何人かの人が徒党を組むって事でも街は作られる。

前者の場合、襲われることは無いがモンスターに攻められる事が多々あった。それに近くで盗賊に遭遇する事も。強い人たちは大きく分けて二種類存在する。力を振りかざす人とそうじゃない人。ここまで言われたら僕でもわかった。そう、街と言うのは助けを求めた人とその逆で私利私欲の為にできたものだと言う事。それがパターン1。

後半の集まってできた方は、自警団として街を起こす。人の闇はこの世界では普通に具現化する。それに耐えられない人はもちろんいたらしい。でも、そんなのは一人の感情であり一人では助ける事も出来ない。無力を知ってしまっている人たちが作るみたいだった。……この時知ったのは自警団を作ったのは村が消滅した人達。彼らは自分の始まりの村を襲われ、その原因を突き止めた人たちが、弱者が害を受ける事、強奪や殺人そう言う悪行を、この世界ではびこってほしくないと言う願いから。その結果、その場所に助けを求める人が集まり街になる。これがパターン2。


「と言う事だ。街の始まりはそうやってできている。その際一つの遺跡を発見された。殺人者たちによって。それがあの地下にあったドームだ」

 錦戸さんは辛そうな顔で話している。

「その地下にあったドームを、この街の創設者のヨシュアに助けを求めてきた一人の人によって訪れた」

 ヨシュアさん? その事は後できこう。

「その時に俺も居た。そこで見たのは女や子供が大量に殺されるか、殺し合いをさせられていた人たちだった。そもそも子供なんて入ってきてる時点でリアルとこの世界の境界線が消えていたのかもしれない」

 そんな事があったなんて知らなかった。

「そして、それが発覚する少し前からリアルでこんな報道が流れた事があっただろ。最近も流れているがな。言葉は違うが子供の凶悪殺人。親でも同級生でも快楽の為に殺す……って言うものが」

「知りません」

「そうか。ならリアルに帰った時にニュースを見てみると良い」

 僕はニュースとかは見ないけど、今度お母さんにでも聞いてみよ。

「その際に、俺とヨシュアは制圧をもくろみ一か月後……警察まがいの警備隊が作られた。それが俺たちだ。街に来た時、俺が詐欺を止めた爺さんが俺の顔を見て驚いたのはそうゆう事だ」

 つまりこうゆう事らしい。

 この街は、そのヨシュアって人と、錦戸さんを含める警備隊の人によって作られた。殺人集団によって使われていたここのドームは簡単に奪取する事に成功し、一緒にいた人たちとこの上に移動。そしてこのシンボルを作った。そして、街を囲む壁を錦戸さんが中心に作り上げその内側に生活圏を設けて今に至るみたいだった。

 そして、一人ずつ人が増え、このクリス博士が来た。一番平和を表しているから協力したいと。その際に作られたのが外の赤いラインで書かれた魔法陣。そして、プログラムの制作に初めて成功したことによりヨシュアさんの希望、痛みを忘れないようにするプログラムを作りこの街だけに走らせた。

「だから、強引だったのは認めるが、ルーキーが痛みを知らず、殴り間違えて殺すって事もある。だから、痛いって言われたときに放さなかった。全く違う痛みだがそれでも刺激には変わらない」

「そうなんですか……」

 錦戸さんは、ボードに書きながら説明してくれていてわかりやすかった。最後にこう書き記していた。

『街はここ以外にもあるが、全てが良いわけじゃない』

 それは多分錦戸さんの本心なんだと思う。

 錦戸さんたちはこの街を守る警察の役割を担っていたんだ……。

「そして、一方的に殴ったのは……鏡、君は強すぎた。初期装備に関わらず戦闘センスは俺と同等以上の物を持っていると感じたからな。すまなかった」

 深々と頭を下げる錦戸さん。

「あ、そ、その僕こそなんかいろいろ知ら無すぎてすいません」

「もうこんな事はしない。許してくれ」

「だ、大丈夫です! でも高所恐怖症って言った時にからかわれたのは謝ってくれないんですね」

 僕はささやかな反攻のつもりで言ったら……。

「あ、あれは……その俺なりのジョークだ。あのときに気を紛らわせる方法を知らなくてだな……怒らせればまぎれるかと……」

「……アホナンデスネ」

「言わないでくれ……。こんな強面でリアルでも心配したとしても逃げられるからな……。ジョークなんて知らないんだ」

 そう言う理由があるなら……。

 でも許せない。

「じゃあ、あの御爺さんが言ってた、もうここに来たくないって言ってたのはなんですか?」

 確かそんな事御爺さんが言ってたと思う。

「ああ。あれか。この街で犯罪を起こした場合、俺たち警備隊が捕獲するんだ。そしてここに連れ帰り事情を聞いて警察に送還する」

 そんなこと言ったって出来ないんじゃ……。

「おおそうじゃった。お主に言うのを忘れておった。この世界はもう一つの現実が売りだが、そもそもアクセス機で来てることは知っておるじゃろ? それもネットに繋がってるのじゃが、位置情報も参照しておっての、アクセス場所に自動に戻るようにせってされておるのじゃよ。でもそれは逆にプログラムとして動いている物じゃ」

「ゲームと言う本当の現実ですからね」

「そうじゃ。だからわしらもプログラムを作った。それを走らせているのはこの建物全体じゃ。この建物で現実にアクセスや強制的に発動させれば刑務所に行くようになっておる」

 そうなんだ……だから、役所……。

「じゃ、じゃあ。ここがLTSって呼ばれているのは初心者に痛みを知る事が出来るのと、力の怖さを教えるため?」

「そうだ」

 これで納得した。

「じゃあ、わしらから質問良いかの」

「いやです」

「おい!?」

「僕は怖い思いさせられてんです」

「そ、それはすまなかったって……」

「海坊主さんは僕の事を怒らせたかったんですよね?」

「い、いや……そ、それは……」

 困った顔をしている錦戸さん。

「おい! どうしてくれるのじゃ! 海坊主! お主がくだらないジョークなんて言うからじゃ!」

「うるせ! くそジジィ! そもそもこんな事になったのはジジィが俺に相手させるからだろーが!」

 この二人実は仲がすごく悪い?

「くすくす……。冗談です」

 自分の顔は見えないけど、ここにきて一番の笑顔だと感じる。

「じょ、冗談?」

 呆気にとられた錦戸さん。

「はい」

 脱力した顔が見れた。そんなに怖くなくて表情が豊かなんだな……って感じる。

「でも……からかった事は許しませんから」

 その言葉は私が錦戸さんに言った信頼の言葉だった。


コメントを書いてくれた方、読んでくれてる方ありがとうございます。

コメントにて、ご都合主義的と指摘をされて、少し悩みまして……。

何とか伏線を張ろうと頑張ってやった事が仇になるというのは怖いです。

私が下手なんだと言うだけなんですが。

過去のを自分で読み直し、確かにいろいろと情報が少ないと感じました。もともと、この順番って決めていた物もそう簡単にいかないと現実を知らされた感じです。

今回は過去に流していた物を明確にするためにもともと用意されていた物です。

戦闘が終わり、次回書こうと思ってます錦戸さんが思う疑問を読者の人にも感じて欲しかったのと、由紀が街に来てから感じてるであろう違和感を気が付いてほしかったと言う意図がありました……。

でも、結果的にご都合主義……。小説って意外に難しいとお教えいただけたのは私にとっても成長です。

これから、ご都合主義にならずリアリティも出せるように頑張りたいと思いますのでこうした方がいいんじゃないかとか、こうなの? どうなの? ってコメントがありましたらどんどんお書きください。できる範囲で実現できるように頑張りたいと思います。

今は何とかご都合主義を直さないと……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ