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フェノメノ ~日本サッカー架空戦記~  作者: 三輪和也(みわ・なごや)
繚乱
54/59

初対面

10



 12歳の法水と米長が顔をあわせる。

 米長が不遜に開口した。「カマっぽい奴だなおい。どうせ金持ちの坊ちゃんなんだろ。総身に知恵回ってなさそうなガタイしやがって」


「困ったな。こっちは『ドチビ』くらいしか罵る言葉が見つからない」


「……精々足引っ張ってくれるなよ。俺のパスにしっかりあわせるんだ」


「僕が君にあわせるんじゃない。君が僕にあわせるんだ。え、僕の名前?」


「聞いてないよ」


「法水好介さ。通り名は『千葉の災厄』。『現象』とも。君は?」


「……米長だ。ヨネでいい」


「下の名前は?」


「最後のテストをパスしたら教えてやる」


「じゃ通り名は?」


「普通の奴は持ってないんだよ」


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