Special episode.Ⅴ
どもども。読者の皆さんお久です。月火蓮花改めて旭ヶ原蓮花です。
あれから一年が経とうとしてます。実は私、中等部二年で、もうじき三年です。
で、あらすじの件なんですが…。
蓮花「あー…」
旭「♪」
ルル「んー?」
イブ「おー」
現在、植物園内にいます。皆で木の陰からあるものを見てます。
はい、そこで事件です。
「…リュッミエール!」
「?…うわぁ桜花ゴフッ!?」
すいません新たに事故発生しました。
えーっと…リューが桜姉にタックルされたーっ!?
桜花「大丈夫あんさん?」
リュー「っ…誰の、せい、だと…」
桜花「おーそれはすまへんなぁ」
うわー腹抱えてorzみたいな姿勢になってるー。
つーか最近桜姉とリューの様子がおかしいから偵察に行こうぜ的なノリでリューを追跡してたら此処でそれでじっと待ってたらこんなこと発生したんですけど!?
わー蓮花ちゃんビックリー。
イブ「(小声)おー楽しそうだな」
蓮花「(小声)いや事件起きてますから」
桜花「なーな、そんでウチのこと思い出したん?」
リュー「思い出す…ねぇ…。…思い出したから此処に来たんでしょ」
桜花「む、それもそうやな」
リュー「あのねぇ?」
蓮花「(小声)知らねーよ!私あんなはっちゃけた桜姉知らねー!」
イブ「(小声)はははっ。私もだな!」
リュー「君は変わんないねぇ…」
桜花「そう?」
リュー「あの頃と同じで、頭に桜の花のアクセサリーつけて桜色の着物姿。…で、その姿」
桜花「あっははは。ちゃんと年相応やろ?でもウチも変わったんよ?白髪から黒髪になったんやし。
でも、ウチよりあんさんの方が変わったなぁ…。背は変わらんけど、目と髪の色が若草色なんねぇ。銀色好きやったんけどな…」
リュー「うーん。俺もよく…」
桜花「あと、ウチと話してる時も『俺』と言っとる」
リュー「…まぁ、ね」
桜花「その方がカッコいいけどな」
リュー「…」
会話内容からして、幼馴染みか?…えーでもなー?
「…」
蓮花「…ん?」
…しゃがんで様子見てたら、誰かに背後から服引っ張られてる気がする。
蓮花「…あっ」
背後にいるのはヒカルと夕陽。私のすぐ後ろにいたのはフィル。
フィル「邪魔しちゃ、だめなの」
蓮花「むー…」
夕陽「一体何をしているかと思えば…」
ルル「えー」
ヒカル「…イブ先輩、貴女の弟から苦情が来てます」
イブ「そうなのか?」
夕陽「お前も何をしてるんだ?」
蓮花「だってさー…なんか桜姉の様子が最近変だなと思ってさー」
夕陽「…」
蓮花「あ、はい、あの言い訳してごめん。謝る、うん、謝るから兄召喚だけは…」
夕陽「…あの、悪いな…」
蓮花「え?」
夕陽「……いや、その。…すまない」
蓮花「…え?」
…ハッ。何か背後から嫌な気配が!と思った次の瞬間には私の足は地面から浮いていた。
桃千「蓮花ー!」
蓮花「ギャ――ッ!!」
牙月「…」
ヒカル「うわぁ…」
夕陽「…約一時間程の交渉の結果、ルームFに連行するまでの間だけそうすることになった。だから我慢してくれ」
蓮花「やだやだやだー!無駄に力強いからやだー!兄ちゃんとかルル先輩とかイブさんとかの方が良いー!」
牙月「ほう?」
桃千「えーお兄ちゃんショックー。でも離さない」
蓮花「やーだー!」
夕陽「……。(小声)…次の休みでお前の好きな場所に行ってもいいぞ」
蓮花「なぬっ!?」
牙月「あ?」
「お前の好きな場所に行ってもいい」っていうのはつまり翻訳しちゃえば「デートしてやろう」と夕陽なりの言葉で言ってることになる!むむむむむ…。
蓮花「…うぬぬぬぬぬ…。うーんなら我慢する」
夕陽「ああ。あとできればこの狼どうにかしてくれ」
牙月『グルルルルルル…』
うわぁいつの間にか兄ちゃん狼化して夕陽に噛み付いてる。
あとよくポーカーフェイス保てるね夕陽、凄いねそこまでいくとなんか羨ましくなってくるよ。
桃千「いい加減に認めてあげなよー」
牙月『いくらお前でも断る。絶対阻止する妨害してやる』
桃千「えー」
蓮花「むー。兄ちゃん兄ちゃん、許可してくれないとー」
牙月「よし認めてやろう小僧ただし特別にだ」
夕陽「急に態度変わったぞ」
ルル「なんて言おうとしたの?」
ヒカル「…『暫く口利かない』と」
フィル「蓮花のお姉ちゃん、もうお兄ちゃんたちの邪魔しない?」
蓮花「んー…やっぱり気になるけど、でももうしない」
フィル「じゃあ、フィと約束ね」
蓮花「うん、約束」
…それにしても、桜姉とリュー。…どんな関係なんだろ。
なんていうか…いや、詮索はやめておこう。そっとしておいた方が…良いよな。
(リューside)
リュー「もう行ったみたいだね」
桜花「みたいやな」
あの子達、俺達の様子が気になったみたいで今日は俺の後をついてきたみたい。
そうなるだろうなとは考えてたから別に驚かない。
リュー「さて、桜花」
桜花「何?リュミエール」
リュー「俺を呼び出したのは一体何かな?」
桜花「最初から分かっとる癖に」
まだ花の咲いてない桜の木。でも今年は開花時期が早いらしいから、咲かせるのはもうじきかもね。
桜花「ウチなぁ。桃千と違うて婚約者はおらんのよ」
リュー「おや、それは意外だね」
桜花「理由はな。ウチ、ずっと待ってたんよ、あんさんとまた会えること」
リュー「…凄い根性だね」
桜花「誰かさん死んで何百年待って、んでその幽霊状態の誰かさんと婚姻したんの誰だと思ってるん?」
リュー「…そうでした」
桜花「これでも努力したんよ?あんさんにウチやと気付いてもらえるよう、あの頃に近付けたの」
リュー「…俺は何もしなかったというより、その逆だったんだけどね」
桜花「ウチの目は誤魔化せへんよ。元『シャドウ・トワイライトこと氷雪銀零』はん?」
リュー「ははっ。やっぱり君は凄くて敵わないね。元『雪狼の魔女、氷雪桜子』さん?」
最初の僕。前の俺。今の俺。
「今の俺」になってから、以前のことを忘れたことはない。
勿論…「僕」が唯一、一人の男として愛した人のことも。
桜花「…どう?また、ウチと…」
リュー「…夫婦になってほしいって?」
やれやれ…俺が婚約者になったら、蓮花と夕陽とブレイズがどう反応するかな。あの子達のの反応は手に取るように分かるから、考えたらちょっと笑えてきた。
隣を見たら、不思議そうな顔で俺の顔をじっと見ていた。
リュー「…断るつもりなら、今日ここには来なかったよ」
そう言ったら今度はパアッと笑顔になる、この数分でころころと表情が変わる様子に思わず口元が緩む。
そうだな…。
桜花「じゃあ、またウチと…。…ん?…ウチの右手取って、んで片膝ついて…何してはるん?」
リュー「一応、元騎士だからね。殉職した騎士だけど」
桜花「うん?そういやそうみたいや……なっ!?」
フィルに読ませた絵本にあったのを思い出して、やってみた。
桜花「なっ…なななななっ…!?」
リュー「あははっ。そういう面も変わらないねー」
桜花「ななななんで手のここっ甲にキキキッキスし、ししっ…!?」
リュー「いやー反応が面白くてつい」
桜花「ウチの反応で遊ばへん!もー…。…結局、答えは何?」
リュー「うん、…喜んで」
桜花「…ん」
…その後。案の定、三人は俺が思った通りの反応をしていた。




