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月の下で  作者: 梅木しぐれ
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 なんで、こんなことを今思い出したのか。

 それは、目の前にいる彼女のせいだ。




「久しぶりね、佐藤 悠真くん」とベッドの端に座る彼女に、仕事から一人暮らしの自分の家に帰ってきた俺は理解できずにいる。そもそも彼女、後藤 真希が俺の部屋にいるわけがない。

「あら、私のあまりの美貌に言葉も失ったのかしら?」

「いやいや、ちょっと待って?なんで?なんでお前いんの?」

 本当になんでいるの?もしかして俺今日、鍵閉め忘れた?まず、彼女に家を教えた記憶はない。もしかして、母さんが彼女に教えたのか?

「待っていてあげるから、とにかく着替えてきたら」

「なんで家主より偉そうなんだよ」と返事をして、彼女の言う通りスーツから動きやすいスウェットに着替えた。

 そもそも、あの話し方はなんだよ。昔はあんなお嬢様口調でもなかったのに。学生の時に拗らせなかったから今拗らせたのか?




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