勘違いから起きたこと
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
恋愛です。R15です。ちょっとヤンデレ入ってます。
苦手な方、ご注意下さい。
「あ? 何、聞こえないんだけど」
普段何処か飄々とした顔は也を潜め、彼は目をギラつかせながら返答した。鋭い剣士が剥き出しとなり、一瞬にして怒りを露わにする。そこに余裕なんか無かった。感情で殴り付けるような、荒々しさがあった。
でもこっちも負けて居ない。このまま呑まれていては何一つ解決しない。私だって戦う。
「もう別れるっつったの!!」
意を決した絶叫だった。喉が枯れる程の大声に、思わず咳き込む。目にはほんのりと水が貼っていた。それを無理矢理拭い去るようにして、相手を睨めつける。
彼の目にハイライトは無かった。あるのは闇だった。
「そ。お前がその気なら俺も我慢しないわ」
淡々と押し倒された。大口を開けて、まずは喉元目掛けて噛み付いた。ズブズブと抉り込んで来る硬い感触に、思わず真っ青になる。血が出る一歩手前まで、それは続けられる。思わず声が出そうになって、彼の額目掛けて手を伸ばす。無意味な行動になってしまったけど。
伸ばした手はあっさりと彼に絡め取られ、ベッドに縫い止められた。男の力をフルに使って、動けなくさせると、次は鎖骨目掛けて唇を近づける。今度は唇を閉ざしたまま。そっと皮膚の薄い部分に触れる。安心したのも束の間、すぐに音が出るほど吸い付かれ、鬱血痕を一つ残す。
「撤回するまで、この白い肌に噛み跡と、痣が増えるよ」
「やだ.......」
「やだじゃない」
瞳に光は無い。虚ろなまま。表情は背筋が凍る程怖いが、手つきも荒々しくて怖かった。乱暴にされて、道具のように扱われて、ただただ痛い。
何時もは半泣き状態になると、からかいながらも身を引いて、触れ合うだけの愛撫へと変化するのに、今日はそれが無い。だから尚のこと..............。でも撤回したくは無かった。嫉妬深い事は百も承知だが、引き下がりたくはない。
「君が悪いんじゃん.......。内緒で何処行くのかと思ったら、女の人と楽しそうに歩いてて.......」
そう、デートの約束不意にして、行先も秘密で彼は出かけた。予定が空いたので、一人でアパレルを見に来た時だった。見知った顔が素通りした。綺麗な女人と連れ添って歩く姿は間違いなくら彼だった。気の所為かも知れないが。私と居る時よりも楽しそうだった。それが尚のこと悔しくて、怒りに石炭を焚べる。
しかし彼の方は一度虚を付かれた顔をして、不意に唇を奪ってきた。ご丁寧に両頬を抑え付けたまま、唇を同士を合わせて、舌を捩じ込む。固まっている舌を見つけ出すと、音を立てて巻き付けてくる。
「ふぁ..............ぅう」
口の端から唾液が垂れようが、意識が朦朧としてだらしない顔になっても、その行為は続けられた。漸く満足したのか、空いた口から舌を引き摺り出し、口を拭ってからにやっと笑った。
「その女に妬いてるの?」
「応える義理とか無いでしょ」
黙ってろ浮気野郎。そう言う事は、新しい彼女に向かってしろや。
そう思って軽蔑の視線を投げかけても、彼は気にした様子もなく、吹き出したように笑い出した。気が付くと、目の光も戻っていて、何時もの掴み所がない、飄々とした表情に戻っている。その事に安心感を覚えている私は.......。
「男だよ、そいつ。僕より先に彼女がいて、センスも良いから付き合って貰った。君の可愛ーい服、選んで貰うため」
体の中に私をすっぽりと包み込むと、私の顔の真横に自分のを置いて、愛おしそうに、擦り寄ってくる。気に入りのぬいぐるみにでもするように。ただ一つ違う事が。時々揶揄うように、耳元に息を吹き入れてくる。耳元が弱いことを見越しての、彼の仕返し。
「う.......そんな事一言も」
「サプライズだったからね。で、僕に言うことは無いの?」
耳の外殻を舐めながら、甘ったるく囁いてくる。きっときちんと言葉にするまで続けるつもりだろう。私は真っ赤になりながら、口を開く。
「勝手に勘違いして、ごめんなさい」
「ん、良いよ。続き、もちろん付き合ってくれるよね?」
胸元を掴むと、ぐっと顔を近づける。きっと逃げる事は出来ないのだろう。
『ちょっと追加の話』
「で、お前は何時になったら髪切るの?」
「しばらくは切らないかな?」
「そ、あの子が勘違いするから、なるべく早くお願いね」
何か書きたいなー。ソワソワ.......。
とか思いながら出来た小説です。
余りにも突発的過ぎて、登場人物の描写がめっちゃ疎かです。他も色々拙いですが。
皆さん、ヤンデレお好きです?
私は結構好きです。向ける愛情に一抹の嘘もないじゃないですか。あぁいうの大好きです。
あれくらい清々しく生きたい.......。
あと一人称変わるキャラ!!
素が出ると口調が変わるキャラ大好きです。
(好きなゲームで実装されなかった恨みを此処で晴らす)
気が向いたら男の子と、彼氏さんの会話集だけ出すと思います。コマ開けて。
『追伸』
少しだけ会話を入れました。
以前から入れる入れる詐欺やってたので、自分への言い訳として.......(;´Д`)
『えーこんなもん?』とか思われた方、ご最もでございます。
故にべらぼうに躊躇います。
それでもいい方のみ、あまり期待せずお覗き下さい。