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異世界で魔法が使えない少女は怪力でゴリ押しします!  作者: にんじん


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最強ビーストテイマー策略


 「俺はどんな拷問を受けようが何も話さないぞ」



 『青天の霹靂』に捕まったブラオは、騎士団所で取り調べを受けていた。



 「ライスフェルト所長、どうしますか?」



 ブラオの取り調べは騎士団所の所団長であるアイゼンバーンが行っていた。



 「『殺死団』のブラオは最強のビーストテイマーだ。あの英雄ランクの黒狐王をテイムしているのは有名な話だ。アイゼンバーン油断をするな。コイツには何か秘策があるから何も話さないのだろう」


 「お!さすがシュテーネンの騎士団所の所長を務めるだけの男だな。俺が秘策を持っているのに気づくとは」


 「ブラオ!何を企んでいるのだ」


 「ガハハハハ・ガハハハハ。俺を王都に連行したのは失敗だったな。どうやって黒狐王を倒し、俺を捕獲したかはわからないが、すぐにあの場所で俺を殺すべきだったな」



 ブラオは私との出来事を恐怖のあまり記憶から消し去っていたのである。ブラオには最強種のヴォルフ族を背中に担ぎ、英雄ランクの黒狐王を簡単に退けた私を、世界を支配しにきた魔王だと勘違いして、記憶から私のことを消し去ることで意識を取り戻すことが出来たのである。



 「どういうことだ!」


 「イーグルネイルのことは何も話すつもりはないが、これから王都に降り注ぐ最悪の出来事なら教えてやろう」


 「王都に何が起こると言うのだ」


 「俺は世界最強のビーストテイマー、しかも独自で開発したテイマー技術によって自分よりも格上の魔獣すら使役できる超有能なテイマーだ。俺が開発した他人の魔力を勝手に契約するオレオレテイムによって、黒狐王だけでなく、モォーモォー山のNo.2であるホワイトスネークキングNo.3のビックタイガーライオンの仮テイムに成功したのだ」


 「なんだと!あの牛牛王よりも凶悪なホワイトスネークキングに、恐怖の大王ビッグタイガーライオンまでもテイムに成功したのか」


 「ガハハハハ。ガハハハハ。恐るがいい、恐怖するがいい。お前達の運命は尽きたのだ」


 「アイゼンバーン、狼狽えるな。それが本当かどうかわからないぞ。もしかしたらブラフかもしれない」


 「俺が嘘を言っていると思っているのか。それならそれでいいだろう。明日だ。明日にはモォーモォー山から大食漢ホワイトスネークキングと恐怖の大王ビッグタイガーライオンがたくさんの魔獣を引き連れて王都を襲うであろう。俺はその動乱に乗じて逃げ出してやる」


 「所長!どうしますか?」


 「俺から陛下に連絡をしてくる。お前は俺が戻ってくるまでこの事を誰にも漏らさないようにしておいてくれ」


 「わかりました」



 ライスフェルト所長は、お城には向かわずに冒険者ギルドへ向かった。



 冒険者ギルド内にある秘密の部屋にて。




 「ライスフェルト所長・・・ではなく、ヴァイス様、こんな夜更けにどうしたのですか?」



 ライスフェルト所長は、実はイーグルネイルの『殺死団』の1人ヴァイスであった。



 「アベリア、ブラオが捕まった」



 そして、冒険者ギルドの受付嬢のアベリアは王都の盗賊ギルドマスターであった。



 「えっ!最強テイマーのブラオ様が・・・」


 「そうだ。『青天の霹靂』に捕らえられたようだ」


 「すぐにブラオ様を救出しなければいけませんね」


 「そうだな。そのことでお前に伝えておくべきことがあるのだ」


 「お聞かせください」


 「ブラオは、モォーモォー山の魔獣をテイムして王都を襲撃することした。俺たちはその混乱に乗じてブラオを救出するぞ」


 「わかりました。でも、王国軍によって魔獣を退治される可能性はないのでしょうか?」


 「それは問題ない。俺はこの件に関しては王にも冒険者ギルドにも報告するつもりはない。少しでも対策を講じられれば失敗する可能性もあるからな」


 「確かにその通りだと思います。急に魔獣に襲われれば王国軍でも対処は難しいでしょう」


 「明日の昼には魔獣達は到着する予定だ。お前はできるだけ有能な冒険者達を王都から遠ざけるようにしろ」


 「わかりました」


 「明日は面白いことになりそうだな」



 ヴァイスが秘密の部屋から立ち去ろうとした時、アベリアは大事な事を思い出した。



 「ヴァイス様!お待ちください。実は先ほどお城から極秘情報を入手しました」


 「極秘情報だと」


 「はい。アーベン様やナイトバード様を倒した冒険者がわかりました」


 「本当か!」


 「はい。『黒天使』という冒険者によって倒されたそうです」


 「『黒天使』・・・聞いたことのない冒険者だな」


 「はい。正体は不明なのですが0の少女とお友達らしいので、0の少女を捕まえれば詳しい情報が手に入るのではないでしょうか?」


 「0の少女の居場所はわかるのか?」


 「もちろんです。今日はブランシュ王女に会いに来てるそうで、そのままお城で泊まると聞いております」


 「そうか。すぐに俺が0の少女を捕まえて『黒天使』の情報を全て吐かせてやる」



 ヴァイスはお城へ向かった。



 「ハツキちゃん、本当に大丈夫?」


 

 私はケーキの食べ過ぎでずっと苦しんでいた。



 「今日はゆっくりと休んでね」


 「う・・・・う・・・・・」



 私はブランシュに部屋を用意してもらってお城で泊まることになった。

 

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