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仲間が増えました




「次はあなたね」



私が次に視線を向けたのは、白虎の女の子



私が彼女を見ると、彼女は耳をぴくんと動かした



「あなたは…」



白と青が基調の着物のような服に、青からだんだんと毛先に向かって白銀になっている髪…


そして、マリンブルーの瞳は、どこか月を連想させた



「…うん、決めた。あなたは、“ルナ”」



「“ルナ”…?」



「そう、ルナよ。月という意味を持つの」



ルナはそれを聞くと、緩やかに微笑んだ



「…気に入ったわ」



すると、ルナの体が、コウと同じ様に淡い光に包まれた



「…もしかして、コウとルナの体が光るのって…」



私が呟くと、フラウが頷いてくれた



「はい!妖族は、名付けをされて、その名前を気に入ると、より強い力を得ることができるんです」



「そうなのね…」



ルナとコウを見ると、ルナは微笑んでくれたけど、コウはプイッとそっぽを向いてしまった



…けれど、彼の尻尾が緩やかに揺れていることから、いやがってはいないことがわかった



「…ふふ、よかった」





私は次に視線を移した



「次はあなたね」



「は、はい…」



次は人魚族の女の子だ



宵闇のような深い青い髪に、明るい青の瞳…



尾びれは綺麗な水色だった



彼女の名前は、比較的すぐに思い付いた



「あなたは“マリン”。アクアマリンのマリンよ」



「マ、マリン…ふふ、素敵な名前ですね!」



人魚族の女の子…マリンも名前を気に入ってくれたようで、微笑みを浮かべる彼女の体は直ぐに淡い光を放った



「さて、と…」



最後の二人に視線を向けると、彼らも私の方を見ていた



確か、氷の精霊と、風の精霊…



氷の精霊の男の子は、白銀の髪に、綺麗な朱色の瞳を持っていた



風の精霊の男の子は、淡い緑の髪に、深みのあるエメラルドの瞳…



少し考えてから、私は彼らに名前を告げた



「…あなたたちは、“グレイシア”と“ゼファー”よ」



「“グレイシア”…?」



「“ゼファー”…?」



瞳を瞬かせる彼らに、私は笑みを向ける



「そう。氷の精霊と、風の精霊なら、ぴったりの名前だと思わない?」



氷河の意味を持つ“グレイシア”と、希望の西風の“ゼファー”…



彼らは顔を見合わせると、笑ってくれた



「あぁ、いいぜ」



「気に入ったよ、マスター」



彼らの体も光を放ったことで、気に入ってもらえたことがわかったため、ほっと息をつく



すると、一気に名付けしたためか、くらりとめまいがして、体が倒れる



それを助けてくれたのは、コウだった



「…大丈夫か」



「コウ…?」



コウはひょいと私を抱き上げると、ベットに寝かせてくれた



「無理はするな」



そういうと、コウは私に背を向けてベットに背を向けて座った



他の精霊たちもどこか心配そうに私を見ているので、なんだかくすぐったい気持ちになった



「…ふふ、ありがとう、みんな」



そんな私を見ていたアレンとレオンはー…



「…こりゃ、新人に早速役目を取られたな?」



「ですね…まぁ、姫様を守るなら、人数は多い方がいいですから」



「…まぁ、それはそうだな」





そんな会話二人の会話を、私は知らない








仲間が増えました


(これからよろしくね)

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