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廃れた世界のプレイヤー  作者: 春夏 冬
7章 ダンジョン
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イースサイド23

うーん、大分罠エリアに敵側も慣れて来たみたいだ。


というかその罠を解除して道具作ったり、それを皆に渡されてるのがキツいなぁ。


まあ敵を倒すと道具を手に入れる事が出来るけどこっちの方が強いから相手が常に物資不足だったのに大分解決されちゃったよ。


まあでも良いか。


これで決めるからね。


毒ガスだー!


ふっふっふ。


この毒ガスは毒系の魔物から入手した毒を使ってそれを魔力を使って気化させ、ビンの中に入れたものだ!


え?毒ガスを元から魔力で出せば良いって?


………忘れてた。


まあでも魔力の節約って事で結果オーライだよ。


うん、そういう事にしておこうり


それにこの毒ガスはかなりの強さな筈だ。


鹿さんがそう言ってたからその筈。


試した事ないから分からないけど。


ダンジョン内は密室だから一気に殺せる筈だ。


何故窒息しないかは聞かないでおくれ。


さて、それじゃあ魔物全員に退避命令を出して、スタートだ!

………………

…………


シューーー


ダンジョン内にその音とその毒特有の匂いが立ち込めた。


「うっ、何だ……」「ぐっ……」……


そしてダンジョン内の人は次々と倒れていった。


よし、良い感じだ。


このまま全滅まで行くぞー!


そう思ってたんだが、


「えー……嘘でしょ」


モニターの中には熟睡している人が。


これ睡眠薬だったんだ。


いや、確かに強力な毒とは言っても別に神経毒っていう訳じゃないのは分かってたけど……えー……


その後この毒ガスが消えるまでに2日程掛かった。



残り47113DP


撃破数 342人 死者 76人


使用ポイント 0DP


合計 

総死者数 6746人

総撃破数 66118人

総ポイント 47455DP(+342)



12日目


漸くダンジョン再開だー!


うん、かなり待った。


いやー、睡眠薬抜けるのに何日掛かるの?


まあダンジョンだからって事もあるだろうけど長いよ。


もう毒ガス作戦は無しだ。


で、その期間の間に結構人間側に進まれた。


というのも耐性スキルと仙力を使う事で、かなりキツそうだったけど進んでたんだ。


まあ正確な事は分からないから()()()()()()()()()()()が分からないけど、まあそれは今はいい。


その間魔物が居なかった事から物理攻撃不可の場所まで来てね。


うん、かなりやばい。


まあでもそこからだったら魔物側も参戦出来るからそれほど大きな痛手ではない。


まあもうデバフエリアに入る事はもうなさそうだけど。


それと作戦についても大分考えれた。


まあその分ポイントは使ったけどね。


このエリアでは術を中心に使ってる人しか行けない。


だからそれならではの作戦だ!


このエリアは間接的な物理攻撃、または術は効く。


しかし相手はそんな事知らない訳だ。


だからそれらに属する罠を仕掛ければ良い。


しかもそれが物理攻撃である事だと、悟らせないように。


そうすれば相手は様々な事を試すだろう。


暫くはそれで時間を稼いで、殺していける。


で、その作戦っていうのは、すばり「疑攻作戦!」


まずこちら側が攻撃するとする。


それを例えば術を拳に這わせたりして術の攻撃だとする。


でも相手はそれは分からない訳だ。


罠にしても落とし穴とかも間接的なものに含まれるからそこに針とかを設置すれば、うん、良いね。


とまあそんな感じでこのエリアはやって行こう。

………………

…………


今の所良い感じ。


因みに三階層にはもう誰も居ないね。


「イースさん、気付かれました!」


え、もう!?


「というかレインさん?でしたっけ、と、ケイさんが来てます!」


「ええ!?………やばいかな」


「そうですね、二人の指示もあってどんどん進まれています」


最初は数百とかのチームが居たけどもう大分少なくなったしなぁ。


それでも多い事には変わりないけど。


「イースさん、物理攻撃不可エリア、突破されました」


まずいまずいまずいまずい!


これはやばいよ。


『えー、D班全班に告ぐ、現在ケイ達の管理が行き届いていない西部のチームの殲滅を』


『『『了解しました!』』』


「え、でも反対の東部にも」


「そこには僕が行く」


「でも!」


「敵もリーダーが出て来た、それならこちらも決めに掛からないとだからね」


「……分かったわ」


「それじゃ、指示頑張ってね」


さて、それじゃあ行きますか。


転移!

………………

………


そこには何もなかった。


元々そこにあった筈の人々は消え去り、そこには一匹のスライムが。


「血筋の影響かな?こうなる事はなんとなく分かっていたけど」


そう呟き、佇んでいた。


テッテレ〜

『イースは種族固有スキル、固有スキルが重複した為、新たなスキルの種類を生み出した!』


そのスキルの名前は魂源スキル。


種族固有スキルはその種族だけのスキル。


固有スキルはその魂自身のスキル、または突然変異等によって手に入れたその者固有のスキル。


そしてこの魂源スキルはその両方を兼ね備えた種族に進化する事で入手出来る。


突然変異に近いものではあるが、これはそれとはまた別の異質なものである。



ステータス


名前 イース

性別 男

種族 中級叡魔喰闘念体グラトニクスウィズダムスライム(幼体)LV1

状態 普通

生命力 107/107

魔力 13221/13221

スキル

酸性生成LV4 粘体触手LV4 魔力精密感知LV4

精神統一LV4 魔力精密操作LV5 見切りLV3

回避LV3 創造魔法LV6 危機感知LV1

鑑定LV3

耐性スキル

倦怠感耐性LV6 激痛耐性LV2 気絶耐性LV3

魂源スキル

叡知なる暴食者

称号

賢者 魔王 災罪の種火



「さて、それじゃあ戻ろうか」


そう呟いて、彼は転移した。

…………………

…………


「現在の状況は?」


「えーっと、術系エリアに入ってから正確にどちらが出口かを調査して順調に進まれています」


「これはやばそうだね」


「サイル……あれ?そういえば………」


この対戦のこちら側のクリア条件は、人間側を全滅させる事。


………これサイルも殺さないとじゃん。


まあでも今はいいか。


「ん?どうしたの?」


「いや、何でもない」


さて、そんな事よりも術エリアの突破の前にちょっと彼らには戦って貰おうか。



残り47455DP


撃破数 57943人 死者 16079人


使用ポイント 46000DP


合計 

総死者数 22483人

総撃破数 124061人

総ポイント 59398DP(+11943)

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