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廃れた世界のプレイヤー  作者: 春夏 冬
1章 始まりの森
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初テイム

それぞれのスキルを試してみた。


まず、変質スキルは魔力に使うことが出来たけどまだまだレベルが足りないね。


変質出来る魔力が少なすぎる。


だけど、爪を固くしたりも出来たから後々かなり役立ちそうだね。


因みに魔力は変質させると物質になったり火になったり水になったりした。


硬さは魔力を集めて硬くするよりも調整できるしコスパが良い。


まあ、限界まで硬くしてもそんなにめちゃくちゃ硬いって訳ではないんだけどね。


あんまり考える必要がないけど、集中力と魔力操作のレベルが必要だ。


そして魔狼砲は試してみたけどヤバイくらい使える。


使い方は息をするように理解しなくても出来て、砲撃の太さ、消費魔力量、威力の全てを完璧にコントロール出来た。


威力としては最大限の魔力を込めて細く圧縮して放った時、木を10本くらい貫通してやばかった。


あの時はマジで興奮したなー。


けど体が分かっていてもやっぱりいきなり進化前の体と違うことをしたからか、とても疲れて動けなかった。


倦怠感が襲ってきたこともあっただろうけどね。


でも体も回復してきたし、この先を進んで行きますか!


すれ違う魔物に浮かべて、変質させ続けている魔力の塊を当てたりして進んで行くと。


テッテレ~

『レンのレベルが2になった!』

『レンの変質スキルのレベルが2になった!』


子狐が現れた。


その子狐は鳥に襲われて後もうちょいで死ぬかというところだ


そこで俺は……子狐を助けることにした。


いつもの俺なら無視をして通りすぎたりするが、森を進んでいる間に気になる事があったため、その事実を知るためには良い機会だったからだ。


俺の気になった事は、自分で新しいスキルを生み出せるのかだ!


結構前にスキルは可能な技術とそのレベルの目安と俺は考えた。


スキルの説明の時に自分で鍛えてレベルを上げてって言ってたし。


それってすなわち新しい技術を生み出したらスキルも手に入れる事が可能という事だ。


けど、思い付いた技術(スキル)が相手が居ないと出来ない物だったため出来なかった。


まあ、実際その技術(スキル)があるかどうかは知らないから、無さそうってだけなんだけどね。


それとついでにこの子狐を飼えれば良いなって考えているし。


俺は動物は結構好きなほうだし、俺の住んでいる家はペット禁止だったから、このゲームではペットを飼ってやろうと思っていたから丁度良い。


っていうわけでこの機会は絶好のチャンスなんだ!


そう考えている間に子狐がピンチになってる。


じゃあ前々から考えてたスキル、念話をやってみますか!


まずはこの子狐の思念がある電気信号を人体構造を参考におおざっぱな位置をだし、電気信号を見つけ出す。


自我がはっきりしてないのと体が動かないことによって思念が早く見つかった。


体が動かないならもう止めを刺されているのでは?


そう考えるだろうが幸い?この鳥は子狐をいたぶって楽しんでいるのでまだ子狐は死んでない。


だが、子狐の思念を見つけたとしても電気信号なので読み取ることは出来ません。


今から電気信号を解読してたら間に合わないね。


というか解読なんて出来るかも分からないし。


なら、どうするか………その答えは自分の脳です。


魔力で電気信号を自分の脳の思念のある場所に道を作って流れを作り、自分の脳に電気信号を送り込み、読み取らせる。


すると、

『助けて……死にたくない』


おお、成功した。


それにしても声が女性の声だな。


電気信号でそこまで再現出来るのか。


凄っ!


テッテレ~

『レンは念話スキルを生み出した!』

『レンは念話スキルを手に入れた!』


けど、この念話結構魔力使うなー。


特に電気信号の通り道を作るのがね。


必要な時意外は使わないでおこう。


いろんなアナウンスがあったけどそんなことはおいといて。


相手である子狐が理解がし易いように簡潔に。


『俺に従えば助けてやる』


『従うから助けて!』


答えられるのは一瞬だった。


正直こんなに知能があるとは思わなかった。


けど戸惑ったのは一瞬で、次の瞬間子狐の前に

飛び出し、そしてこう思った。


良い奴を手に入れた。


だがそれは直ぐに頭の隅へとやり、空にいる鳥を討つために魔狼砲を撃ち、殺した。


そしてここで重大な事に気づいた。


子狐を回復する手段がなーい!


とりあえず魔力を変質させて自己治癒能力を活性化させて、傷を少しずつ癒した。


回復魔法なんて初めてやるからよく分かんないけど上手くいって欲しいなー。


テッテレ~

『レンは回復魔法スキルを手に入れた!』


3時間後………


テッテレ~

『レンの回復魔法スキルのレベルが4になった!』


はーー、漸く傷が全部癒えたな!

時間かかったわー!


それにかなりこの回復魔法効率が悪いから別の手段考えないとだなぁ。


それにしてもやっぱり狐って可愛いねー。


とりあえず話かけてみるか。


『大丈夫か?』


『大丈夫です』


大丈夫みたいだね。


けどこの子狐頭良いけど自我は芽生えてないな。


自分が何をしたいか、そういった欲がない。


感じられない。


本能に忠実な周りの動物とは違うが、自我がないから機械みたいだなー。


まあ、生存本能はあって死にそうになった時には焦りも感じられたし、大丈夫だろ!


『お前は今日から俺の配下だ。』


『はい』


テッテレ~

『プレイヤーで初の相互の繋がりが感じられた為、テイムスキルを解禁されました』

『レンはテイムスキルを手に入れた!』


おおー、やっぱりテイムスキルもあったか。


それにしても相互の繋がりって何だ?


うーん、上下関係?


まあ別に何でも良いけど。


ん?っていうかテイムによってシステム上の繋がり?が出来てるみたいだ。


システム上の繋がりと言っても俺が魔力で作った道と同じものだけどね…………技術(レベル)が段違いだけど。


例えるなら俺が作るのは獣道、システムはしっかりした道って感じかな。


流れを作るには魔力が必要だけど、それもそんなにかからないし、使いやすくなったなぁ。


ステータスを見てみるか。



ステータス


名前 レン

種族 下級魔狼LV2

状態 普通

生命力 29/29

魔力 2/30

スキル

集中LV5 魔力感知LV5 魔力操作LV5 観察LV3

変化LV3 爪術LV3 噛みつきLV1 避けLV2

予測LV1 変質LV2 念話 NEW テイムLV2 NEW

魔法スキル

無属性魔法LV1 火魔法LV1 NEW

水魔法LV1 NEW 回復魔法LV4 NEW

耐性スキル

痛み耐性LV2 疲労耐性LV3

種族固有スキル

魔狼砲LV1

称号

PK PKK ジャイアントキリング

テイムモンスター

子狐



お、テイムモンスターの項目が増えてるな。


あれ?なんで念話にレベルがないんだ?


念話

新しく生み出されたスキル。

魔力操作が上手くなれば聞こえやすくなるだろうが、それは念話が上手くなった訳ではない。


なるほど。


つまりはこのスキルは魔力操作の応用だから魔力操作が上手くなれば自動的に上手くなるってことだから、レベルが必要ないってことか。


さて、子狐も助けたし、進んで行きますか。

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