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廃れた世界のプレイヤー  作者: 春夏 冬
7章 ダンジョン
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ケイサイド15

5日目


さて、昨日はあの状態異常エリアの突破をしたけど今日はどうしよう。


うーん………今日はいいかな。


あの攻略もプレイヤーを管理する役割の人少なくなったせいで結構迷惑掛けちゃった訳だし。


そうのんびりと今日する事について考えていたのだが、事は突然起こった。


「おい、開けろー!!」「教えろー!!」……


彼らは扉をドンドンと叩き、そう大声でこちらに訴えていた。


「おお、なんだ?」


「いきなりどうしたの?この声」


「とりあえず話を聞いてみよう」


そう考え、俺は扉を開けた。


うん、ところで皆さん絶対ここで疑問を持ちましたよね?


はい、俺達は三人で同棲してます。


家の数が少ないという事もあって一つの家に数人が暮らすという事は一応ここでは普通何だけどさ、流石にシズクも一緒っていうのはどうかと思うでしょ?


俺もそう思う。


だけどシズクは「私は二人なら信用出来るから」って言ってね。


そういう問題以前に俺達の心の問題もあるんだけどなぁ。


まあそういった訳で同棲中です。


うん、これ以上は聞かないでくれ。


ガチャッ


「あの、何ですか?」


「ああ?何だじゃねぇんだよ」


「こちとら攻略頑張ってんだよ」


「なのにお前達が攻略に便利な方法を秘密を隠してるっつう情報を聞いてな」


「その情報の開示を求めに来た訳だ」


「「「そうだそうだー!!」」」「「ずるいぞー!」」


これってもしかして………あの薬?


あれ別に秘密にしていた訳じゃないんだけど。


まあその製法を教えれば良いか。


使う時に後悔しても俺は知らないよ?


そう思いながらその薬の製法を教え、パトロール的なものはライとシズクに任せた。


この世界?まあイベント中の世界だから合ってるのか。


この世界では仕事制度は無いけど食堂システムはある。


レインさんを中心に数百人位の人が狩って来た魔物を料理している。


そしてその魔物の狩れる数は毎日によってかなりまちまちで、少ない時はマジで少ないんだけどその分貰える肉等のものはかなりの量だ。


うん、多分これバランス調整だね。


圧倒的に魔物は数が少ないのに強い。


これじゃあ人間側が飢え死ぬって考えたんでしょう。


大分無理あるけど。


で、それは無限収納って機能で保管される。


その無限収納からレインさん達の無限収納に移され、それが料理に使われる。


で、それを全人間プレイヤーに配給してるって感じだね。


だから勿論一切働かない人も出て来る訳だ。


すなわち率先してダンジョン攻略を頑張ってる彼らは言動は結構あれだけど良い人なんだ。


ダンジョン攻略は危険だし迷うしで何日もそこで暮らす人も結構多いんだけどね。


因みに配給はそこでも届くみたい。


更に言えばプレイヤーの管理なんて俺みたいな立場じゃなかったら経験値も仕事じゃないから稼げないしでかなり辛くて殆どの人がして無い。


だから俺達は非常に攻略に出づらい。


まあでもやれる時には頑張ろう。


因みに実演する為にあの薬を作るのは地獄だったのは言うまでも無い。


うん、もう二度と使わない。


はあ、何でこんな薬があるんだよ………。



残り20353SP


撃破数 354人 死者 976人


使用ポイント 200SP


合計 

総死者数 23627人

総撃破数 2407人

総ポイント 20607SP (+154SP)



6日目


うん、何人かがあのエリアを突破したみたいだ。


え?クレーム?


そんなのバンバンチャットに来てるよ。


悪い事したなーとは思ってるけどまあ便利だし許して?


さて、それで今日はいくつか新しく出来たらしい生産職の人達の店?を見て行こうと思う。


まずは服屋からだね。


服屋は文字通り服を売ってる店で、魔物から出てくるアイテムの毛皮を使った服を売っている。


この服初期の服と全く同じなんだよね。


防御力とかも皆無。


だからこの服を使えば多少は上がります。


因みに貨幣制度が無いから物々交換なのは変わらない。


さて、次は武器防具屋。


これは魔物が落とす武器を売ってる。


まあ大抵は壊れたものを回収して鍛冶をして治して売ってるって感じなんだけどね。


え?鍛冶台?


うん、便利な店になりそうだし買ってあげた。


因みに店主はマイル君だよ。


うん、まあ普通だよね。


今日開店したばかりなのに大分繁盛してる。


服屋はまあ防御力が上がったと言っても結局服だしそこまでではない。


うん、それだけ言っておこう。


さて、最後はこれまた凄いんだよね。


()()()


ここでは結構詳しい情報が得られるし、めちゃくちゃ便利らしい。


このイベントが始まってから少ししてから作られたみたいで使った事は無いけど攻略にはかなり役立つって。


魔物達は結構同じような襲い方をしているから対処法はー、って感じにね。


俺も今度使ってみようかな。


とまあこんな感じだね。


結構全体的にこの場所も村って言える程度にはなって来たんじゃないか?


まあ結構危ういけど。


さて、この調子で目指せ、ダンジョン攻略!!



残り20707SP


撃破数 756人 死者 1143人


使用ポイント 500SP


合計 

総死者数 24780人

総撃破数 3164人

総ポイント 20963SP (+256SP)



7日目


今日はダンジョンに入ってちょっとした実験をしようと思う。


因みに今日は一人だね。


ライ達はプレイヤー達の管理をして貰ってる。


一応ここ状態異常エリアで今回は移動速度低下なんだけど、まあ大丈夫か。


さて、それじゃあ早速やってみますか。

………………

…………


まずは壁のランダムな移動についてかな。


仙力感知!!


そうして生命力を感知して暫くの時が経った。


うん、これ通路自体は変わって無いみたいだ。


自然に動いてる人はいるけど特殊な、例えば空間ごとバーって動いてる感じの人は居なかった。


まあこれで全域を感知出来た訳じゃ無いから確定じゃ無いけど恐らくそうだよね。


っと後ろから魔物が。


避けて、斬る!


よし、一撃で仕留められたか。


お、刀出た。


じゃあ今度はこれを使ってやってみるか。


この壁の耐久度検証を。


一応事前に調べた結果では無理だったんだけど詳しい事がレインさんは知りたいみたいでね。


さて、集中。


身体強化、腕を特に集中させる。


そして目の前のものを斬る事を意識。


神仙流奥義、神斬!!


ドゴォォォォン!!


その瞬間、けたたましい音と揺れがこのダンジョンに響いた。


あー、刀は折れたか。


そして肝心の壁は無傷。


それにしてもまだまだだな。


ライさんの記憶によるとこの奥義はもっと凄かった。


対して俺の斬撃はまだまだだな。


因みにこの神斬は戦闘用の奥義では無く、素振りを突き詰めた斬りだ。


すなわちこれ実戦じゃ使い物にならない。


そしてこれは単純な威力だけなら一番の威力な筈なんだけどなぁ。


「はあ、精進しないとだな」


後の実験はまあ言う程のものじゃないから省略。


そしてその結果からレインさんに呼ばれた。


はあ、明日から大変だな。



残り20963SP


撃破数 357人 死者 924人


使用ポイント 300SP


合計 

総死者数 25923人

総撃破数 3920人

総ポイント 21120SP (+57SP)

今回は全体的に設定関連の事が多かったですね。



最近……というか結構前からその他のなろう関係の小説を読んで自分の作品について考えてます。


結論 よく分かんない。

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