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廃れた世界のプレイヤー  作者: 春夏 冬
7章 ダンジョン
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イースサイド18

ダンジョン運営開始!


一日目


ダンジョンの運営が開始した。


うん、全体的に結構ヤバい。


なんかダンジョンの設定上同じパーティーとして設定されてる人同士は同じ場所に飛ばされるみたいなんだけど、他のパーティーは別の場所。


すなわち非常に見辛い訳なんだ。


このダンジョンの運営が始まった瞬間、あの壁にいくつものモニターが現れて様子を伺ったり出来るようになっている。


一応今のところ魔物が通常人間よりも強く、更には内部構造を把握出来る事から全体的に弱いプレイヤーを配置したんだけど。


かなりそれが良かったみたい!


不意打ちとかで先手必勝を体現してる。


だから相手はまだまだ攻略には時間が掛かりそう。


ただ、現在進行形で倒されたりする者が居たりするからなるべく早めに魔物を呼び出したりしないとならないから大変だ。


マジで人多すぎだし。


だって数千人来てるんだよ?


僕達の国はもっと多いけど、全部の管理世界樹さんに任せてたから僕は完全に全員把握してた訳じゃないし。


なのにここは数千人全員を監視しなければならない訳だ。


一応罠とかは森林エリアでそういった事が得意な魔物プレイヤー達が作ってくれてる。


うん、だって使い捨てなのにわざわざ買うなんて事無理だよ。


それに戦闘が専門じゃない魔物が出て来るのも予想外だったなぁ。



残り53500DP


撃破数 943人 死者 275人


使用ポイント 3000DP


合計 

総死者数 275人

総撃破数 943人

総ポイント 51443DP (-2057DP)



2日目


うん、僕は甘かった。


マジで甘過ぎた。


だってこのイベントに参加したの全プレイヤーだぞ?


ナイトからの情報だけど人間側20万人程いるらしい。


なのに昨日訪れたのが数千人位。


しかも良く昨日の記録を見てみると半分位がダンジョンがどういったものかを観察してるように見える。


うん、担当直入に言うと一気に大量のプレイヤーが流れ込んで来てね。


今一階層が突破されました。


現在二階層の攻略がされています。


一応このダンジョンのシステムとしては突破した人だけが二階層に行けるようになり、次からは二階層に飛ばされるってシステムな訳。


なのにそれを数の暴力で全員殺してってしてもう一階層はすっからかん。


全員に突破されちゃったよ。


とはいえあの時がむしゃらにプレイヤー達を投入しなくて良かった。


絶対やられてたもん。


さて、でもそんな人間プレイヤーでもやっぱりこのデバフエリアはキツいみたい。


緩和は可能と言ってもそれをするための材料は無いだろうし。


そしてこのデバフ、ランダムだから掛かったら死ぬ級のものもある。


一時撤退を余儀なくされたって感じだね。


因みにここでは人間プレイヤーは戦闘中以外なら帰れるんだ。


まあ攻略はまた最初からになっちゃうんだけどね。


今のところ夜の間も野営をして向かって来る猛者はそんなに居ない。


うん、一切モニターから目が離せないよ。


僕にも休日をくれー!!


さて、ポイント的にここでもし対応策が講じられたらヤバいからちょっと一手打たせて貰おう。


今のところはデバフエリアにプレイヤーは少ないし明日かな?



残り51443DP


撃破数 2064人 死者 1145人


使用ポイント 2000DP


合計 

総死者数 1420人

総撃破数 3007人

総ポイント 51507DP (+64DP)



3日目


フハハハハーー!!


悪役ってこんな感じ?


いやー、うん、マジで嬉しい。


っていうのも僕は今回これらを召喚し、買った。



ダンジョン管理


購入履歴

.

.

.

ミーン 1000ポイント


ダンジョン内通話機能 500ポイント


ダンジョン内行動監視機能 500ポイント


        残りポイント 2000DP


だ!


うん、まずミーンはあのデバフ能力を使いこなす蛇だ。


彼女結構一人でいる事が多くて話した事無いんだよなぁ。


まあナイトとは仲が良いみたいだけど。


で、今この通路はデバフエリア。


デバフにデバフで最強じゃない?って思って召喚して成功だったよ。


因みにこのダンジョン内通話機能はダンジョン内で戦っている人と通話出来る機能だ。


まあ仕組みとしては念話が近いかな。


さて、で、この機能で僕は彼女と話してみたんだけど心良く引き受けてくれたよ。


デバフを受けている敵と戦うのは慣れていたみたいで結構楽々と倒してた。


敵の位置の把握はダンジョン内行動監視機能で何とかなってるしうん、めちゃくちゃ最高!


あ、ダンジョン内行動監視機能って言うのはあのモニターと違って平面で魔物は赤、人間は黒でどこにいるのかを表示してくれる機能だ。


これモニターと組み合わせて使うと見たかった相手の行動を完全に監視出来るからもうこれ最強だよ。


ちょっと1日目にはモニターの画面の切り替えに戸惑ったけど今じゃ完全に使いこなせてる。


ポイントもがっぽり溜まってくしこれ勝てるんじゃないか?って位だ。


しかし、そう上手くは行かなかった。



残り51507DP


撃破数 16781人 死者 148人


使用ポイント 3000DP


合計 

総死者数 1568人

総撃破数 19788人

総ポイント 65288DP (+13781DP)



4日目


反則だー!ずるいぞー!


モニターには一人の男性が居た。


ケイだ。


いや、リーダー登場はずるいよ。


こっちはこの部屋から出れないってのに。


とりあえず魔物をランダムで何体か送ったけどケイとシズクのチームワークに負けた。


ライはこの階層から参入だ。


うん、いつの間に来てたんだ?


あ、ライと言えばあの話してた混合獣。


あの(魔物)もこの中にいるのかなぁ。


とはいっても混合獣は基本的に姿を常時変えてるから誰がそいつか分からないんだよねぇ。


ってそんな事考えている場合じゃない!


『ミーン、今すぐ逃げて!』


『え?』


今ミーンのいる方向にケイ達が行ってる。


うん、一階層も一切迷わずに突破してたけど何か方法でもあるのかな?


行き止まりにも当たらずに順調に進んでる。


一応ミーンは逃げ……ってそっちじゃない!!


思いっきりケイ達の方向に進んでるじゃん。


「こいつが問題の奴か」


「そうみたいね」


「うん、覚悟して戦わないと」


「シャー!」


あー、注意遅かったか。


今から援護を向かわせるか?


いや、戦力分析をさせて貰おう。


というのもまず邪力は基本的に範囲攻撃である程度の実力が無いと共闘が出来ない。


更に言うとそのレベルの人を呼び出すとしたら結構ポイント使う。


ならここで彼女一人で倒せるかを見極め、この先の対処法について考えさせて貰った方が良いでしょ。


彼女もあの空間で楽しんでたみたいだからここで使い捨てても問題無し。


さて、どんな感じになるのかな?

……………

………


ミーンサイド


ううー、結局当たってしまったわ。


(わたくし)ゆみさん程ではありませんけど同じような趣味がありますの。


ですのでやっぱり倒されそうになるのは我慢なりません。


ナイトさんはそういった趣味はお持ちでは無いみたいですけど彼の意見は非常に参考になります。


さて、私の邪力は基本的に身体能力の低下等で動き辛くし、じわじわと相手を倒すのが主流なのですよ。


しかし彼らの仙力でそれは対応されてしまいます。


私の見立てでは勇者と呼ばれている彼は仙力の使用を躊躇って居た事から恐らく普通以上に仙力の消費が激しかったりすると予想してますの。


そして斧を持ってる彼。


彼は多分筋力低下ね。


情報にあった仙力を使う時の副作用、筋肉痛に多少影響されてるのが伺えますわ。


恐らく常時仙力を使用しないといけない程協力なのでしょう。


そして最後に彼女。


彼女はちょっと分かりませんの。


しかし、恐らく影響が殆ど無いものでしょう。


じゃなければ私が見抜けぬ筈がありませんわ。


っと。


その瞬間、噛み付こうとした彼女に向かって神霊術が放たれた。


これは避けられませんわね。


まあ多少は楽しめました。


これって死んだらあの場所に戻るんですよね。


あそこも中々楽しかったのでまた行けるのは嬉しいですわ。



残り65288DP


撃破数 3485人 死者 485人


使用ポイント 5000DP


合計 

総死者数 2053人

総撃破数 23273人

総ポイント 63765DP (-1515DP)

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