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廃れた世界のプレイヤー  作者: 春夏 冬
6章 混沌
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師VS弟子

帰る時の俺の思考は師匠を殺す。


それだけしか考えられなかった。


「ここが俺の家だ。今日はもう遅いし明日この国を案内するよ」


ケイの会話も耳に入らず、ただ何かを話している事だけに気付き、相づちを打つだけ。


「それと今日はこの布団を使いな」


「俺はちょっとやる事があるから先に寝てて」


そう言ってケイはどこかへ行った。


師匠を殺す。


なら、誘き寄せないとだ。


となると…………………

…………………………

………………

……


一先ず考えが纏まり、外に出た。


因みにムシュは置いて来た。


何故かその方が良い気がしてね。


さて、まず隠遁術と気配偽装を駆使し、移動した。


そして師匠のいる反応のある場所に妖術で身体に干渉する。


よし、起きたな。


師匠はその妖術を使った人を探してる。


このまま森へ誘き寄せようか。

…………………………

………………

……


『お主、妾に何をするのじゃ』


そう純白の狼が言った。


するとそれに反応するようにお面を付けた男性が言う。


「お久しぶりですね」


そして彼はお面を取り、狼へと姿を変えた。


『………まさかお主』


そう呟く狼に彼は返答をせず爪を向ける。


そしてレンは彼女を鑑定をした。



ステータス


名前 名無し

性別 女

種族 妖魔神狼皇王LV2

状態 普通

生命力 234/234

妖力 1237/1237

スキル

精神統一LV2 妖力精密感知LV2

妖力精密操作LV2 鑑定LV7

狼爪術LV2 狼牙術LV1 回避LV2 見切りLV2

変異LV3 念話 妖狼術LV2 瞬歩術LV1

疾駆術LV1 隠遁術LV1 気配探知LV2

予感LV2 危険感知LV1 創造魔法LV5

鑑定感知LV1 威圧LV7 

耐性スキル

激痛耐性LV1 倦怠感耐性LV5 毒耐性LV5

飢え耐性LV3 眠気耐性LV5

種族固有スキル

妖魔の神眼 地獄の門(ヘルゲート)

称号

生き延びた者 妖魔神狼皇王一族



そしてそれを元に作戦を立て、戦闘態勢に入った。


すると彼女も鑑定された事に気付き、鑑定し返す。



ステータス


名前 レン

性別 男

種族 上級天妖冥狂闘一角狼(幼体)LV6

状態 普通

生命力 150/150

妖力 455/455

スキル

精神統一LV3 妖力精密感知LV3 

妖力精密操作LV3 鑑定LV2

狼爪術LV3 狼牙術LV2 回避LV3 見切りLV3 

変異LV2 念話 妖狼術LV3 瞬歩術LV3

疾駆術LV3 隠遁術LV3 眷属化LV4 

気配探知LV3 気配偽装LV3 予感LV2 

危険感知LV2 飛翔術LV1 冥術LV6

天駆 空弾 鑑定感知LV1 鑑定偽装LV1

威圧LV7

魔法スキル

無属性魔法LV1 火魔法LV1 水魔法LV1

回復魔法LV7

耐性スキル

激痛耐性LV3 倦怠感耐性LV2 失神耐性LV1

猛毒耐性LV3 飢餓耐性LV3 睡眠耐性LV3

泥酔耐性LV3 麻痺耐性LV3 掻痒耐性LV3

狂乱耐性LV3 幻耐性LV3

固有スキル

虚心の解析者

称号

PK PKK ジャイアントキリング サバイバー 

虐殺者 狂人 一騎当千 国落とし 地獄の狼 

地獄を生きる者 心無き者 独裁者

眷属

フォス ムシュ



鑑定偽装を弾き、ステータスを見る。


かつての弟子の成長した姿を。


そして、


『因果応報、じゃな』


そう呟き、戦闘態勢へと入り、彼女は飛び出した。


それをレンは冷静に対処をし、それぞれが激しい戦闘を繰り返す。


彼女は魔力を使い、物を生み出し妖術でそれを操作し殺そうとした。


それをレンは分解し、使えなくする。


再構築には時間が掛かるという事からその生み出した物は捨てなければならない。


まさに最適な判断と言えるだろう。


完全な互角で膠着状態。


互いに一歩も譲らない。


そんな状態を崩したのは彼女だった。


彼女の瞳の色が変わった。


『行くぞ』


そう言って彼女は今までの戦闘は何だったのかと思わせる程の攻撃を始めた。


その攻撃は絶えず続き、彼はその猛攻にただただ耐える事しか出来なかった。


そして彼へ止めを彼女が刺そうとした時。


彼はこう心の中で言った。


見えざる死(インビジブルデス)と。


そう言った瞬間彼女の心臓はぐちゃぐちゃにかき混ぜられ、倒れた。


「ぐふっ…………………」


だがまた死なない。


だから止めを彼が刺そうとした時。


『ごめんね、最後まで育てられなくて』


と。


そう言い残した。


しかしレンはそのまま彼女を殺した。


レンの心にその言葉が響いたのかは定かでは無い。


だが、その言葉の意味を考える暇無く次の敵が現れた。


「おい、お前何してる」


そう言って彼は一匹の死骸を見た。


「それは…………はぁ、どういう事か分からないがお前を殺さないといけない事だけは分かった」


そう何とも言えないため息を吐き、


「行くぞ!」


そう言って彼は見えない程のスピードで斬りかかって来た。


それをレンの予感が察知し、避ける。


ドカンッ


そこには大きな地割れが起きていた。


周りに衝撃波まで起こったが、そんな事は気にせずレンは爪で攻撃。


そしてそれを彼は避ける。


「ちっ……あーくそっ、若い頃ならこんな奴簡単に倒せたのになぁ」


そう呟く彼へレンは鑑定をする。



ステータス


名前 ライル

性別 男

種族 ※※

職業 ※※※※※※※LV3

状態 ※※※※※

生命力 93/93

仙力 842/1265

スキル

刀術LV9 回避LV9 仙力精密感知LV8

仙力精密操作LV8 仙気術LV9

見切りLV9 変異LV9 危険感知LV9

予感LV9 解剖LV7 気配感知LV8

気配偽装LV8 ※※術 ※※※※

固有スキル

※※※※理

耐性スキル

激痛完全耐性 倦怠感完全耐性 失神完全耐性

猛毒完全耐性 飢餓完全耐性 睡眠完全耐性

泥酔完全耐性 麻痺完全耐性 掻痒完全耐性

狂乱完全耐性 幻完全耐性

称号


    ※この記録は削除されました※



だが彼の………いや、ライルのステータスは普通とは掛け離れたものだった。


しかしレンはそのステータスを見てもライルを殺す為の作戦を立てるだけだった。


「お前、俺のステータスを見たな」


だがライルの反応は違った。


「……………これを見られたらしょうがない。つい偽装をするのを怠った俺にも責任があるが、お前には死んで貰う」


そうライルが言った瞬間、この森が燃えている事に彼らは気付いた。


「ははっ火の中で最期を迎えるなんて華々しくて良いんじゃねぇか」


そう言い、再びこちらへ向かって来た。


「お前、プレイヤーだから死なねぇと思ってたら後悔するぜ」


そう言って攻撃して来た。


「神仙流奥義、鳳凰」


その攻撃はあまりの速さでレンは死ぬかと思われた。


だが、違った。


レンはこの奥義を放った瞬間の隙を狙い、剣を壊したのだ。


とはいえあまりの威力、熱や力等の余波はそのまま受けた。


だが流石と言える。


それでも致命傷は一切受けずに相手の攻撃方法の一つを断ったのだから。


「おいおい、これすらも効かねぇのか?しかも大事な剣ぶっ壊しやがって」


「まあこれはただの訓練用の剣だからそんな大事じゃねぇんだがな」


そう言って、彼は自分が死ぬ事を覚悟したように思われた。


「あーあ、あの頃ならなぁ」


そう呟いて。


だが、レンはそれが罠だと悟り、殺しに行かなかった。


「はぁ、せっかく殺せるチャンスなのに何故そんなに冷静に考えられるのかね」


「さあな、だがあいつが化け物だって事は分かるだろ?」


「そうねぇ、さて、ここからは二人だけど大丈夫かい?狼さん」


レンは答え無い。


だが一つ分かった事があった。


戦いはまだまだ続くと。


だから一先ず新しく現れた彼女を鑑定する事にした。



ステータス


名前 ヒシリー

性別 女

種族 霊人

職業 神精霊使いLV3

状態 普通

生命力 84/84

仙力 758/758

スキル

回避LV5 霊力精密感知LV8

霊力精密操作LV8 神霊術LV9

見切りLV5 変異LV9 危険感知LV5

予感LV9 解剖LV7 気配感知LV7

気配偽装LV4

耐性スキル

激痛耐性LV7 倦怠感完全耐性 失神耐性LV6

猛毒耐性LV6 飢餓耐性LV6 睡眠耐性LV6

泥酔耐性LV6 麻痺耐性LV 掻痒耐性LV6

狂乱耐性LV6 幻耐性LV6 

称号

神霊人 一途

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