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廃れた世界のプレイヤー  作者: 春夏 冬
1章 始まりの森
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魔力の利用法

うーん、進もうと思ったんだけどどうにも魔法が気になっちゃってねぇ。


でも、魔法の使い方何て知らないし。


現時点では自分の魔力をそのままエネルギーとして利用しているけど、恐らく魔力を別のものに変質させないといけないんだよな。


一番似ているスキルは変化だけど、変化は姿形を変えるだけで質は変えられないんだ。


でも、「出来る事はやってみよー!」ってことで、


魔力を取り出します。


魔力操作でそれを止めといて、変化スキルを魔力の塊に当てます。


ってしようと思ったんだけど、魔力操作の技術が足りず、魔力をそのまま保つことで精一杯!


変化スキルを掛ける余裕なんてありません!


でもこれをやっていると魔力操作スキル、集中スキルが上がりそうだ。


あ、因みに魔力感知スキルはずっと発動しっぱなしです。


まあ、今のままじゃ動いた瞬間魔力の塊が霧散してしまいそうだし暫くじっとしていよう!


うん、後少しで動いても霧散しなくなりそう。

………………………

………………

……


テッテレ~

『レンの魔力操作スキルのレベルが4になった!』


あーー、漸く上がったーー!


大体3時間ぐらいじっとしてたわー!


魔物?勿論襲ってきたので返り討ちにしましたよ!


その度に魔力が霧散して凄い大変だったわー!


途中から魔物も自分達では勝てないと悟ったのか襲って来なくなったし、あーー疲れた。


ちょっと休も……


ドスン、ドスン


「ブモーーーー」


何だよ次から次に………って猪ーー!


しかもめちゃくちゃデカい。


「ブモーーーー」


ドスン、ドスン


えー、絶対こいつ格上だろ……。


あ、だから魔物達いなくなったのか!…………こいつから逃げる為に。


幸いこいつは足が遅いから走って逃げれば逃げられそうだけど、初の格上との戦いだ!


いつでも退けるなら挑むしかないだろ!


それにどうせ死んでもデスペナが掛かる程度だしね。


そう思い、俺はその猪に襲い掛かった。


避ける、避ける、そして確実にダメージを稼ぐ、もうどれだけの時間がたったのかも分からない程

集中した……。


テッテレ~

『レンの集中スキルのレベルが5になった!』


攻撃の直撃をほとんど避けた……。


テッテレ~

『レンの痛み耐性スキルのレベルが2になった!』

『レンの避けスキルのレベルが2になった!』


途中からどのような攻撃が来るか予想出来るようになった……。


テッテレ~

『レンの観察スキルのレベルが2になった!』

『レンは予測スキルを手に入れた!』


噛みつきは隙が多くなるからしなかったが、爪で沢山の攻撃をした……。


テッテレ~

『レンの爪術スキルのレベルが2になった!』

『レンの変化スキルのレベルが3になった!』


途中で魔力の塊を作って当てたりもしてみた………。


テッテレ~

『レンの魔力感知スキルのレベルが5になった!』

『レンの魔力操作スキルのレベルが5になった!』

『レンの疲労耐性スキルのレベルが3になった!』

『レンは無属性魔法スキルを手に入れた!』


ああ、楽しいなぁ。


そして漸く……、足を1本使えなくした………。


そこからは一方的だった。


圧倒的強さで勝っていた大猪だったが、圧倒的強者故にそこに技術も何もなく、今まではただただ有り余る力をぶつけて勝てたのに自分より矮小な存在である狼にやられているという現状への困惑と感じる痛みでその有り余る力も十全に発揮することが出来なかった。


足が1本使えなくなったことでバランスを崩し、倒れた猪はその隙を突かれ、狼は確実に猪を仕留めるために他の足を順々に使えなくして……。


テッテレ~

『レンの爪術スキルのレベルが3になった!』


最後に頭を何度も引っ掻き刺して殺した。


大猪は自分よりも矮小な存在である狼に殺されて、この世界から旅立つことになった。


テッテレ~

『レンのレベルが10になった!』

『レンは2種族差ある魔物を倒したので、

ジャイアントキリングの称号を与えられた!』


あー、疲れたー!


初の格上との戦いだったけどかなり厳しかったわ。


もしあの大猪が自分の力を理解してたら絶対負けてたでしょ!


っていうか魔力の塊って物質になってたよな。


魔力って塊にすると物質になるんだー。


まあ、そんなに固くはないから意味はあんまり無かったけどね。


戦闘中は一切気づかなかったなぁ。


最後の方なんて変化スキルすら発動できない程魔力消費しちゃってえぐった感じになったし、あーーしんどかった!


けどその分かなり楽しかったし、新しいスキルを手に入れられたり、スキルレベルが上がったりしたしまあ良いか!


とりあえず10分くらい休憩してからステータス見よ!


10分後………



じゃ、ステータス確認しますか。



ステータス


名前 レン

性別 男

種族 レッサーリトルウルフLV10 (進化可能)

状態 

生命力 28/28

魔力 10/29

スキル

集中LV5 魔力感知LV5 魔力操作LV5 観察LV3

変化LV3 爪術LV3 噛みつきLV1 避けLV2

予測LV1 NEW

魔法スキル

無属性魔法LV1 NEW

耐性スキル

痛み耐性LV2 疲労耐性LV3

称号

PK PKK ジャイアントキリング NEW



新しく手に入れたスキルは予測スキルと、初の魔法スキルだー!


予測スキルは恐らく攻撃のしてくるタイミングを

予測したり出来るスキルだろうね。


無属性魔法スキルは何か分からないし

詳細見て見よっと!


魔法スキル

魔力を利用して事象を起こすスキル。


無属性魔法スキルLV1

無属性の魔法スキルであり、全ての魔法スキルの原点。

出来ることは魔力を物質化して様々な用途に利用できる。

LV1なのでおおざっぱな形しか出来ない。



なるほどね。


それにしてもこんなに苦労して漸く魔法スキル手に入れたってことはシズクだっけ?


あの人どんだけ早く魔力操作や魔力感知スキル手に入れたんだ?


俺もかなり早かったと思うけど、さすがに人間側は村人から聞いたのかなぁ。


ま、良いか。


それにさっきから気になってたんだけど、魔力感知がレベル5になったからか、周りの魔物の魔力みたいなものが感じられるねぇ。


これなら相手の位置を把握できて、奇襲にも

備えられるね。


ジャイアントキリングは?


ジャイアントキリング

2種族差ある上位種を倒した証。



なるほど。


確かにかなり格上なのは知ってたけど2種族も差があったのかぁ。


そりゃあ強いに決まってるよな。


そんなことより進化だよ進化!


早速進化しまーす!


『レンはレッサーリトルウルフから

レッサーウルフ、下級魔狼(幼体)のいずれかに進化できます』


あー、選択できるのかぁ。


っていうかそれぞれの詳細って分からないか?


意識してみよ。


レッサーウルフ

下級の狼、種族としては劣っているが、

1人前の狼!全体的に劣っている。


下級魔狼(幼体)

魔力を利用した技術に長けた狼、種族としては狼の上位種だが、魔狼の中では下級であり、まだ幼体。



なるほど、うん、決めたって言うか即決だよね。


『下級魔狼(幼体)でお願いしまーす!』


魔力を利用した技術に長けた狼ってのが俺のスタイルにあってるし、何より強そう。


『レンはレッサーリトルウルフから下級魔狼(幼体)への進化を開始します!』


あれ……意…識が……なくな………。


『レンは下級魔狼(幼体)への進化を完了した!』

………………………

………………

……


あー、進化終わった。


やっぱり意識がなくなる感覚には慣れないな。


見れる範囲での変化としては、毛が黒くなった位かな。


ステータス見よっと。



ステータス


名前 レン

性別 男

種族 下級魔狼(幼体)LV1

状態 普通

生命力 28/28

魔力 29/29

スキル

集中LV5 魔力感知LV5 魔力操作LV5 観察LV3

変化LV3 爪術LV3 噛みつきLV1 避けLV2

予測LV1 変質LV1 NEW

魔法スキル

無属性魔法LV1 

耐性スキル

痛み耐性LV2 疲労耐性LV3

種族固有スキル

魔狼砲LV1 NEW

称号

PK PKK ジャイアントキリング



あ、新しいスキルが追加されてる。


ちょっと分からないのもあるし、詳細を見てみよっか。


変質LV1

さまざまなものを変質することができる。

LV1だから大幅に沢山の物が一気に変質することが出来ない。



おー、これって魔力を変質させて他の属性にしたり出来るかも。


かなり使えそうだね。


魔狼砲LV1

口からエネルギーの塊を砲出する。

LV1だからさほど強くない。



これもレベル上げたら強くなりそうだねぇ。


これって変質スキルを掛け合わせれるのかな?


うん、かなり良さそうだし、それぞれのスキルを

実際に使ってみるか。

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― 新着の感想 ―
[一言] 内容は面白いんですけど戦闘描写が……
[気になる点] 最後の、魔力が生命力と比べて多いってどういうこと?1しか変わらないし、この差は、魔力操作の練習で上がった1だから、種族関係ないですよね?
2020/05/24 16:14 退会済み
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