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廃れた世界のプレイヤー  作者: 春夏 冬
1章 始まりの森
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プレイヤー達との出会い

へー、今人間プレイヤーは国造り、魔物プレイヤーは大樹に集合かー。


そういえば周りの風景あんまり見てなかったけど大樹があるね。


それに皆虫倒して進化してるんだ。


あれ?じゃあ俺の4時間程の苦労は………。


魔力関連のスキル手に入れられたから良かったってことで良いよね!………うん。


それにしてもログアウトの方法は誰も知らないみたいだ。


こりゃあますますログアウト不可っぽいねぇ。


因みに俺は魔物達の集合場所に行きません!


団体行動苦手だし。


それに単独行動の方が楽しそうだしね。


とりあえず掲示板から情報を得られたし、移動するか。


ついでに移動しながら近くに魔物がいたら殺して進んで行こうかな!


蛇を見つけた。頭と身体を爪で斬った。


ザクッ


テッテレ~

『レンのレベルが2になった!』


もうレベルアップ!?


早っ!


あ、蜥蜴を見つけた!首を一刺し!


グサッ


タヌキを見つけた!ん?このタヌキ逃げたぞ?


他の魔物より頭良いな。


ま、速さなら俺のほうが速いけどね。


狼だし。


今度は首元をガブリっと。


ガブリッ


テッテレ~

『レンはプレイヤーを殺したため、PKの称号が与えられた!』


えっ今のプレイヤーだったのか。


あー、だから頭良かったのか。


それにしてもPKか。


それってもしステータス見られたら絶対狙われるじゃん!


まあ過ぎたことは仕方ない。


って言うか他の魔物と見分けつかないよ!


この身体声帯あるけど恐らく遠吠えしか出来ないだろうから話す事もできなくだろうし。


えっ何で恐らくなのかだって。


だってことは身体で喋った?吠えた?ことなんて

ないし………。


え?なら吠えてみろって?


いやー、なんか独り言って恥ずかしいじゃん。


誰かに聞かれたら。


うん、それにしても魔物不利すぎじゃないか?


「助けてくれー!」


ん?なんだ?


とりあえず茂みに隠れて様子見しよっか。


「このゲームは良いよなぁ。なんたってPKしても罰がないんだもんなぁ」


「しかもドロップアイテムは持ち物全て」


「これでPKしないほうがおかしいだろ」


「こんなことが許されるとでも思っているのか!」


「許される?誰に」


「罰がないんだから許されてるに決まってるだろうが!」


そう小柄な男性といかにもな風貌の盗賊が怒鳴り合っていた。


うわー、プレイヤー同士で戦ってる。


このままでは襲われてる方が負けるけど………。


「助けに来たぞ!」


「良く持ちこたえてくれた」


「私達が居れば安心だよ!」


黒髪の男性と女性と、茶髪の大柄な男性が現れた。


やっぱり来たか、狼のこの耳で足音が聞こえてたんだよね。


「ケイさん!来てくれたんですね!」


「俺達は無視かよ」


「ライさんとシズクさんも!」


ケイとライって掲示板で話てた人達か。


でも、シズクっていう人は初めて聞いたなぁ。


「何ぺちゃくちゃ話してんだ」


「生産職の足手まといも連れてる癖に勝てると思うなよ!」


「4人も倒せば大量にアイテムがゲット出来るんだからラッキーだと思う事にするぜ!」


「侮るなよ!盗賊なんかになったプレイヤーは簡単に倒せる!」


「へっやってみろ!」


おー、漸く戦闘が始まったかぁ。


うーん、どっちが勝つのかな?


物語とかだったらこういう時助けに来た方が勝つんだけど物語じゃないからねぇ。


どうなるかな?


テッテレ~

『レンの観察スキルのレベルが2になった!』


「今だ!シズク!」


「ファイアーボール」


「うおっ」


テッテレ~

『レンの魔力感知スキルのレベルが4になった!』


そしてその攻撃で一人の盗賊が瀕死に陥った。


うわっ魔法じゃん。


もう魔法を使う方法を知ってるのか。


俺も知りたいなぁ。


それに何か変な感じするな。


これが相手の魔力を感じてるって事か?


でもこのままだと死んじゃうんで、


グサッ


「えっ」


バタリ


乱入させていただきます。


テッテレ~

『レンは爪術スキルを手に入れた!』


やっぱり魔法使いから狙うのがセオリーだよね

ー!


そして同時に倒れてる瀕死の人も、


ザクッ


「グハッ」


これで良し!


さて、残りの人達の経験値総取りじゃー!


さすがにこの人数相手に戦うのはキツいからお互いを疲弊させたし勝てるっしょ!


そして地味に増えた爪術スキルの確認は…………まあ後で良いか。


「何だこの狼!」


「シズク……」


ケイって人は仲間が死んで動揺しているね。


今の内にケイも。


ザクッと。


「がっ」


「ちっ二人共殺られたか」


「今のうちにこいつらをおとりにして逃げるぞ!」


逃げられたくはないし。こいつを先に殺すか。


ガブリ

「くそっ」


バタリ


やっぱり不味いねぇ。


テッテレ~

『レンは噛みつきスキルを手に入れた!』

『レンのレベルが3になった!』


「親分までも………」


ええー、こいつらメンタル弱すぎでしょ。


どうせ生き返るのに。


さて、今のうちにガブリっと。


「がっ」


バタリ


テッテレ~

『レンはPK達を殺したため、PKKの称号を与えられた!』


さて、後はライと生産職の人だけだ。


「俺は何もしないまま負ける気はないぜ!」


「せめてこの犬っころは道ずれにしてやる!」


うーん、倒す事は簡単だけど戦い系のスキル欲しいし戦おっか。


剣先をギリギリでかわし、避けきれないやつは、爪で剣の腹を押して曲げる。


最初のうちは結構かすったけど、しばらくやってるとだんだん慣れて来たね……。


テッテレ~

『レンは避けスキルを手に入れた!』


お、漸く手に入れたか。


それにしても時間かかったなぁ。


大体30分くらいやってたよ。


普通そんだけかかれば生産職の人は逃げると思ったんだけど生産職のあの人はライが戦っているのに自分だけ逃げて良いのかって右往左往してたからね。


自分も相手も疲れてきたし、そろそろ決めさせてもらおうか!


ザクッと。


「がっ」


バタリ


「お前は早く、逃げろ!」


グサッと。


バタリ


テッテレ~

『レンのレベルが4になった』


かっこ良いねぇ、ライさん。


けどその思いは届かなかったみたいだ。


生産職の人は逃げるのが遅すぎたね。


「うわっ、来ないで!」


今更危険を感じたのか逃げようとしてる。


ま、逃がさないけど。


ザクッ


「ひゃっ」


バタリ


テッテレ~

『レンの集中スキルのレベルが4になった!』

『レンのレベルが5になった!』

『レンの変化スキルがのレベルが2になった!』


これにて戦闘終了。


いくつかレベルとスキルレベルが上がったし、新しいスキルも手に入れたからステータス見よっと。



ステータス


名前 レン

性別 男

種族 レッサーリトルウルフLV5

状態 普通

生命力 17/23

魔力 20/24

スキル

集中LV4 魔力感知LV4 魔力操作LV3 観察LV2

変化LV2 爪術LV1 NEW 噛みつきLV1 NEW

避けLV1 NEW

耐性スキル

痛み耐性LV1 疲労耐性LV2

称号

PK NEW PKK NEW



うん、スキルが上がった理由は分かるけど、何で変化スキルが上がったのか分からないんだよなぁ。


多分魔力が消費されたのが関係していると思うんだよね。


あ、もしかして……


………やっぱりそうか。


俺の爪そんなに鋭くないから、攻撃する時はえぐる感じになるんだけど俺が殺した死体を見ると鋭利な刃物で引っ掛かれたような傷後だ。


何故そうなったかは恐らく変化スキルを無意識で発動して爪の形を変えてたんだよね。


実際に意識すれば鋭くなるし。


こんなことにも変化スキルは使えるんだなぁ。


っと、変化スキルの利用方法はおいといて、新しいスキルを見て行こう!



爪術LV1

爪を扱うスキル。

LV1なので、まだまだ拙い。


噛みつきLV1

相手を噛みつくスキル

LV1なので、まだまだ拙い。


避けLV1

避けるスキル

LV1なのでたまに相手の攻撃が当たってしまう。



うん、どれも使えそうなスキルばっかりだね。


それにしてもスキルの詳細知っても対して殆ど意味ないじゃん。


今更だけど。


これからは分かんないのだけで良いかな?


じゃあ今回新しく手に入れた称号見てみるか!


称号

特殊なこと、特別なことをした者に与えられる。

持っていても特に効果は無い。



あ、特に意味ないんだー。


けど、称号って聞くとやっぱりかっこいいよねー。


それにしてもPKとPKKって称号同時に持っていたらなんか仲間割れしたみたいだねぇ。


後初めて人間プレイヤーと出会ったけど皆精神弱かったな。


人間って言うかプレイヤーだからか?


それとも今回のが特別?


って言うか強さ事態も弱かった気がするな。


そこら辺にいる蛇にもパーティーで挑まないと

勝てなそうだし……。


この戦闘力の強さが魔物側の利点ってことか?


まあ、良いや。


気にせず進んで行こう!

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[気になる点] 称号 特殊なこと、特別なことをした者に与えられる。 あるからといって何かある訳ではない。 ってとこ 称号 特殊なこと、特別なことをした者に与えられる。 持っていても特に効果…
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