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廃れた世界のプレイヤー  作者: 春夏 冬
3章 闘技大会
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闘技大会3

ああ、うーん、終わったーー!!


周りを見ると死体と血が飛び散っており、凄い死臭がした。


やっぱり鼻が良くなってるな。


それともこの匂いが普通なのか?


まあ、こんな程度の匂いなら気にしないけど。


それにしても徹夜したの久しぶりだなぁ。


あー、寝みぃなぁ。


あ、殺した数見とくか。


総勢 29万9996人

生存者 4372人

殺した人数 1945人


うわー、殺した数1000越え所か2000?


そんなに殺したか?……………ああ、フォスか。


うーん、それにしても開始大体丸1日でもう残り4000人か。


早いな。


……………ステータスでも見るか。


名前 レン

性別 男

種族 下級翼妖獄死狂闘一角狼(幼体)LV8

状態 普通

生命力 98/98

妖力 50/101

スキル

集中LV6 妖力感知LV6 妖力操作LV6 

観察LV6 変化LV6 爪術LV6 噛みつきLV6

避けLV6 予測LV6 変質LV3 念話

妖術LV6 歩法術LV6 疾走術LV6 隠形術LV6 

テイムLV5

魔法スキル

無属性魔法LV1 火魔法LV1 水魔法LV1

回復魔法LV4

耐性スキル

痛み耐性LV6 疲労耐性LV4 気絶耐性LV1

毒耐性LV6 餓え耐性LV5 眠気耐性LV1 NEW

種族固有スキル

妖狼砲LV1

称号

PK PKK ジャイアントキリングサバイバー 

虐殺者 狂人 一騎当千 村落とし

テイムモンスター

フォス



うーん、妖力が100越えたな。


それと変質スキル以外が全部6になったな。


眠気耐性何かも増えて、…………ああ、後称号も増えたな。


村落としって…………まあ、村レベルの人口だったって事か。


人以外も結構いたけど。


それで一騎当千は多分一度に殺した数が1000を越えたとかじゃないか?


まあ、称号なんて意味を為さないから気にする必要もないか。


うーん、眠い!


我慢して眠気耐性を上げるのも良いんだけどせっかくの闘技大会だし万全の態勢で挑みたいし、寝るか。


そして俺は眠りに落ちた。

……………………………

………………

……


う、うーん、臭………い?


いや、痛い!


酷い刺激臭がして飛び起きたら目の前に男がいた。


だが、痛みには既に慣れ、空腹の事を考えていた。


うーん、お腹空いたなぁ。


そういえば昨日?何も食べずに寝たな。


まあ、別に何日も食べずにあの森で暮らしてたんだから気にしなくても良いけどやっぱり闘技大会でわざわざする必要ないよなぁ。


「ふむ、我の毒薬で殺せないとなると相当な毒への耐性があるのだろう」


毒薬?ああ、この刺激臭は貴方の薬なんだ。


お腹空いた事考えてたから気にしてなかったわ。


「この狼を殺して解剖してみたいな」


殺す?戦うんだったら勝つよ?


…………って拘束されてる!?


「この紋も調べたいしな」


紋?あ、何か身体に線がある。


いつ付けたんだ?


赤黒くておどろおどろしいな。


それは後で考えるとして脱出するか。


幸い?かロープで拘束されていた為、妖術で切る事で簡単に抜け出せた。


「なっ!」


じゃあね。


バイバイ。


しかし俺の爪が首元に当たる直前。


『生存者が16人になった為、指定された人を強制転移します』


そうお知らせが来て、飛ばされた。


うわー、タイミング悪!



そして転移された場所は、一般的な客室だった。


とはいえこの世界でではなく元の世界でだが。


ただし、扉や窓はない為、出る事は無理そうだ。


『主様?』


そしてフォスもいた。


うん、で、どうしろと?


特に指示がないしゆっくりフォスのステータスでも見るか?


そう考えた時、


「失礼します」


何処からかメイドさんが現れた。


「これからの予定を話しますね」


「これから一時間程の休憩を挟んだ後、ランダムで決められたトーナメント通りに順番に戦って貰います」


「因みに選手以外はそこにあるテレビで試合の観戦をして貰います」


「選手ですけど出場のしない方々は特別に生で戦いを見る事が出来ます」


「ただし、お互いを見る事は出来ませんが」


「トーナメント表は渡しときますので拝見して下さい」


そう言って一枚の紙を取り出し、地面に置いた。


「是非とも選手達の戦いを楽しんで観戦して下さい」


なるほどね。


「では私はこれにて失礼させていただきます」


はーい。


トーナメント表はこんな感じ


トーナメント


第一ブロック

ハイドVSカール レンVSサン 


第二ブロック

サキVSミキ シズクVSミーン


第三ブロック

ライVSカイル ナイトVSゆみ


第四ブロック

イースVSミル ケイVSケント


その後、それぞの勝者が第一VS第二、第三VS第四。


そして、残った二人が決勝で戦うといった感じだ。

         

うーん、とりあえず一回戦目はサンって言う奴だね。


よし、それが分かれば十分だ。


じゃあフォスのステータスを見てゆっくりしますか。


『フォス、ステータスを見せろ』


『はい』



ステータス


名前 フォス

性別 女

種族 下級妖獄死闘狐(幼体)LV9

状態 普通

生命力 56/56

妖力 59/59

スキル

集中LV6 妖力感知LV6 妖力操作LV6

観察LV5 爪術LV6 噛みつきLV5

避けLV6 予測LV6 念話 

妖術LV6 歩法術LV6 疾走術LV6 隠形術LV6

耐性スキル

痛み耐性LV5 疲労耐性LV5 毒耐性LV6

餓え耐性LV5

称号

テイムモンスター 先祖帰り 虐殺者

野獣

レン


…………ん?あれ?フォスってこんなに弱かったっけ?


あれ?確か闘技大会を開始する時のステータス俺と10位しか違わなかったよな?あれ?


『フォス、サボったりしたか?』


『ひっごめんなさい。実は…………』


実は?


『実は寝過ごしてしまったんです』


あー、そういやフォス毎回俺に起こして貰ってたからな。


だから50とかの差が出たのか。


うーん、甘やかし過ぎたか?


『あ、あの……………捨てないで下さい…………』


『ん、ああ、今度からその対策をするから別に良いぞ』


『あ、ありがとうございます』


さーて、どうやって起こすか。


毒だけでは起きる癖が付かなかったし、普通に攻撃を?


いやそれだと死ぬかもしれないし…………。


よし、目を回そう。


目が回る原理としては三半規管の中の管にあるリンパ液がどの方向に流れてるかで平衡感覚を脳に伝えてるんだったよな。


で、それが回ると目を回す事になるんだよね。


それ位なら集中すれば操作出来るだろうしそれで行くか。


まあ、暫くしたら無意識で妖術を使って守るだろうから別の方法を考えないとだな。


そう考えていた時。


「全プレイヤーの殺した数の集計が終わった為、上位十名を発表します」


おー、ここで発表するのか。


俺はフォスもいたし、集落を落としたからランクインしてるんじゃないかなぁ。



1位 レン 1945人

2位 カール 756人

3位 サキ 543人

4位 イース 523人

5位 ナイト 492人

6位 ゆみ 456人

7位 ケイ 432人

8位 ライ 405人

9位 シズク 382人

10位 ケント 354人



うわー、圧倒的な一位だ。


まあ、思ったより凄かったけど特に感想はないな。


『あ、主様、一位ですよ?』


『ああ、そうだな』


それよりもさっき気付いたんだが、この部屋お風呂あるじゃん。


一応川に入ったりはしたけどこの身体で洗うなんて事出来なかったし、そんな事より訓練を優先してたからなぁ。


だが、今は妖術で物を浮かせる事に気付いたからしっかりと洗えるな。


別にお風呂に入りたくなかった訳じゃないから普通に入るよ。


さて、フォスはどうしようか。


猫は水が嫌いと言うけど狐は?


うーん、まあ、入れるか。


お互い汚いし。


次にいつ入れるか分からないからな。


『フォス、身体を洗うぞ』


『身体を洗う?ああ、でも川ありませんよ?』


『とりあえず付いて来い』


『はい』


ドアが無い…………種族への配慮してるのか?


風呂も何故か溜まってる。


しかも登れる用に階段まで。


あ、ブラシじゃん。しかも2個あるし。


タオルだと拭けないからね。


サービス良いなぁ。


『フォス、こんな風にこれを浮かしてごらん?』


そう言って俺はブラシを浮かした。


『あ、主様………浮いてる…………』


そういえばこれ師匠も使ってたなぁ。


『多分出来ると思うよ』


『はい、え!こんな簡単に!?』


『そしてこれに石鹸を付けて自分を洗ってごらん?』


『はい』


ごしごし


ごしごし

……………………………

………………

……


シャワーで流して、OK。


『じゃあお風呂に入ろうか』


『お風呂?』


チャプン


『これの事だよ』


水位も調整されてる。


至れり尽くせりだなぁ。


『暖かいですね』


そうだなぁ。


この後妖力の性質でも調べるか、どうせ時間あるだろうし。

………………………………

………………

……


あー、気持ち良かった。


身体を拭く為のタオルもあるし。


もう、最高じゃん!


「残り五分で試合が始まる為、準備をお願いします」


え、もうそんな時間?


妖力の実験なんて出来ないじゃん!!


久しぶりのお風呂でゆっくりし過ぎたな。


さて、次の試合別に俺でもないし試合までゴロゴロしてるか。

次回は再び掲示板です。

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