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廃れた世界のプレイヤー  作者: 春夏 冬
3章 闘技大会
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闘技大会2

うん、周りの構造が全て分かるって思ったのは早かったな。


全部の原子やエネルギーが感じられても細かすぎて何が何だか重なって訳分かんないよ。


それに空気中にある物質も感じてもうヤバいわ。


うーん、一部に集中して目視と重ねたら使えるかな?って感じだね。


あれ?自覚しない方が何か使えた?


……………うん、多分後々それじゃあダメになって来る筈だ。


早めに気付けて良かった事にしよう。


さて、それは置いといて。


この人間の死体を食べるか。


……………うん、別に嫌悪感とかないね。


これは俺の性格故かそれとも狼になったからか。


さて、早速食べてみるか。


モグモグ……………うーん、前に食べた肉との違いが解らん。


まあ、お腹一杯になるまで食べるか。


モグモグ…………………。

…………………………

………………

……


はぁー、お腹一杯!


美味しい訳ではないけど不味くはなくて良かったな。


さて、じゃあまた戦闘開始だ。

…………………………

………………

……


ふー、疲れた。


えーっとステータスは。



ステータス


名前 レン

性別 男

種族 下級妖獄死狂闘狼(幼体)LV1

状態 普通

生命力 73/73

妖力 76/76

スキル

集中LV6 妖力感知LV6 妖力操作LV6 

観察LV6 変化LV6 爪術LV6 噛みつきLV6

避けLV6 予測LV5 変質LV3 念話 

妖術LV5 歩法術LV6 疾走術LV6 隠形術LV6 

テイムLV5

魔法スキル

無属性魔法LV1 火魔法LV1 水魔法LV1

回復魔法LV4

耐性スキル

痛み耐性LV5 疲労耐性LV6 気絶耐性LV1

毒耐性LV6 餓え耐性LV5

種族固有スキル

妖狼砲LV1

称号

PK PKK ジャイアントキリング サバイバー 

虐殺者 狂人

テイムモンスター

フォス


進化は


下級妖獄死狼→下級妖獄死闘狼→下級妖獄死狂闘狼


って感じだね。


うん、どんどん長くなっていってる。


分かりずらいな。


もっとシンプルになって欲しいわ。


で、今の記録は


総勢 29万9996人

生存者 13万6572人

殺した人数 623人


だね。


いやー、こんなに殺したのに合計4回しか進化出来ないとはね。


時間掛かるなぁ。


もう夜だよ。


って言うかもう13万人か。


半分以下じゃん。


まだ数時間しか経ってないのにな。


皆そんなにログアウトしたいのか?


さて、それは今良いとして今ヤバいのを見つけちゃったんだよね。


いやー、まさか魔物人間構わずプレイヤー同士で手を組んでいるとはな。


俺が発見したのは魔物と人間と後亜人が入り交じったちょっとした集落だ。


さて、問題です。俺はどうするでしょう。


答え、勿論この集落を襲います。


いやー、プレイヤーを探す時間が以外と掛かるから効率が良いんだよね。


まあ、今まで会った人より強かったら危ないけど。


だから勿論作戦を考えてから実行しよっか。


さて、どうしよう?


……………まず夜襲するのは確定でしょ。


見張りもいるからとりあえずそいつはを音を出さずに殺すか。


とりあえずそれを全ての見張りにやれば後は好き勝手に出来るな。


ただ、何も無くても起きる人はいるだろうからそれの対処を考えないとだ。


どうしよう……………うん、無理だ。


起きる人が居ない事を祈ろう。


後は早く行動する事かな?


大体1000人位いるし全員を仕留める事は無理だし目標合計900人仕留める事だな。


起きる人が居なければ全員仕留めれるけど無理だよなぁ。


さて、まだ暗くはなってないしちょっとあの技をやってみるか。

………………………

……………

……


さて、暗くなったな。


よし、じゃあ早速夜襲開始だ。


見張りは1、2…………大体8人いるな。


それぞれ四つの角に2人ずつだ。


まずはこっちの見張りからだ。


だが、そのまま爪で攻撃しても叫べば違和感に気付かれる。


ならどうするか。


それはさっき練習した技にある。


さっき練習した技…………名前決めて無いな。


さっき決めた技をストップと名付けよう。


うん、そのままだな。


で、あの技をチェンジにしよう。


うーん、微妙に違うな。


まあ今考える必要無いし名前(仮)って事で別に良いでしょ。


さて、このストップという技は文字通り止めるのだ。


何を止めるかって?


それは口、鼻の周りの空気だ。


そうすれば息が出来ないし、声を出そうとしても固定した空気で音が伝わらない。


ただ、動く事は出来るから足を潰さないとだね。


操作能力が強くなったら多分動けなくする事が出来るけど流石に今は無理だ。


さて、じゃあ開始だ。


二人同時に空気を止める。


あ、ストップをする。


うん、慣れないな。


おーおー、苦しんでる苦しんでる。


なんか苦しいからか周りに状況を知らせるまで気が回らないみたいだな。


大丈夫そうだから次行こう。


こうして全ての見張りを殺した。


さて、じゃあ今度はこいつらを殺すぞ。


今チェンジを同時に大体相手が動かなければ10人位なら出来るんだよね。


更に長時間する必要がないから爪による攻撃と同時に11人殺せる訳だ。


逃げた人は追わずに襲って来た奴だけ殺す事にしよう。


まあ、襲ったのは俺なんだけどね。


よし、作戦というか行動内容は考えたし開始だ。


グサッ


「ぐっ…………」「がっ……………」……………


よし、同時に11人うまく仕留められたな。


この調子で行くぞ!

……………………………

…………………

……


そして事は丁度俺がレベルアップした時に起きた。


『レンのレベルが2になった!』


「う、うーん、お腹空いた…………」


あ、起きた人が現れた。


「…………え!?……………襲撃だーー!!」


ありゃりゃ、ばれちゃったな。


「うーんなんだぁ?」「どうかしたのか??」

…………………


寝惚けてる人もいるし今のうちに仕留められるだけ仕留めよう。


グサッ

「がっ………………」「ぎっ……………」………………


「うわぁ!?襲撃だーー!!皆起きろーー!!」


流石に2回目だったからか一気に皆が飛び起きた。


流石に動いてる相手だと妖術を使うのは厳しいな。


使えない事はないけど隙が出来るだろう。


よし、こっからは爪術オンリーだな。


「おい、こいつだこいつが襲がっ……………」


「皆で倒せば大丈ぐっ…………」


「シャー!!キシャッ……………」


「皆、こいつを単独で襲うな!」


「そうよ!一人で勝つ必要はないのよ!」


うわー、囲まれちゃった。


「ふふっこれだけ囲まれたらもう貴方でも勝てないでしょう」


「大人しく殺されなさい。もしくは私達の仲間になる事ね」


??何言ってるんだ?ここからが面白いんじゃん!


初めての乱戦だよ?もう楽しくて今すぐにでも君達と戦いたいんだ。


「降参するなら私のこの手を取りなさい?」


残念、君達はもう妖術で殺せるよ。


「がっ…………」「ぐっ……………」………………


「お……………のれ……………私の手を…………取らないとは………」


「姉貴?……………敵討ちだーーー!!」


何その感情的は攻撃。つまんないよ。


グサッ

「がっ…………く…………そ…………」


いっその事念話で一気にかかって来いって言うか…………?


うん、それも良さそうだ。


だってこいつら固まって動かないんだもん。


よし、じゃあ念話の道を繋げ……………あ!


魔力じゃないから道作れねぇ!


いや、作れない事はないけどヤバい位妖力消費するよなぁ。


今考えるとフォスとシステム的に繋がって良かったな。


うん、話せなくなる所だった。


「うおおおーーー!!」……………………


漸く何をされたのか理解したのか集団で襲って来た。


グサッザクッグサッ


刺して引っ掻いてそれでも物量は凄いものでいくら殺しても切りがない。


それこそ攻撃の手を緩めた瞬間に逃げ場が無くなる程だ。


あはっ楽し!


このギリギリ感、現実では感じられない命の危機の連続。


だけどそれでも余裕があったのか。


『レンのレベルが10になった!』


無意識か、それとも意識的にか、俺は大鷲の翼を妖術でもぎ、それを背中に妖術で無理矢理くっ付けた。


普段こんな妖術の使い方をしない。


っていうかした事無い筈なのだが、俺はそんな行動に出た。


だが、勿論神経が繋がってない翼を動かせる筈がない。


しかし、色素を操った時に元の色に似せて何とかした時、進化すると元の色に戻っていた。


すなわち進化をすると違和感のある部分を自動で直すと言えるだろう。


その事実を無意識に理解していた為か、ただの漫画の読み過ぎで出来るとでも勘違いして翼をくっ付けるという行動に移ったのだろうか。


この時、俺の行動に驚いたのか彼らの攻撃の手が止まり、その隙に俺は、


『レンは下級妖獄死狂闘狼(幼体)から、

下級妖獄死狂闘狼、下級翼妖獄死狂闘狼のいずれかに進化できます』


下級翼妖獄死狂闘狼でお願いします。


特に深く考えずに選んで進化した。


『レンは下級妖獄死狂闘狼(幼体)から

下級翼妖獄死狂闘狼(幼体)への進化を開始します!』


とはいえどんどん種族名長くなるなぁ。


程度の事は少し考えたが。


『レンは下級翼妖獄死狂闘狼(幼体)への進化を完了した!』


そして神経の繋がった翼を広げて…………こけた。


うん、例え飛び方が本能で分かっても最初っから上手く飛べる訳ないよな。


そしてその隙を突いて彼らは俺に向かって攻撃して来た。


ヤバいヤバいヤバいヤバい。


えー、こんなつまらない理由で死にたく無いんだけど。


そうして今まで傷付かなかった胴体に深い傷を負った。


だが、立て直した俺は再び相手を圧倒し始めた。


大分この状況に慣れて来たのだ。


どういう状況でどう行動すれば良いのかが分かる様になった。


だが、この傷が響かなかった訳ではない。


かなりの深手で血も結構出ている。


いや、動けてるから深手ではないのか?


それでも過去最高に攻撃を食らった事には間違いない。


技術や動きには傷の影響はないが、体力が無駄に消費をして、疲れが見えて来た。


そういえばだいたい数時間位動いてるけど疲れが無かったな。


進化の影響で体力が増えたのか?


まあ、良いか。


後で考えれば。


こんな事を考える余裕もあった。


戦況としてはこっちが圧倒的に不利だけど。


『レンのレベルが10になった』


お、またなったか。


そして今度は意識的に一角獣?の亜人から角を取ってくっ付けた。


意識的にやる事と無意識にやる事は大きく違う。


無意識の場合、結局は無意識な為、繰り返す事が出来ない、偶々でしかない。


うん、意識的に出来たなら普段でも出来るな!


俺にその発想が無かっただけだ。


だが、一度同じ事をした為、彼らが止まる事は無かった。


えーっと今の種族が下級翼妖獄死狂闘狼(幼体)でしょ?


聞く余裕がない為、種族を予想して進化する事にした。


因みに進化する際、ステータスの進化可能の部分を押さないといけない。


いや、押さないと進化可能な種族が分からない。


だが、そんな隙はない為、進化する種族を予想して進化しようとした。


因みに角を取ったのは何となくかっこ良さそうだったからだ!


下級角翼妖獄死狂闘狼(幼体)!

下級翼角妖獄死狂闘狼(幼体)!

.

.

.

下級翼妖獄死狂闘一角狼(幼体)!


『レンは下級翼妖獄死狂闘狼(幼体)から

下級翼妖獄死狂闘一角狼(幼体)への進化を開始します!』


うわ、漸く進化出来たよ。


もう半分諦め欠けてたな。


角でダメだった時は絶望したよ。


『レンは下級翼妖獄死狂闘一角狼(幼体)への進化を完了した!』


こうして進化した事により、負った傷が癒え、唯一の勝機が無くなった彼らには逃げる者もいれば、捨て身でかかって来た奴もいた。


テッテレ~

『レンは一定期間内に1000人を殺した為、一騎当千の称号を与えられた!』


そうして朝日が昇ると同時に俺の夜襲は終幕を迎えた。


殺せば殺す程濃くなっていた身体の紋に気付かずに………。


テッテレ~

『レンは村レベルの集落を落とした為、村落としの称号を与えられた!』

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[気になる点] 合うは、物の性質が合う。合同。合コン。 会うは、人と人が会う。出会い系。会議
2020/05/24 20:08 退会済み
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