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廃れた世界のプレイヤー  作者: 春夏 冬
2章 修練の森
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イースサイド5

特殊訓練が始まってから2日目。


1日目は結局ナイトと戦ってたら日が暮れて、すぐに寝てしまったが、今日は新しい魔法を使ってみようと思う。


現在使える魔法は、水魔法、物質創造魔法、熱魔法だ。


正直水も物質だから物質創造魔法に入るのでは?


そう思ってしまったのはおいておこう。


じゃあ早速新しい魔法を作っていこう!


今、僕が持っている魔力は21だからそれも踏まえて考えないとだな。


じゃあ、昨日途中で終わった火を生み出してみるか。


火の発火条件は、一定以上の熱と、燃える物、酸素だった筈。


あんまりよく覚えて無いけど。


じゃあ燃える物は…………木にしよう。


木、出ろ!


うん、やっぱりエフェクトが欲しいな…………。


で、熱は熱魔法がある。


酸素は普通に必要ないからこれでどうだ!


ボッ


燃えたーー!!


テッテレ~

『イースは火魔法を手に入れた!』


これをいっぺんにやれば…………


ボッ


テッテレ~

『イースは複合魔法スキルを手に入れた!』

『イースは並列起動スキルを手に入れた!』


う、気持ち悪い…………。


これは慣れないと大変だ。


じゃあ、今度は氷魔法をやってみるか。


まず、水魔法で水を出して、熱魔法で冷やす。



パキパキッ


よし、凍ったな。


じゃあ、今度は同時に!


テッテレ~

『イースは氷魔法スキルを手に入れた!』


後は…………うーん、そうだ!


魔力をそのまま使うのはどうかな?


まず、魔力を出して……………どうしよう?


そういえば世界樹さんが魔力を集めると物質化するって言ってたし、このままで物質化出来ないかな?


固まれ!


テッテレ~

『イースは無属性魔法スキルを手に入れた!』


よし、無属性魔法か…………どう使うんだ?


あ、そうだ!


剣とか作って切ったり、盾を作って防いだり出来るんじゃないかな?


よし、剣を作っ……………くっ。


テッテレ~

『イースの疲労耐性スキルのレベルが2になった!』


魔力に限りがある事忘れてた。


うー、やっぱり慣れないね、これ。


はぁ、じゃあ早速剣作ろっか。


まず魔力を取り出して、剣の形にして物質化!


あ、剣を作ったのは良いけど触手じゃ振れないじゃん!


重すぎて。


別の方法…………うーん、浮かしたりも出来ないし……………。


ってそれじゃあ氷とか生み出しても当てられないじゃん!


これは一大事だ!


せっかく氷とか作っても攻撃に利用出来ない。


何とかしなきゃ!


あ、その前に物質化した魔力を戻さないと怒られる。


でももう物質化したから魔力操作で操作が出来ないよ?


どうしよう……………そうだ!


吸収スキルで吸収すれば良いんだ!


吸収吸収っと。


テッテレ~

『イースの吸収スキルのレベルが5になった!』


おお、久しぶりに上がったな。


吸収したからか魔力も回復してる。


ラッキー。


よし、これで怒られずに済むな。


さて、じゃあ飛ばす方法を考えないとだね。


これが思い付かなかったらもう魔法が実戦で使えなくなっちゃうよ。


うーん、風魔法…………使えるのか?


風って空気が動いてるんだからやっぱり生み出すというより動かすだよなぁ。


ちょっとやってみるか。


風出ろ!……………。


だめだぁ。


どうすれば良いんだ?


うーん、他に考えられるのは重力とかか?


いや、重力って複雑そうだよなぁ。


確かまだ原理が解明されて無いんだよねぇ。


っていうか横向きに仮に発生出来たら重力が歪むじゃん!


確か重力の歪みがブラックホールって聞いた事があるからもしここで発生したら…………。


うん、重力は試すのも止めておこう。


うーん、本当にヤバいなぁ。


………………!そうだ!


魔力は何にでも変える事が出来る!


そう難しく考える必要は無い!


新しいものを作れば良いんだ!


いや、でもそれだと魔力が余計にかかる気が…………いや、やってみないと分からない!


えーっと、まず、物体を浮かせるけど、重力を使わない…………新しい浮遊って力を作ろう!


えーっと複雑だと魔力が足らないから、簡潔に。


魔力から出来ているものだけに干渉する浮かせる力。


浮かせる高さ、持続時間、浮かせる範囲によって魔力の消費量が変わる力。


これで………良いよね。


それじゃあ水を生み出して、そこにこれを加える!



バシャッ


あ、こぼれた。


そりゃ水だしね。こぼれるよね。


じゃあ氷でやるか。


よし、氷を作ってそこに使う!


よっしゃーーー!!


浮いてる!浮いてるよ!


えーっとこれで…………ぐっ、倦怠感が。


ああ、落ちちゃった。


でもひとまずは成功だ。


今度は移動をさせないとだ。


移動……………。


えーっと、魔力で出来ているものだけに干渉する力。


動かす速さ、大きさ、動かす時間で魔力消費量が変化する力。


これで良いよね。


よし、早速つかってみよう。


まず、氷を生み出して、浮遊をさせ、移動させる!


く、頭が痛い!それに気持ち悪い!


同時に3つは厳しいな。


魔力も足りてないし。


残りの期間魔力を増やし続ければ出来るか?


とりあえず浮遊させる力と移動させる力をそれぞれ名前を付けよう。


えーっと、浮遊させる力は浮遊魔法。


移動させる力は移動魔法。


そのままだな。


テッテレ~

『イースは浮遊魔法スキルを生み出した!』

『イースは移動魔法スキルを生み出した!』

『イースは浮遊魔法スキルを手に入れた!』

『イースは移動魔法スキルを手に入れた!』


うわ、一気に来たな。


っていうかスキル生み出せるんだ。


まあ、とりあえず一先ず魔力を増やす事を頑張らないとだな。

………………………

………………

……


そして、闘技大会当日になった。

最初は重力を使おうと思ったんですけど、難しくて止めました。





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