行く末
残ったストロマは対応に追われた。
深陽国とクライムは新しい一つの国となり、世界から闇が消えたおかげで結界によって閉ざされていた場所が解放された。
また、プレイヤーが築き上げてきた文明を利用して国は発展し、人口が増えて新しい国も同時に生まれた。
そして、世界樹の森に生まれた魔族達は新しい国を築き、世界樹を守りながら人間と対立して成長していった。
ストロマはその二つの国を動き回り、これからの世界の基盤を作り、その生涯を終えた。
その時に魔回路という文明を壊し、再び同じ事を繰り返さないようにしたのは誰も知らない英断だ。
その後、プレイヤーが居た事が大昔の出来事となると、それは伝承として話されていった。
「廃れた世界のプレイヤー」と。
そして時代が進み、再び運営によって放たれた。
新しい、プレイヤー達が。
これにて「廃れた世界のプレイヤー」は完結です。
処女作という事もあり、色々と改善点や至らぬ点が多くあり、それは次の作品に活かしていきたいと考えております。
これまでこの作品をご愛読ありがとうございました。
また私の小説を読む機会がありましたら、是非ともよろしくお願いします。
それでは!




