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廃れた世界のプレイヤー  作者: 春夏 冬
12章 神薬の錬金術師
145/177

大型アップデート

そして意識が覚醒すると俺は……未だゲームの中に居た。


何故?


そう疑問に思う前に、俺はその場に倒れ込んだ。


この感じは…


俺は今の自分の感覚から、一つの結論に到達した。


ステータス!


ステータス


名前 レン

性別 男

種族 上級虚神狼アークヴォイドフェンリル(幼体)LV1

状態 呪縛 感染

生命力 156/156

妖力 0/810

スキル

精神統一LV5 妖力精密感知LV5

妖力精密操作LV5 鑑定LV5

狼爪術LV5 狼牙術LV4 回避LV5 見切りLV5 

変異LV5 念話 妖狼術LV5 瞬歩術LV5

疾駆術LV5 隠遁術LV5 眷属化LV7

気配探知LV5 気配偽装LV5 予感LV4

危険感知LV4 飛翔術LV4 冥狼術LV2

天駆 空弾 鑑定感知LV5 鑑定偽装LV5

覇気LV2

耐性スキル

激痛耐性LV4 倦怠感耐性LV3 失神耐性LV2

猛毒耐性LV4 飢餓耐性LV4 睡眠耐性LV4

泥酔耐性LV4 麻痺耐性LV4 掻痒耐性LV4

狂乱耐性LV4 幻耐性LV4

魂源スキル

虚無の理解者

称号

PK PKK ジャイアントキリング サバイバー 

虐殺者 狂人 一騎当千 国落とし 地獄の狼 

地獄を生きる者 心無き者 災罪の種火 独裁者

企てる者 変化せし者 

眷属

フォス ムシュ



………そういえばステータスの閲覧って鑑定じゃないから出来るのか。


そう今更ながらそれを知ると同時に、確信する。


感染……やっぱりこれ風邪か。


それにこの感じはかなり重度の…


倦怠感耐性のおかげか、ダルさは無い。


だが、風邪特有の目眩とかは結構する。


まあその影響で倒れ込んだんだろうけど。


そう納得すると同時に一つの疑問が浮かび上がる。


あれ?そういえば病気ってこの世界でなかったよな?


そして一緒に思い出す。


俺…なんで現実世界に戻ってないんだ?


と。


本来なら、カールさんがログアウトを願い、外へ出る事が出来たのだ。


しかし、それがされていない。


どういう事だ?


いや、どういう事も何もないか。


俺は確信する。


カールはそれを願わなかったという事だ。


まあただ分からないのが…この風邪!


感染って書いてあるから多分感染症だと思う。


……ん?ちょっと待て。


俺は再度ステータスを見る。


……妖力が無い。


これ、もしかして風邪によって力系が吸い取られてこうなってるのか?


そう俺は一つの仮説を立てる。


いや、まあ勿論この義手の力でなくなってるだけしれないけど。


うーん、確かこの義手の効果は魔術妨害だから違うとは思うけど…。


そう思案するが、まあ実際どっちにしろだったので、


まあ良いか、とりあえず深陽国に行こう。


この風邪を治す事の出来る最有力候補、カールさんの居る深陽国に行く事にした。


まあ勿論この風邪をカールさんが()()()可能性は十分あるんだけどね。


因みに今居るのはクライムの自分の部屋。


さてと、それじゃあ行こう…


そう思い、俺は立とうとした…が立てなかった。


やばい、思った以上にクラクラする。


テッテレ〜

『レンは病気耐性を手に入れた!』


そうお知らせが来て、若干マシになった気がするが、それでも立てない。


……ん?お知らせ?


もしやと思い、俺はお知らせを見る。


……来てた。


やっぱり来てたよ、アップデート報告。


そうだよな、今までなかった病気がいきなり追加される筈ないよな!


そう納得と苛立ちを覚えながら、俺はその内容を読む。



お知らせ


こんにちはー、皆さん生産職大会でお疲れのようですが、大型アップデートを実施しました!


病気が増え、それと同時にこの世界全体のモンスターレベルを上げ、数段階進化した魔物にしました。


流石に最近のは弱すぎたんでね、これでバランスが大分取れたでしょう。


それでは皆さん、頑張って下さいねー。



……運営ー!!


絶対同時に実装すべきじゃないと思います!


いやだってこんな状態で強い魔物と戦える筈が無いし。


おかしいでしょやっぱり運営。


そうお知らせを読みながら思っていると、


「ししょー」


転がりながらストロマがやってきた。


「今頑張って探してるんですけどー、時間がかかりそうですー」


……なんかストロマ、やばそうだな。


そう嫌な予感が働くが、気のせいだと片付けようとする。


「うえーあははははー、蝶々だー」


いや、やっぱり気のせいじゃなかった。


うん、完全にやばい。


幻覚見てる。


俺一応幻覚耐性とか結構高いから、そのおかげでこの程度で済んでるのかもな。


そう考え……大変な事に気付いた。


ストロマは一応一年程鍛え、その時に多少なりとも耐性はつけた。


なら、完全に耐性がないやつは?


テッテレ〜

『レンの病気耐性のレベルが2になった!』


そうアナウンスが聞こえるのと同時に、力を振り絞って俺は立ち上がった。


「はぁ、はぁ、はぁ」


いや、ガチでこれやばいよ。


頭ガンガンするし、もうやばい。


そして力を振り絞って外へ出ると……予想通りやばかった。


うん、何回見たか覚えてないけど、これはまさに地獄絵図。


今まで見た中で確実にトップレベルの地獄だ。


いや、もうガチでやばい。


殆どの人が多分家の中に居るだろうからまだ良い…のか?


いや、良くない。


普通にやばい光景だよ。


早く、とりあえず深陽国まで行こうと進む。


一歩一歩が重い。


歩くごとに息切れが酷い。


そしてとりあえずこの国の外へ出る入り口まで来た。


……魔物がえぐい量居る。


ストロマがいつのまにか張っていたこの国の結界のお陰で中に入って来てはいないが、それこそ出た瞬間にやられる量だ。


……上等だーやってやんよ!


そう心の中で自分を鼓舞し、俺は外に出た。

………………

…………


テッテレ〜

『レンのレベルが3になった!』

『レンの病気耐性が5になった!』

『レンの倦怠感耐性が4になった!』

『レンの幻耐性が5になった!』

『レンの狂乱耐性が5になった!』


深陽国に着く頃には今まで中々上がって来なかった耐性スキルが全体的に上がり、なんなら一緒にレベルも上がった。


……もしかして病気の時の方が上がりやすいのか?


そう思える程の異常な上がり具合。


うん、暫くレベルアップに勤しもうかと思ったよ。


そして着いたと同時に気付く。


リスポーン地点……深陽国に設置してあるじゃん。


すなわち死んだ瞬間にこっちに来れたという訳だ。


……ま、まあレベルアップ出来たし良いよね。


そう自分を誤魔化して、俺はほぼ()()()()のその国へと入って行った。

偽証クラスの投稿を止めます。


廃れた世界のプレイヤーが大体半分くらいまで来たので、今度は計画的に新小説を書こうと思ったので。


という訳ですいません!

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