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廃れた世界のプレイヤー  作者: 春夏 冬
9章 犯勇戦争
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番外編 クリスマス

ちょっと宿題を終わらせてて休み、そしていつの間にかクリスマスだったという事に気付きました。


一日遅れのメリークリスマス!

今日はクリスマスだ。


毎年通り普通にイベントをこなす為に良い事しようかと思ったんだけど、ケイにとあるイベントを誘われたんだ。


「一緒にサンタやろう」ってね。


というのも今、プレイヤー内でとある企画をやろうって話されていたんだ。


NPCの子供達にバレないようにプレゼントを配布しようっていうイベントをね。


楽しそうでしょ?


という訳で今年、俺はサンタになる!

……………

………


午前1時…


普通なら寝ている時間だが、今日は違う。


こそこそと歩き回るプレイヤーが多数見える。


彼らも事前に用意したサンタ服を着て家に侵入しようとしてるのだろう。


さて、そろそろ俺も入るか。


そう考えていると、一つの事実に気付いた。


あ、家に煙突が無い。


と。


勿論ドアには鍵が掛かっており、窓も閉まってる。


………どう侵入すれば良いんだ?


俺はそう疑問に思い、どうするか…とひたすら考えた。


ドアの鍵を壊して無理矢理……いやでも……!


そして、一つの方法をひらめいた。


プレゼントの形を操作し、窓の隙間から通そう!


幸いプレゼントの中身は機械とかではなく、ただの野球ボールとバットだから形を戻せば良いだけだ。


そして俺はプレゼントだけを中に入れ、家の中を探知した。


家の内部構造の把握、そしてその中にいる少年の枕元までこれを持って行けばミッションコンプリート。


………以外と遠くてキツいな。


しかも両親共々()()()()みたいだから気付かれないようにしないと。


そして数分後……


………よし、漸く置けたー!


あー、キツかった。


まだ沢山プレゼントあるけど一回一回こんな事しないといけないのか…キツなぁ。


そうプレゼントの配布のキツさに嘆いていると、一人の男性が見えた。


…ケイだ。


そういえばケイはどうやってプレゼントを届けているんだ?


そう思い、聞いてみると……


「事前に保護者に連絡入れてるから普通に入って良いんだよ」


そう言われた。


………次からはそうしよう。


そう考え、そうやってプレゼントを全部届け終わると、もう一つの事に気付いた。


クリスマスイベントで貰える物……夜更かししたら貰えないじゃん!


……寝よう。


そうして、プレイヤー達のサンタイベントは幕を閉じたのだった。


翌朝、そのイベントに参加した者達にプレゼントが届けられていた。


はたして、そのプレゼントを配ったのは本物のサンタなのか、真相は定かではない……



「メリークリスマス!」

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