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彼女に愛を伝える方法8選  作者: 宵 ヤイバ
3/10

3 とりあえず会ってみたい

前の話からとても間が空いてしまって本当に申し訳ないです。言い訳させてもらうと、現実でリアル失恋してしまい、失恋系の物語を書く気が一時的に無くなってしまったからです。ですがだんだんと書く気が戻ってきたので、執筆いたしました。

少し短いですが許してください。

いい加減少しだけ会ってみたい。

清明に正論をぶつけられてから、よくそう思うようになった。雨水に迷惑を掛け、清明にも気を遣われてるにもかかわらず、俺は何も行動に移せてはいない。


その理由ははっきりと分かっている。分かっていても行動に移すことがどうしてもできない。雨水の前では強がってたけど、やっぱり俺は弱い。会話をしようと心に決めても、結局頼ったのはネットの力。普通のクラスメイトの女子と喋るときは自分の言葉を使えるのに、恋愛感情が割り込んできた途端にコミュ力が底辺に落ちる。付き合ってた頃は全く気負いなく話してたのになぁ。次の論文は、恋愛感情が介入した時のコミュ力の低下、という題でいこう。

女子と話せますか!?ってアンケートを一人一人してみるか。絶対強がって、話せましたが?とか答えそうだな。そういうやつに限って女子と話せないから面白い。


「って昨日の夜悩んでしまってなぁ。」


「なぜ最後までシリアスを貫けないのか、という論文を私は書こうかしら?」


困ったような顔で雨水は言う。

今は高校の授業が終わりのんびりと帰宅しているところだ。

今日も雨水には相談に乗ってもらっている。まじ感謝。


「悩みの前半は、春楠のこととかあんたの素の部分が見える少し重めの悩みなのに…。

なんでだんだんコミュ力の無い人を煽るような発想になっちゃうのよ…。」


「なんで、って言われてもなぁ。俺はその場その場を勢いで生きる系のストレートヒューマンなんでね。真っ直ぐにしか進めないのよ。だから一回考えちゃったら考えがまとまるまで終わらなくてね。

ちなみに今日の午前中は、実際にみんなの会話する様子を観察してた。」


まぁほとんどの人が同性の人としか話してなかったけど。そういや、一人の男子は廊下で転んで、マジヤバたん〜ツラたん〜のタンタン系の女子の集団に突っ込んだ勇者がいたな。その後の彼は、魂が抜けたような抜け殻だったな。ヤバたん。


「…ほら。今もふざけたようなことを考えて、素を隠してる。」


「そりゃあ。誰でも隠したいことの1つや2つはあるだろ。俺のパソコン履歴見てみるか?隠したいことだらけだぞ。アニマルビデオがたくさん。こないだの犬の。」


「指摘されても素は隠すのね。ただ本当のあんたはあんまり強く無いんだから意地張りすぎちゃダメよ?」


わりと本気で心配するように言ってくれる雨水。


「女子からあんたは強くないって正面から言われるのだいぶくるなぁ…。」


俺があんまり強くないっていうのは、事実だから何も言えないなぁ。


「…それで?結局会いに行くの?」


「いい加減仲直りしたいと思ってたし、もし向こうが俺を嫌ってたとしても気持ちだけは伝えようかなって。

まぁ俺からの一方通行の話にはなりそうだね。てか確定で一方通行だよね。」


ふはははは!悪りぃな、こっから先は一方通k(以下略)


「でも清明はそれ許すの?あいつも昔は春楠のこと好きであんたと競ってたじゃない。別れたあんたがのこのこと会いに行くのは怒りそうだけど。」


「やっぱ女子の発想って怖いよな。男子ならまずそんな考えないから安心して。特に清明なんかは俺を理解してくれてるから平気だよ。」


女子視点だったら、別れた彼氏が自分に彼氏面して会いに来るわけだから、確かになんか言われるかもしれないけど男子はそんなちっちゃいこと気にしないよな。自分の気持ちを伝えることが罪になるわけないだろまったく。

そういやさっき陽キャの集団に突っ込んだ某男子は、

ごっごめんなさぁいいぃ。わざとじゃないんですぅ。えっ?許してくれるんですか!?じゃあさっき転んだときに見えたスカートの中の宇宙についても許してくれるんですね!?そのときに神に感謝してしまった僕にも慈悲をくださるのですね!?ありがとうご……

とか言ってたな。やっぱ自分の気持ちを伝えることは罪かもしれない。判例、某男子陽女子衝突事件。中国語かな。


「…で?あんたはいつ会いに行くつもりなの?私達もうそろそろ家に着いちゃうよ?今から行くの?」


「分かってないな雨水は。

もしこの世界が物語で俺が作者なら、とりあえず今日のうちはこれでもかってくらい引っ張って、次の話で会うくらいのペースがいいと思うんだ。会うのが遅すぎるといい加減読者に飽きられそうだから、次話くらいには会うよ。」


「ちょっと何言ってるか分からないし、途中から別の人が憑依してるみたいになってたよ…。」


「そのためにも、家での心情を書いて短めに終わった方が、この話としては……。」


雨水の家の前に着くまで、ひたすら自分の創作小説を紹介したみたいになってしまって、とても恥ずかしかったです。


ーーーーーーーーー


そろそろ日付が変わる時間。俺は寝る前に今日の会話を整理している。

雨水にはかなり核心を突く質問をされたな。


清明は怒らないのか。


あのときは全男子総意の意見を雨水にぶつけ、お得意の脳内おふざけルートに突入して話題を逸らしたが雨水にならバレそうだな。

多分清明は怒らない。これは本当だと思う。怒らないじゃなくて怒れないだと思うけども。

あいつは優しい。だから何かあったときに人間関係が壊れそうな行動は絶対にしない。俺は例外らしいけど。もっとボクにも優しくしてヨォ親友。

清明は内心では、なぜ一度関係が壊れてしまった俺が、さらに関係を壊すかもしれない危ない綱渡りをするのか理解できない、と思っているかもしれない。

それとも、もう関係が絶対に戻らないのに、俺がまだ足掻くことに苛立っているのかもしれない。どちらにせよやっぱ俺にはキツくあたるんすね。ツラたん。


気づくと日付が変わって少し経っていた。流石にそろそろ眠いな。

睡魔に流されながら明日はどうするべきかを考えていたらもう寝そうだ。そうだ。今日の悩みは全部明日の俺にぶん投してもう寝よう。がんばれ明日の俺。日付変わったから今日ですか。そうですか。


眠る直前に俺は思う。


今日一番深く刺さった疑問があったな。


なぜ自分の素を隠すのか。


俺も隠そうと思って隠してるわけじゃないけど、不思議と無意識におふざけワールドを展開しちゃうんだよな。

原因は俺がふざけると、春楠が笑ってくれたからだろうな。


この日はあまり寝付けが良くなかった。



















前書きでも言ったように、今は傷心中の身ですので次の話がいつになるのかは分からないです。

ですが絶対に完結はさせますのでこれからもよろしくお願いします。

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