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ふかがわばすたーず2016  作者: ニートスズキ
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哲子ケータイを支給される

 「はい、これ」そう言って先輩が私にケータイを差し出す。

 「いくらうちが貧乏でもケータイくらい持ってます」私はポケットから自分のケータイを取り出してみせる。

 「貧乏なんだ」

 「哲子ちゃんってばカワイソ〜〜」

 「うちはお金に困ってないぞ」みかかさんは得意気にそう言った。


 「いや、これは普通のケータイじゃないのよ」みかかさんといくるみちゃんも同型の自分ケータイを取り出して私に見せてくれる。

 「あっおそろいですね」おそろいのガラケー。

 「あっ今ガラケーだって思ったでしょう」

 「チョット思ってしまいました」

 「素直でよろしい」


 「このケータイがただのケータイではないことはさっき言ったわよね」

 「はい」

 「このケータイはただのふかがわばすたーずの会員証というわけではないのよ」「実は‥」

 私はゴクリとつばを飲む。

 「敵を攻撃したりタイムトラベルしたり出来るのだ〜」

 「はい?」

 

 「先輩、質問いいですか?」

 「どうぞどうぞ」

 「敵って何ですか?」

 「ふかがわ」なるほど、ふかがわばすたーずですもんね。

 「ふかがわって何ですか?」

 「東陽町を侵略する悪い奴らよ」

 「非合法的な」

 「そう」

 「得体の知れない?」

 「まぁな」

 「わかりました」

 「よろしい!」

 「タイムトラベルは?」

 「時間を行ったり来たりできる」

 「へぇ、便利だな」

 「し、信じてないわね?」

 「まぁ、いいです。いただけるんなら喜んでいただきます」私は頭を深々と下げケータイ電話を受け取った。

 「肌身離さず持っていること!い〜い」

 「わかりました」

 「もし無くしたりしたらすぐに連絡して欲しい」

 「はい」

 「爆破するから」

 「ば、爆破」

 「取扱に注意するんだゾ」そう言って笑う先輩。どこまで本当だか、私全くわからない。

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