表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ふかがわばすたーず2016  作者: ニートスズキ
3/7

メイドと金づる

 「いらっしゃいませ」にこやかな少女がそう声をかけてきた。肌は褐色で髪はピンクのロン毛。露出の高いメイド服を身に着けている。メイドカフェ?

 「コラッ、いくるみ」「てへへ」

 「おかえりなさい、またなの園子」もう一人のマスター風の女の子がそう先輩に声をかけた。

 「今回は掘り出し物だと思うんだ。だって、"征服"大好き人間。ねっ?」

 「はぁ、まぁ。なんというか」

 「ほう」何か納得された!

 「ささ、入った入った」

 店内?のテーブル席をすすめられ、そこに着席する私と先輩。

 「いらっしゃいませ〜」ピンク髪の娘がレモン水を2つ運んできた。

 「この娘はいくるみちゃん」

 「どうも、哲子です」「どうも〜」それだけ言うとあっさりと引き上げた。

 「彼女もうちのアジトのメンバーだよ」

 「はぁ、アルバイトですか?」

 「いや、彼女は気が効くからいつの間にかあーなってた」趣味だった。


 「どう?うちのアジトは」

 「無駄に金かかってませんかね」宿題をするのに使えそうだ。

 「お金ならあるゾ、あそこに居るみかかってのが金づるだ」先輩がひそひそとそう言うと。

 「聞こえているぞ」みかかという男装の麗人がやって来た。

 「うちは別に金持ちではないよ。商売をやっているだけだ」

 「何の商売ですか?」

 「AV屋」うわぁ〜。

 「断じて、違うからなっっ」顔を真赤にして先輩の頭を叩きながらみかかさんはそう言った。どうやらAV東陽えーぶいとーよーという名前の電器屋さんらしい。

 「やらしい名前だろ」叩かれた頭をさすりながらそう言う。

 「でも、彼女はAVと聞いても逃げ出す素振りも見せないんだな」

 「そうね、もしかして援交してる人?」

 「してません、してません」

 「必死に否定するところが怪しい」どうすればいいんだろう。


 「そんなことを言ったら先輩の方が」金髪だし。

 「私は安くないわよ」

 「売る気あるんだ」

 

 「そんな訳で彼女がみかかさん」

 「どんな訳だ」呆れたみかかさん。

 「はい、おじゃましてます」

 「おじゃまされてるよ〜」そう言ってみかかも帰って行った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ