詩 氷
掲載日:2026/06/01
氷は自然の宝石だと思う。
カラン、カラン、カラン、カラン。
コップの中で、可愛い音を立てる。
まるでジュースを引き立てるアシスタントみたいに。
「冷たくて、美味しい!!」
そう言われるのを待っていた。
コップの周りには水滴ができ、まるで氷が発熱したみたいに、更に冷たく感じる。
喉が渇いた時は、氷のその冷たさに救われる。
チュー、チュー、チュー。
ストローでジュースを吸っていく。
たまに氷を回すと、まるでダンスしているかのような華麗なものとなる。
音も耳ざわりが良く、まるでアイススケーターと話しているような、そんな親近感がわく。
「あ、氷、溶けちゃった」
残念そうな声に、氷達は満足する。
ちゃんと役割を終えたのだ。
「はい、次」
次の氷達にバトンタッチして、自分達は癒されるように、空へのぼっていくのだった。




