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重複する単語を使わなければなんでもできる日記

主人公、高市英喜は引きこもりがちの大学生。受験戦争に乗り気に慣れず、かといって就職もしたくない彼はF欄大学に入学した。しかし大学の勉強についていくこともできず、かといって友人も作れない彼はボッチな生活を送っていた。

そんな彼はある日、怪しい占い師から商品を買った。

それは、指定した事象を英語で書けばその通りになるノート。「全能ノート」だ。

ただしそこには「重複する単語は二度とを使ってはいけない」という条件がある。同じ単語を2回以上使うとその事象は起きなくなってしまう。


例えば「I get a 1billion yen」と願えば10億円が手に入るが、その後この文章に出てきた単語は使えない。

そうすると次から主語である "I" が使えなかったり、また頻出冠詞である"a"も使えないため一気に願いをかなえる難易度が上がる。


また、主語を省略した場合、前置詞などを省略して文法的な誤りとなる場合はミスとなり、願いは無効、更に使った単語も消費扱いになる。人名などの固有名詞は自分が意識している人が対象になるが、フルネームで書かなければならない。時間、場所を指定しなかった場合はそれを書いた場所と時間で起こすことができる。


英樹「怪しいばあさんの営業トークにつられて買ってしまった。いや、今思えばマジでありえねえ。でも買っちまったわけだし、本当に願いが叶うとは思わないが...さっそく使ってみるか。」

英樹はさっそく全能ノートを開いた。最初の願いは、、



「10億円にするか」

"I get 1 billion yen"

と英樹は全能ノートに書いた。ちなみに英語に不安がある彼はネットの翻訳アプリを使って書いている(笑)。しかし流石に目の前に10億円が召喚されることはなく周囲に変化はおこらなかった。

「流石にでたらめだったか?」

英樹はがっかりしながら部屋でゴロゴロした。すると、突然インターホンが鳴り響く。

(誰だ?)と思いながら覗き窓を見た際にはすでに人はいなかった。代わりに大きなダンボールが置かれていることに気が付く。


中をあけるとそこには10億円が入っていた。

「マジか!これはもう人生勝ちじゃねえか!」

英樹はよろこんだ。だが同時に怖くも思う。


このお金は一体どういう経緯でここに来たんだ?と。


もしも無から生み出されたならそれで良い。もし全能ノートにより操られた存在がいて、例えば10億円を盗んでここに持ってきたとしたら?この先英樹は待ち受ける不安と欲望を制御し、ノートを使って幸せな生活を手に入れられるのか。

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