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異世界転生勇者物語  作者: 照師
可能態
6/40

可能態 その1

わたしの後ろに続くのは


計り知れない力。


わたしの前に広がるのは


無限の可能性。


わたしの回りを包むのは


数えきれないチャンス。


いったい


何を恐れることがあるだろう?

『アレス』


村を出ると女神の美しいが声がする。


「女神様か?どこにいるんだ?」


どこだ?どこだ??どこなんだぁ!?


『天界です。あなたの脳に直接話しかけています』


残念!


「そうなのか、でなんだ?」

『村を救うという選択をしたあなたに、いくつかプレゼントがあります』

「マジかよ!それはなんだ?」


普段の行いが良いから当然の事だよ、なんちって。


『……それは、無限にお金の入る小銭入れ袋。それと、あらゆる物を収納可能な神秘の宝石です』


【アレスは、四次元袋と神秘の宝石を手に入れた。】


「すげー、これで荷物の心配がなくなるな。けどお金は、カードがあればイイんじゃないか?」

『小さな露店等では、現金でないといけない所もあるようです。それと神秘の宝石の力を得る為には、飲み込む必要があります』

「これを飲み込むのか?」


アーモンドのような赤い宝石を手に取る。


…宝石を飲み込むなんて嫌だな。けどしょうがないか。

ゴク、うっ。

案の定無味無臭だった。けどこんな大きな宝石を飲み込むなんて、気分が悪いな。


『それとアレスの検索能力には、アレス自身のステータスも確認できます』

「そうなのか。そういや検索って、どうするんだ?」

『検索は、検索って思うことで出来ますよ。ちなみに収納は手をかざして、願うだけでいいです』

「そうなのか!わかった。とりあえずやってみるよ」


検索、俺のステータスはっと……。


アレス Lv.1  剣士 Lv.1

HP 30/30

DP  0/ 0

攻撃力(A)  7

防御力(D) 10

素早さ(S) 12

ギルドRANK F  GP 0

所持金 0ダレル

エネルゲイア  ?

技 剣術

スキル

装備

木剣  A 5

布の服 D 3

革の靴 D 3 S 10

貴重品

ハンターギルドCard

ブロンズナイフ

四次元袋

神秘空間(アイテム)


なるほどね。


「そーいや家を出る時、素足だと危ないって、ナキから革の靴もらったんだっけな」


だからこの靴を履いてる分、防御力とスピードが少し高いんだな。


村を出るとすぐに道なりから外れて、平原に出た。

どうやらこの辺りは、村を囲うように平原が広がってるようで、最初は、この平原から探索してみる事にした。


…しっかし、しばらく歩いているが。


…心地よい草木のざわめき。


…喉かな気候。

なんとも平和な平原だなぁ。

モンスターなんているのか?


カサカサ。


「なんだ!?」


いきなり目の前の草むらが揺れだすからビビったぜ!完全に油断してた。

嫌な予感がして、木剣を構える。

すると草むらの中から青いゼリー状の魔物が現れた!


「おっ出たな!」


【アメーバーが現れた!】


ん?どうやら無機質な女の声と同時に戦闘が始まるようだ。


「…うーわ、気持ち悪りー」


そいつは青く透明で、ドロドロしたナメクジのような魔物だ。


「まずは検索と…HP10か、大した事はなさそうだ」


アメーバーに向かって行き、木剣を叩きつける!


【アレスの攻撃、アメーバーに4のダメージ!】


衝撃でアメーバーが歪んだ。なんともグロテスク。しかしすぐに元の形に戻ると突っ込んできた!

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