転生 その3
~依頼書~
条件Fランク~
内容
村が飢饉の為、食料品を大至急求む!
野草、魔獣肉、食べれる物ならなんでも良いです。
報酬
食品の相場5割増しの額で買い取ります。GPは相場通り。
依頼者
ドド村ライ村長
「今、ドド村の村長から魔獣の狩猟要請等の依頼が出ています。種類を問わず、魔獣等によって、報酬を出すとの事なのですが、受けますか?」
「はい!」
村も救えて、ナキに恩返し出来るなんて、一石二鳥だな。
「やっぱり依頼、出てたんだね」
ナキが呟いた。
「では、ご武運を!」
ミューネのカワイイ営業スマイルを力に変えて。
よし!外へ出て狩りの始まりだ!ってぇ!?
「ちょっと待ちなさい!あなた丸腰で外へ出るつもりなの?」
ナキ、服引っ張んなくてもいいのに。でも美人だから許す。
てかブロンズナイフは武器ではないのか!
「そのー、無一文なもんで」
武器も何も金なんて持ってないぞ。
「そうなの…じゃ…入り口近くで待ってて」
「わかった」
ナキが小走りにギルドを出ていった。
ナキと別れて後、村の入り口近くで待っているとわりとすぐにナキが戻って来た。
「ハァハァ。これ姪が練習ように使ってたの、丸腰よりはマシだわ」
「ありがとう!何から何まで悪いな」
【アレスは、木剣を手に入れた】
「ううん。頼んだのはこっちだもの。それと最初は、ラッシュウサギ辺りが、いいかもね。じゃあんまり無茶しないでね?」
なんじゃそりゃ?まあ行ってみればわかるか。
「わかった。うんじゃ、行ってくる!」
「気をつけてねー」
手を振るナキに見送られ、村の門をくぐり抜け歩みだす。
さぁ狩りの始まりだ!!
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