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異世界転生勇者物語  作者: 照師
狩りもの競争
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狩りもの競争 その1

良い人というのは、


最後にゴールするようにみえるかもしれないが、


たいてい、


ほかの人たちとは


別のレースを走っているものである。

ギルドの前まで来ると、なにやら騒がしいザワザワと話し声が聞こえてくる。


…もう始まってんのかな?


…おっと!

中に入ろうとした瞬間、スイングドアからエリスが飛び出してきたのだ。


「あっ今、呼びに行こうとしたとこよ?」

「そうなの」


…ビックリしたー!突然出てくるから。

でもいきなし会うとなんだか緊張するな。


「皆さん主役をお待ちかねよ?」


……えっ主役って俺のこと?


「いやいや!主役は、エリスだよ!!」


ギルドへと戻るエリスを追い掛けて中に入っていく。


「いーえ、アレスよ!」


振り返って否定してくるが顔は笑っていた。

そんな笑顔で言われたらもう、なんも言えねえ。


「今日は、二人の歓迎会よ、さあ座って」


ナキに促され席へと向かう。


……えーとそっか、今夜のパーティは、盗賊と戦った皆、プラス村長だな。


…それにしても良い匂いだ。

机の上には大きな鍋が置かれていた。

あれ、ウサギの肉入り鍋かな?

あー腹減ったー。


「どうやら皆、集まったようじゃな?」

「そうみたいね、じゃ」


ナキが鍋の蓋を開けると、なんとも言えない旨そうな焼けた肉の香ばしい香りがしてきた。


「うわー!」


子供達は、鍋を覗き込むとそそくさと席に座り込んで待ちどうしそうに目を輝かせている。

やがて全員に鍋が行き渡り席につくと村長が立ち上がった。


「オッホン!今日は皆、ようやってくれた。村を代表して礼を言おう。それでは乾杯じゃ!」


「「乾杯!!」」


いっせいに高々とコップを上げる皆に合わせて乾杯した。

中には紫色の飲み物が入っている。

とりあえず口をつけてみると。


「すっぺぇー!」


ザクロのような甘酸っぱさに思わず口を尖らさせる。


「フフフ、ジャクの果汁よ。疲れたときはこれが一番!」


確かにこれは効きそうだ。

それにしても美味そうだ!

お椀の様な丼状の容器に盛られたウサギの鍋を手に取る。


熱そう…。


入念に息をかけて肉にかぶりつく。


「うめぇー!」


シンプルな塩味だ。

続けて汁も飲んでみるとウサギの出汁が染みてて美味い!

やっぱ肉は良いよな。


「おかわり」


って早!

ユーリもう食べ終わったのか。


「もうお肉はないわよ」


しかしそれでも十分満足そうにユーリは肉の入ってない山菜汁を飲みながらパンにかぶりついている。

ラケットに盛られたパンを手に取り鍋と一緒に食べ始めた。


「かー!」


村長が飲み物を一気に飲みほすと空かさずナキにお酌され、結構なペースで飲んでる。

やがてみるみると顔が赤くなっていった。

どうやら大人たちが飲んでいるのは酒のようだ。

いったいどんな酒だろう?


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