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異世界転生勇者物語  作者: 照師
導かれし者の帰還
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導かれし者の帰還 その8

…それにしても彼女のあの悔しそうに下唇を噛む仕草もたまらんなぁ…、

いかんいかんこんな時に何考えてるんだ俺は!!それどころじゃないだろう!!


「エリス!!」


…ん!?

ナキの声だ!

スイングドアが開きナキ達が出てきた。


「ナキ!それにミューネ達も!」


すると美少女は、驚いたように名前を呼んで応えた!


…エリス?この子の名前エリスって言うのか?てかナキ達の事知ってるようだが…知り合いだったのか!?


「なんか子供の悲鳴が聞こえたから、飛び出してき、ユーリ!!」


エリスがナキ達を見たのは一瞬だった。

エリスの視線を追うようにナキ達が向くとその光景に絶句している。



「そう…ユーリが捕まっちゃって…」


壁に刺さった剣を抜きながら、悲しそうに呟いた。


…クソー!なんとかしないと…。

しかし思いとは裏腹に出口へと向かう盗賊、皆で後を追うが…。


…どうすればイイんだ??

少しずつ出口へと近付いて行く、しかし何も出来ずにただついて行く事しか出来なかった。


…どうすれば?

どんどん出口へと近付いて行く。


…ダメだ!いくら考えても何も思い浮かばん。

村の門が見えてきた!


…どうすれば、


…一瞬でも隙が出来れば、後はきっとこの少女が魔法でなんとかしてくれる筈。


…だがどうやって隙をつくろうか?


…ダメだ!もう俺には、何も残っていない!


…何かないのか?何か?


………そうだ!


…だが不審な行動を取れば、あの子が殺されちまう…。

…バレないようにするには、


…とりあえずゆっくり歩き女性陣の後ろへ回ろう。

途中からわざと歩くスピードを下げていった。


…だが思った。


…このまま後ろに行くともしかして、怖くなったって彼女達に思われるんじゃないかな??


…いや、今はそんな事気にしている場合じない!


なんとか隙を作らないと!!

てな事を思いながら女性陣の後ろに回った。


…よし!門がすぐそこに迫ってきた!後は…。


【テテが参戦した】


…何!?


えーんだーん!!」


…テテだ!!


突然!家の影からあの利口そうな少年が飛び出てきて、両手をつきだして叫んだ!!

小さな火の玉がジョー目掛けて襲い掛かる!!


「くそったれ!!」


しかしそれに気付いたレックスが飛び出だしてきて、ジョーを庇うように曲刀で火の玉を弾いた!


【テテの攻撃!テテはジョーに炎弾を唱えた。しかしレックスのかばうが発動、レックスに28のダメージ!】


…スゲー!テテ、魔法が使えたとは、それに敵の隙をつく一撃!さすがお利口のテテだ!


【ジョーの攻撃、ジョーはユーリを盾にして動けない。ジョーは火傷を負っている。ジョーに8のダメージ】


ジョーは火傷の痛みのせいか顔をひきつかせていた。


「このガキャー!!」


レックスが物凄い形相でテテに斬り掛かる。


…ヤバイ!テテが危ない!!


だが一瞬にしてレックスの懐へ、女神が飛び出してきた!

レックスの剣を弾き、仰け反らせたその隙にテテを片手で抱き抱え込み横へ跳びながら詠唱を開始していたその目は、既にジョーに向けられている。


…スゲー!


その一瞬で起きた出来事は、まるで女神の成せる神業のように見えた。


【レックスのテテへの攻撃、エリスが弾いた!レックスは攻撃できない!レックスは火傷を負っている。レックスに9のダメージ】


レックスも火傷の痛みのせいか動きが鈍く感じた。


…そうだ!見とれてる場合じゃない!ユーリが危ない!


「レックス!?痛てー!」


…おっ!ジョーが注意をそらした隙にユーリが手に噛みついてる。

慌ててジョーがユーリを放り投げた!

しかしなんなく着地するユーリ。


…ナイッスだユーリ!


「コノガキャァ!!」


だが逆上したジョーが曲刀を振り上げた。


…ユーリが危ない!


…エリスは?ダメだ!!間に合わない!!


子供を抱えてたせいか出遅れたみたいだ。

魔法を放とうとするエリスにレックスが再び襲いかかったのだ!


…俺がやるっきゃねぇ!


俺は、無我夢中に袋から取り出していた物をジョーに投げつけた!

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