導かれし者の帰還 その7
【ジョーの攻撃…しかし!謎の少女が現れた。謎の少女の牽制攻撃。ジョーは驚き仰け反った。ジョーは攻撃出来なかった】
「無法者に名乗る名などない!…痛い目に遭いたくなけらばさっさとこの場を去れ!!」
「なんだと!?…グワッハッハァー!しっかし可愛い顔して、ずいぶんと威勢のいい小娘だな!?」
「フフフ、確かにとんだ小娘だ」
なんだ?アイツらの態度が豹変したぞ!まあ丸腰の女の子だからか、確かにあんなに美しい女の前では、虚勢を張りたくはなるわな。
「じょーちゃん、痛い目に遇いたくなければ、大人しくそこで見てるんだな!…それとも、俺達が大人の恐ろしさを教えてやろうか?」
「フフフ、まったくだ!俺達は、女の泣いてる顔が大好物なんだ。そんなに慌てなくても、後でたっぷりと泣かせてやるよ?なあ?」
「「グワッハッハァハー」」
…なんて下品なやつらだ。
「…ゲスが!」
謎の美少女は、全く臆する様子もなく、呆れたように吐き捨てると、
「…ハァーー…」
ゆっくりと息を吐きながら、歩き出した。
すると彼女の両手に赤いオーラが漂ってくる!
「何!?魔法使いだと!?」
「ちぇっ」
…魔法?
「炎…弾!」
彼女が叫んだと同時に両手を突きだし、火の玉を放った!
すげー!、ん!?
それぞれの手から放たれた二つの火の玉!
…ダメだ!!
しかし驚異的なスピードで交わすジョー、レックスも辛うじて避けたように見えた。
「フー」
「あぶねぇ、あぶねぇ、だがとんだ大外れだな!グワッハッハァハ」
…くっそー、ジョーはともかく、レックスはもうちょいだったのに!!
…いや!?
「レックス!右だ!右を見」
「ん??」
外れたと思った火の玉は、剣の柄の先、赤い宝石に吸い込まれた!!
その瞬間、赤い光を放つと二つの炎の玉となって、レックスらに襲いかかった!!
「グワァァァ!!」
「ウオォォォ!!」
…すげー!!今のはさすがのジョーでも避けきれないだろう。
スピードも威力も桁違いだった炎の玉が二人に襲い掛かったのだ!!
…二人とも殺ったか?
【謎の少女は、同時に2発の炎弾を唱えた。レックスに253のダメージ!レックスは火傷を負った。ジョーに247のダメージ!ジョーも火傷を負った】
…ダメだったか。
「あぢぃぢちちぃぃ!!」
「あぢぃ、ウオォ!あじぃぃ!!」
「…うわー…」
だがその光景に思わず顔を歪ませてしまう。
燃え盛る炎にレックスは、地面に飛び降り転がりだした。
ジョーも地面で転がって、火を消している。
「ハァハァ、ちぃっきしょう…レックス!ここは引くぞ!」
「ハァハァハァ、くそったれ!!ハァー…ずらかろう…」
「そうはいくか!」
ずらかろうと起き上がる盗賊らに無情にも歩み寄る謎の美少女。
…きれいな顔して容赦ないな。
「ちっくしょう…このアマー!!……ん?」
…なんだ急に!?
のそのそと起き上がっていたジョーだったが、突然階段の方へと走り出したのだ!
「貴様何を?」
「うわー!!」
すると階段の辺りから子供の叫び声が!!
…あの声はユーリか!?
「しまった!」
悔しそうな少女の叫び声が響く、しかし気付いた時には遅かった。
ジョーが階段の下へと潜って行った。
…それにしてもユーリあんな所に隠れてたのか!
「離せよ!コノヤロー!盗賊め!うっ!!」
ジョーが階段の下からユーリを抱えながら出てくる。
…あのヤロー!あんな子供の首筋に曲刀つきつけるなんて、なんてヤツだ!!
「フフフ、口の悪いガキだぜ。おい!分かってんだろうな!?じょーちゃん?大人しくしてないと…間違ってこの手が、すべっちまうかもな!ハハハハ」
…ちきしょう!卑怯な!!
「ガァハハハ!よくやったぜジョー!テメーら妙な真似すんなよ?」
「くっ…その子は関係ないでしょう!?離しなさい!!」
少女の問いにニタニタと笑いユーリを見せつけるように持ち上げ、牽制しながら下がって行く、こっちを警戒し、後ろ歩きに出口へと二人は向かって行った。




