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異世界転生勇者物語  作者: 照師
可能態
13/40

可能態 その8

「ハァーー…」


…きた!

きたきたきたきた!!

手が温かい…、


やれる!今度こそやってるぜ!

右手を突きだして、心の中で叫ぶ!!

光の波動!!


「ハァァァァァァッ!!」


手に集まった光の粒子が輝き、解き放たれる!!


ブウォォーン!!


「ウギィーー!…」


……。


………ぽかーん…。


ハッ!!


「ふっ、ふっ飛んでった!!」


一瞬の事に唖然としてしまった。

手から放たれた光の粒子が物凄い衝撃波となって、ラッシュウサギを遠くへふっ飛ばした!!


【アレスの攻撃、アレスは、光の波動を放った。ラッシュウサギは、ここではない、どこかへと飛んでいった!】


「スゲー威力!」


…てっきり攻撃的な技だと思ってたんだが。

このエネルゲイアは、吹っ飛ばす技だったのか!!


「フゥー、それにしても、どこまで飛んでったんだろうか?」


…意外と近くに落ちてたりして…、


「さっさとここからずらかろうか!」


逃げるように平原を小走りに進んで行く、


「そー言えば!」


…ちょっと検索…。


「もう半分も減ってる!DP5も使うのか、あと一発しか撃てないな、気をつけて使わないと…」


…てかDPってどうすれば回復するんだろうか?


…おそらくさっきみたいに休めば良いのかな?

村に行って寝れば回復するかも…、

とりあえずこのまま進めば街道へ出る筈だ。

村の方へと向かって行く…、


出るなよ!モンスター!

なるべく静かに、素早く進んで行く、モンスターと戦うと痛い目にあうから、もう戦闘になるのはゴメンさ!


まずは村に帰って、今回得た報酬で、防具を揃えてから出直そう。

こんな布切れ一枚じゃ、何も装備してないと大して変わらんからな。

さんざんボコられて、しみじみ思った。


しかし俺の力ってこの世界では、ウサギ一匹相手になんとか勝てるくらいだなんて…やべー…この先大丈夫だろうか?


……。


「フー」


しばらく進んで行くと普段の行いが良いからなのか?

運良くも魔物に会うこともなく街道へと出た。


「おっ!」


道なりの向こう、それなりの先に、村が見える!


「助かったー!」


しかし村を確認するとすぐに平原の草影に隠れた。

さすがにこのまま行くのは、マズイからな。

捕まえた獲物や山菜を袋から取り出し、並べていく。


そーいやさっきは、痛くてとっさに出してたが、袋から何か物を出すときは、出したい物を念じて、掴み出すと出てくるみたいだな。


「便利な袋だ。さてと、まずはこいつを…エイ!」


ブチ!


モッサーの毛を引っこ抜くとその長い毛を使って、山菜を縛っていった。

そしてモッサーを腰の辺りにくくりつけて、ラッシュウサギを背中に担ぎ、その上から山菜を担いで、


「よいしょっと、これで良し!さあ行こうか」


ドロドロしたアメーバは、袋から直接出した方が良いし、これで問題ない筈だ。


「あー腹へったー」


気が抜けたら空腹感が襲ってきた。

もう昼くらいかな?

村へと歩き出す。

しかし我ながら…、


「フフフ」


素晴らしい作戦だ!

なぜラッシュウサギを隠すように担ぐかと言うと、ナキに会ったら最初に、


「これだけしかとれなかった」


とか言って、残念そうな顔をしたナキに、最後にコイツを見せれば、


「もー、隠してるなんて酷いはね」


とか言って、満面の笑みを浮かべながら出迎えてくれるんじゃ…、


…そのまま見せるよりも嬉しさ倍増のはず…。


「ムッフッフ」←アホ


意気揚々と街道を歩き村へと向かって行く、きっと村人も食料を待っている筈だ。

よーし!もうすぐ着くぞ!

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