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異世界転生勇者物語  作者: 照師
可能態
12/40

可能態 その7

なんだか…心落ち着く不思議な感じだ。

さっき光の入った手のひらを眺めながらそう思った。

がしかし、それよりも…。


「あいたたた」


まずは傷を治そうか…。


ロカイの葉を出すとブロンズナイフで切り取り出してから、ゼリー状の液体を体中に塗っていく。


【アレスは、ロカイ液を使った。HP100回復】


「アー、スゲーな。助かるー」


生き返ったー。

なんとなくまた光の入った手のひらを眺める。


…確かエネルゲイアって、言ったっけ?


「あらゆるものを浄化する光か…なんだか勇者らしくなってきたな」


ワクワクしてきた。


「けど光の波動って、どんなんだろう?DP満タンだから使えるみたいだし」


しかしその前に!

そこでくたばってるハゲ!

ラッシュウサギを詳しく調べねば!

検索っと。


~ラッシュウサギ~

HP30  MP3

攻撃力 7

防御力 6

素早さ 10

弱点

腹、脇腹。

技  ヘッドラッシュ

   消費3

特徴

固い骨の剥き出た頭で突進する大ウサギ。必殺のヘッドラッシュには、注意!

油の乗った肉が旨い。

主に水辺の近くに住んでいる。

取得可能アイテム

ウサギの毛皮

それなりに丈夫なウサギの毛皮。

ウサギの肉

油の乗ったウサギの肉。

ウサギの頭蓋骨

分厚い頭蓋骨、武器や防具の材料として使える。

ウサギの骨

良いダシがとれる。

極小魔晶石 純度3


成る程ね。

必殺技なんてあったのか!

もしそんなのくらってたら、


…ゾッとするぜ。


「しばらくは、会いたくないな、さて一匹だけでも持ってけば、ナキも喜んでくれるろう」


収納っと。


…ん?

水辺の近くに住んでる!?

早くここから離れねば!!

そーっと、平原へ向かい走り出そうとした瞬間。


カサカサ。


背後から音がした!


「…ヤバイ!」


逃げろー!!

平原の中を全力疾走する。


「ハァ、ハァ、ハァ」


ただひたすら駆け抜けた!


カサカサ、カサカサカサ!


しかし背後から音が…ヤベー、追いかけられてる!!


「ハァ、ハァ、ハァ」


もうあんなのと戦うのはゴメンだ!!逃げないと!

必死に逃げ続けた。


【ラッシュウサギが現れた!】


しかし無情にも無機質な悪魔の囁きが脳内に響く。


「あーもう、畜生!」


振り返り木剣を構える。

構えたといっても恐くて、片手で木剣を突きだしているだけで腰が引けビビってる。

ヤベー、どうしよう、もうあんな思いをするなんて懲り懲りだ!

どうしよう…どうすれば……そうだ!

新しく技を覚えたんだっけか!


…いったいどんな技だろか、試してみるか。


…しかしどうやったら使えるんだ?


よし!こういうときは……、

気合いだ!!

木剣を左手に持ち変えて、最初に光が入った右手を胸くらいまで上げ、手のひらを見ながら全身に力を入れる。


「ハァーーー!」


そしてなんとなく光をイメージして…、


…その力を!


「ハァァァァァッ!!」


解き放つ!!

光の波動!!


…。


……。


…………。


…あれ?

なーんも起きない。

やっ…やべぇ!

どどどどうしよー!!


まずは、落ち着け、落ち着くんだ。

唯一の救いは、俺が突然気違いに叫びだしたから、驚いたのだろう。

ラッシュウサギが、一瞬怯んで、こちらを警戒しているように見える。


「フゥー」


それにしてもいったいどうしたら?


…何か?


…。


…ん!

そーいやあのおじいさん、なんか言ってたなー…。


覚悟を決めろって、覚悟か、


…確かに今俺は、完全にビビってる。

もしもデュナミスが俺の心に関係するのなら、このままじゃいけないよな。


「ハー、フゥー」


…やらなきゃ、今やらなきゃまた痛い目にあう。

やらないと…けど次こそ本当に出来るのか?…、


ダメだ!そんな弱気でどうする?こんなハゲウサギごとき…やってやらー、やるんだぁ!

覚悟を決めろ!!

そうだ!そして思い出すんだ!

光を!


…あの暖かい、


…ヒ…カ…リ…を…。


…ん?


……感じる!、感じるぞ!


…なんだか胸が暖かくなってきた。

これは……、


よし!

そしてその温もりを右手に集めるようイメージする。

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