その1
人生を変えたければ
日々の行いを見直すことだ。
成功の鍵は
日々の日課の中にある。
「うっうーん」
目を覚ますと辺りは、真っ白な空間が広がっている。
「どこだここ!?」
「気がつきましたか?」
可愛らしい女性の声に振り返ると。
…ヤ、ヤベー!チョ、チョ、
超カワイイ!!
そこには絶世の美女、白衣の女神が微笑んでいた。
「…あれ?ここは?……確か仕事に行ってて…」
そうだ、見とれてる場合じゃねぇ!
確か車で職場に向かってた筈だよな?
…なんだこの不思議な空間は?
「ええ、おっしゃる通りです。最上光さん」
…しっかしまぁ。
なーんて美しい、素敵な微笑みを浮かべる女神だ。
……ん?てかなぜ俺の名を?
「なぜ?って顔していますね?私、神なんです。あなたに天命を授けるために死んでもらいました」
そうですかぁ~。
そんな可愛い顔しちゃってぇ。
って!!
「はぁ!?」
「あっそうですよね。詳しく説明しますと、私が隕石を落として瞬殺しました。なので痛みは無かったと思うんですが?」
うん、確かに痛みは感じなかった。
ってぇ!!
「なぁーんで俺は殺されたんだぁ!?てか天命ってなんだよ!?」
「はい。それはですね……」
…なんだ?
「光さん!!」
ドキ!!
ビックリしたー!急に大きい声だすからビビったじゃないか!!
「あなたに勇者として異世界へ転生してもらい。魔王を倒してもらう為に死んでもらいました!」
「……はぁ!?何勝手なこと言ってんだ!」
さっきから満面の笑みで何さらっと恐ろしい事言ってんだこいつは、可愛ければ何しても許されると思ってるのか!?
たとえ彼女いない歴27年=年齢の俺でも……。
「駄目ですか?」
「喜んで受けます!」
こんな美女にウルウルした上目遣いで手まで握られたら、男なら一コロですよ。
「ありがとうございます」
「いえー///」
近い!手の温もりが……。
「それでは説明しますね」
…あっ出来れば握ったままでいて欲しかった!
「これからあなたの行く異世界は、地球と同じくらいの大きさで、数十ヵ国の国があり、化学ではなく魔法の栄えた惑星です」
よし!ここは、平然を装ってっと。
「ふむふむ、いわいるファンタジーやゲームの世界ってとこか?」
「そんな感じですね。そして既に数国が魔王軍により滅ばされたり、隷属されたりしています。」
「そうなのか…しかしそんなヤバそうな世界に行くんだからもちろんチートで召喚してくれるだよね?」
少し落ち着いてきた。
…かな?
「いえ、今のままです」
「…そうだよな、このまま行ったら死にに行くもんだよなってぇ!このまま!?」
「はい。今のままです。…ですが……」
…なんですかな?
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