俺と! くろの! プロの作品コーナー
俺と! くろの! 我思う故に底辺生活のコーナーがはじまるよー。
さあ、今宵も懲りずに始まった俺くろよろずコーナーですが今回のテーマはプロの作品です。
さぁ、いよいよプロ、しかも大人気作家の作品を考察するぞよっ!
くろ様、まだこのネタ続けるんですか?
うるさいっ!高かったんだから絶対元を取るっ!
その動機はどうかと思いますけど。でも434ページですか・・、やっぱりプロの方ってすごいですね。しかもこれって続編があるんですよね。
うむっ、『傷物語』とか『偽物語』とか『猫物語』とか、おいおい、いつ終わるのじゃと心配になるくらい続いているらしい。
すごいですねぇ、よくもまぁテーマを思いつくものです。ぽっち先生なんかその場限りですからね。全く少しは調べて中身を充実させて貰いたいものです。
まっ、あやつは基本SF脳じゃからな。SFって基本憧れと想像の世界じゃ。もしかして外の世界はこんなんじゃないのか?という期待と夢で構成されておる。じゃからあんまり現実が科学と言う名の下に真実を暴き過ぎると冷めてしまうのじゃ。
そうですね、昔って金星は地球と双子星と思われていて、地球と同じような環境だと推測されていましたからねぇ。まさか、あんな高温、高圧の地獄みたいなところとは想像すらしなかったでしょう。
まっ、SFの巨匠たちはそこを逆手に取ってリアルな宇宙探査モノを書いてくれたがの。あれはあれでわくわくするものであった。
はい、やっぱりジャンルって大切なんですね。今のラノベ作家さんたちだって中には古典SFが好きな方がいらっしゃるかもしれませんが、まず書かないでしょうし。ハヤカワだってガチのSFは本にするのを躊躇うくらい流行遅れらしいですよ。
そうなんじゃよのぉ、しかし、その原因が読者のお腹いっぱいによるものならファンタジーとて安泰とは言えぬ。流行が移り変わるだけならまだしも、本を読むという事自体が廃れたら出版業界は根こそぎ倒産じゃな。
そうですね、スマホの出現はその前兆なのかも知れません。
まっ、それはさておきこの本じゃ。実はこれってアニメ化されておってな。我は既にそれを見ておる。アニメを先に見てしまっておると本を敢えて読む必要があるのかとも思えるが、さすがは大先生じゃっ!十分に面白いものであった。ただ、残念なのが脳内であのアニメキャラたちが動くんじゃよな。
ああっ、それは致し方ないですね。既に情報がインプットされていますから。
うむっ、そうなんじゃがやはり一抹の寂しさも覚える。昔は読んだ小説がアニメ化されたりするとその作品に対して、いや、そこはそうじゃないだろうっ!と突っ込めたものじゃが、今回は小説側で勝手にアニメの動きをなぞってしまう。そこには小説を読んで想像するという楽しみが薄れてしまっている気がしてな。些か残念じゃ。
くろ様、現代人は溢れる情報の中にいるんです。そうゆう環境においてはいちいち想像なんかしていたら忽ち置いて行かれちゃいますよ。万人に分かり易く噛み砕いて情報を提供するのが今のトレンドなんです。これってユーザーをお子ちゃま扱いしている訳ではないんですよ。ただただ情報の氾濫した世界で目に留めて貰う為の方策なんです。
それもどうかと思うんじゃがなぁ。まっ、そうゆう意味では、ここのまっさらな素人作品は想像して楽しむ余地が残されておるとも言える。ただそれでもやはり作者の文章に左右されるがな。むーっ、それを言うとやはり判り易さとは有効な手段なんだな。
そうですね、だからぽっち先生も最近はタイトルの付け方を変えましたもんね。昔だったらあんなタイトル付けませんよ。
『中学生でも読める物語』か・・、確かにド直球なタイトルじゃ。逆に読み手は馬鹿にされているかと思うくらいじゃな。しかも内容はどこが中学生でも読める物語じゃっ!てな感じじゃし。いやはや、ぽっちの頭の中もダンジョンになっておるな。理解不能じゃ。
-お後がよろしいようで。-




