俺と! くろの! 公募をネタに遊んじゃおうっ!コーナー
俺と! くろの! 我思う故に底辺生活のコーナーがはじまるよー。
さあ、今宵も懲りずに始まった俺くろよろずコーナーですが今回のテーマは公募ネタです。
お主よ、この前懸賞付き小説の公募に応募する話をしたであろう?
ええ、しましたね。それが何か?
どうせ落選するであろうから、その前に当選した事にして遊ぼうぞよ。
落選するのが前提で、受賞した時の予行演習なんか意味があるんですか?
いや~、万が0.0001と言う事もあるからな。
そこは言葉として1で十分ですよ。変に数学数字で言い換えると意味合いが変化して通じなくなりますから。
ほほほっ、これぞ中学生的言葉遊びじゃ。
『俺の方が100倍強いんだからな!』
『何だとっ!俺の方が千倍強いに決まっているじゃないかっ!』
『ふんっ、俺が本気出せば1万倍だっ!』
『俺だって1千万倍強くなるぜっ!』
『なんだと!それなら俺は100億倍だっ!』
『100億?えーっと、億、億、億・・。あっ、俺は1兆倍だ!』
『甘いぜっ!俺は千兆倍だからな!』
『なら俺は9999兆倍だ!』
『このぉーっ!よーし、俺は9999兆9999億9999万9999倍だっ!』
『あわわわわっ、えーと、えーと、あっ、それなら・・。』
くろ様、長いです。どこまで続くんですか、これ。
こやつら兆の上は知らんみたいだから、後は小数点を思いつけるかどうかが勝負の分かれ目じゃな。
小数点って・・、それって際限なく9が続くんじゃないですか?
ふふふっ、マイナスの指数を知っておれば楽なんじゃがな。残念ながらこやつらは思い付けまい。
うわっ、何で計算ができないくろ様が指数なんて言葉を知っているんですっ!
じゃってカンペに書いてあるもん。じゃが指数ってなんじゃ?
くろ様、話を戻しましょう。ちゃんと付き合ってあげますから。
ぬふふふふっ、よしっ!では当選の報告が来たところからじゃ。リーン、リーン。
くろ様、リーン、リーンって何です?
何ですって黒色固定電話の呼び出し音に決まっておろう。お主の部屋にはないのか?
すいません、どこから突っ込んでいいのか判らないです。今時、受賞の連絡を固定電話にする出版社はないと思います。と言うか、ここの素人作家さんたちって電話番号は登録していませんよ。メールアドレスだけなはずです。
あーっ、となると『ぴろり~ん』が正しい表現だったか。
人によって設定は色々でしょうけど、リーン、リーンよりは実感できます。
そうか、ではメールを見てみるかのぉ。どんな賛辞が書かれておるかな。
『おめでとうございますっ!厳選な抽選の結果、今回あなたが数万人の中から選ばれました。付きましては下記の口座まで保証金をお振込み下さい。お振込みを確認後、保証金の変換と商品をお送り致しますっ!』
なんじゃ、これ?
あーっ、なんかこんな詐欺もありましたね。懐かしいなぁ、今でもやっているのかな。
お主よ、我はこうゆうボケで遊びたいのではないのじゃが?
ん~っ、そう言われてもどんな内容が来るのか知りませんからねぇ。
そこは想像せいっ!もしくは飛ばせ。次じゃ。賞金を振り込まれたところからじゃっ!
また、随分すっ飛ばしますね。大賞と受賞、どちらにしますか?
当然大賞である。
となると50万ですね。50万だと青色申告が必要なのかな。60万以下なら必要なかったんでしたっけ?
我が知るかっ!妄想に現実を持ち込むでないっ!
あれ、くろ様。確かに50万振り込まれていましたけど、速攻で振り込み元に再度振り込みなおされていますね。こんな事ってあるんですか?
なにっ、なんで振り込まれた50万が全額出版社に戻っておるのじゃっ!変であろうっ!確かめよ、そして文句をいうのじゃっ!そしたら倍額になって再度振り込まれるはずじゃ。我のクレーマーぶりを見せてやるぞよっ!
ぴろり~ん
あっ、出版社からメールが届きました。なになに、あなたの書籍は販売しても売れそうにないので賞金額である50万円分を自腹でご購入して頂きます。本来なら全冊買い取って頂きたいところですが、残りは弊社が負担します。もう二度と、公募に応募しないで下さい・・。だそうです。
ぬーっ、妄想とはいえ、厳しいのぉ。
くろ様、現実化しちゃったらどうしましょう。
今後、メールは開くな。絶対アドレス追跡ウイルスが混ざっているはずじゃ。
-お後がよろしいようで。-




