俺と! くろの! 妄想異世界編コーナー
雑文ラノベ「授業中、僕が妄想したことが現実になってしまった。これって僕の責任ですか?」41話読了後あたりで読むのが旬です。
俺と! くろの! 我思う故に底辺生活のコーナーがはじまるよー。
さあ、今宵も懲りずに始まった俺くろよろずコーナーですが今回のテーマは異世界です。
お主よ、誰もいない異世界って物語としてどうなのじゃ?一体誰がこんな設定の物語を読むんじゃ?
えっ、そんなの惰性で読んでいる読者の方々に決まっているじゃないですか。でも安心して下さいっ!何たって今回のチートは『生命の誕生』ですからっ!もうっ、これって神の如き能力ですよっ!
そうなのか?しかし、それって時間経過的にどうなのじゃ?生物って何十万年も掛けて進化するものなのじゃろう?
くろ様、それは現実の世界の理です。妄想世界にそんなシバリはありません。あの一神教の神さまだってぽんと動物を出してくれたじゃないですか。というか、あれって最初から食料として提供されていますよね。なら冷蔵庫とか電子レンジとかもセットで出してくれればいいのに。何か人の為と言いつつ神さまも片手間落ちです。
これ、そこは突っ込んではいかん。信じる事が大切なのじゃ。お主のような表面だけなぞるやつには神の本当の意味は理解できまい。神とは希望であり欲望でもある。願いであり道しるべであるのじゃ。俗物的なチートではない。人々が目指す最終目標なのじゃ。生き物は進化する。やがて信じて精進する人間は神となるであろう。まっ、100万年後くらいにな。
くろ様、そんなに時間の経った子孫ってもう人間じゃないですよね?別の種ですよね?多分、羽根が生えていますよね?
うむっ、蛍光灯が頭の上に乗っかっているであろう。羽根はソーラーシステムも兼ねておろうな。
その淘汰の中で脱落した人々が魔物になっていくんですね?
おっ、そんな事もあるかも知れぬ。そして天使と魔物の勢力争いが勃発するのじゃなっ!絶対数の多さで力押しする魔物軍と高いところから爆弾を落とす天使たちか・・。あれっ、これって今と大して変わらぬのじゃないか?
あらら、本当だ。何だ、我々って既に神さまなんですね。って、こんな与太話ばかりだと仏様に叱られそうです。
仏様は厳しいからのぉ。自ら動かぬ者は救ってくださらぬ。大乗仏教など後の人々が創り上げた妄想じゃ。じゃが、それも致し方あるまい。人とは弱い者じゃからな。仏に縋らなければ生きてゆけぬものなのじゃ。
くろ様、今は新しい神さまがいるから大丈夫ですよ。科学万能神。現在、最高のシェアを誇る俗物神です。
太陽を地上に作り出す神か・・。イカロスのギリシャ神話の時代から人間はちっとも進化しておらんのじゃな。
話を戻しますが、今回の異世界って結局異世界に行ってどうこうするんじゃなくて、異世界をどう構築するかという話なんですね。
そうじゃな。後、何故か廃れてしまった人口爆発が取り入れられておる。これって昔は結構シビアな問題としてSF作家たちもテーマに選んでおったのにのぉ。まさかただの流行じゃったとは驚きじゃ。
中国は対応しましたけどね。
おおっ、一人っ子政策じゃな。あれも、何故そのような事をせねばならなかったかという元凶を知らねばただの悪政にしか見えぬがな。
食料問題ですね。日本だって昔は普通にあったらしいですしねぇ、子供の間引きとして。ヘンデルとグレーテルなんか欧州における子供の間引き話ですしね。
うむっ、産めよ増やせよ地に満ちよ・・。その結果がこれじゃ。神もまぁ、無責任なことを言ったものじゃ。
-お後がよろしいようで。-




