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俺と! くろの! 我思う故に底辺生活  作者: ぽっち先生/監修俺
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俺と! くろの! 書き方講座1コーナー

俺と! くろの! 我思う故に底辺生活のコーナーがはじまるよー。

さあ、今宵も懲りずに始まった俺くろよろずコーナーですが今回のテーマは書き方講座です。


じゃじゃ~ん!我がみなに教える物語の書き方講座がはじまるよ!拍手ぅ~!


はい、嘘です。みなさん信じないように。単に他のエッセイの真似をしたいだけです。


真似は上達する上での一番の近道じゃ!


はい、そうかも知れませんが真似するものにもよります。素人作家の講座の真似では基礎すら身に付きません。


そうかのぉ、結構それらしいことは書いてあるがのぉ。


それって基礎の基礎ですから。知っていて当たり前の事ですから。日本語で言えば『あいうえお』ですから。


あ~っ、確かに平仮名も知らんやつに物語りは書けんな。精々吟遊詩人になれるくらいじゃ。


そうですね、口頭伝達くらいは出来るかも知れません。でもその方の詩って多分、聞く度に内容が変わっていますよ。


しかし、それでは物語を自分で書いてみたいと思いつつも書けないでいる、引っ込み思案ちゃんの作品が読めないではないか。


読む必要があるんですか?きっと5行で止めちゃいますよ?


お主も酷いな。せめて1話くらいは根性で読まぬか!


いえ、ですから5行で1話の作品ですから。


それって文字数的に200文字を超えるのか?


大丈夫です。文字数なんて幾らでも水増し出来ますから。試しにやって見せましょう。


『その時、僕は思わず自分の眼を失った。そこにはこの世のものとも思えぬ絶世の美少女が立っていたのだ』


はい、この例文は47文字あります。因みに眼を失ったって表現はわざとですから突っ込まないように。それではこの文章を200文字まで膨らませましょう。


役7倍か・・、かなり厳しくないか?せめて100文字くらいにしてたもれ。


くろ様、これくらいは両手の指を使ってでもちゃんと計算してください。7倍じゃなくて4倍です。


大して違わんではないか。お主、細いのぉ。


はい、難癖付けてないで進めますよ。この文章、分割すると前半と後半に分けれられます。つまり前後半のそれぞれ前後に文章を入れるスペースがあるのです。そこに無理やり文章をぶち込めばいいんです。それではやってみましょう。


『その時、突然僕の前方が明るく輝いた。僕は堪らず腕で光を遮る。そしてその光が消えた時、僕は思わず自分の眼を失った。何ということだろう、いままで何も無かった場所に信じられない事がおこっていたのだ。そこにはこの世のものとも思えぬ絶世の美少女が立っていた。僕は突然の出来事に呆然と立ち尽くす。夢か?これは夢なのか?しかし、黙って僕の前に立つ少女はとても夢とは思えなかった』


はい、これで181文字です。


足りんではないか。


たかが19文字程度、どうとでもなります。一番楽な方法をお見せしましょう。


『その時、とつぜん僕の前方があかるくかがやいた。僕はたまらず腕でひかりをさえぎる。そしてそのひかりが消えた時、僕は思わず自分の眼を失った。何ということだろう、いままで何も無かった場所に信じられない事がおこっていたのだ。そこにはこの世のものとも思えぬぜっせいの美少女が立っていた。僕はとつぜんのできごとにぼうぜんと立ち尽くす。夢か?これは夢なのか?しかし、だまって僕の前に立つ少女はとても夢とは思えなかった』


はい、これで201文字です。


あれっ?どこが変わったのじゃ?文章は変わっておらんよのぉ?


はい、漢字を平仮名に変えました。漢字って圧縮言語ですから平仮名に直すと文字数が増えます。ただやり過ぎると逆に読みづらくなるので簡単な漢字はそのまま残すのがテクです。


ほうっ、漢字を平仮名に直すだけで1割も水増し出来るのか。これは良いことを聞いた。我も実践しようぞよ。


くろ様は無理ですよ、ぽっち先生が修正しますから。


くっ、ぽっちめ!とことんじゃまなやつじゃ!こっちはぽっちの為にしてやろうとしておるのに恩を仇で返すとはこのことじゃ!


と言う訳で何故か次回に続きます。


-お後がよろしいようで。-

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