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俺と! くろの! 我思う故に底辺生活  作者: ぽっち先生/監修俺
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俺と! くろの! アルバイト君の書き方指南コーナー

俺と! くろの! 我思う故に底辺生活のコーナーがはじまるよー。

さあ、今宵も懲りずに始まった俺くろよろずコーナーですが今回のテーマは書き方指南です。


自分の作品には描写力がない・・。そう感じている方は沢山いらっしゃると思います。推定10人くらい。えっ、少ない?いやいや、こんなもんですよ、皆さん、こころの内では俺って結構書けるじゃんって思ってますから。はい、あくまで自分の中ではの話しですけど。


だけど、人様の目は厳しいものです。特に作者さんは容赦がない。そら、そうです、だってライバルですもの。少しでも自分より上と感じた相手は芽が出る前に潰しておくのが業界の常識です。


でも、今回はそんな裏事情ではなく実直に悩んでいる方へのアドバイスです。それはっ!


会話だけでも作品は成り立つ。


はい、本当に稀なケースですが成り立ちます。所謂、狂言回しを用意するんですね。狂言回しって分かりますか?分からなければ調べましょう。決して、狂った事を言い回している発狂者の事ではありませんよ。


まぁ、文学の世界では会話だけで綴られている文章はお下品と見下されているようですが、基本、コミュニケーションは会話によって成り立ちます。音声を消したテレビなんて、ただの動く絵です。風景映像ならいいでしょうが、それだって都会の雑踏あたりを映したものは本来の魅力の半分も伝えられないでしょう。


そう、会話こそ小説の真髄。会話のキャッチボールなくては人は興味をそそられないのです。ただ、ここでちょっと問題が生じます。それは心情描写。人は生きている限り、何かしらかの感情を抱いています。でもその感情の全てをぺらぺら喋る人はいません。だから心理描写を会話で行なっちゃうと読んでいる人は違和感を覚えます。多分、書いている本人も後で読み返して頭を傾げるでしょう。


でも、いいんです。まずは会話ありき、そして完成してから肉付けです。でも、見切り発車の投稿をしちゃうと、この肉付けができない。ここが、会話のみで進める書き方の問題点なんです。取り敢えず完成させてからでないと手を加えられない。完成させてからでないと投稿できない。でも投稿しないと反応を確認できない。だから誘惑に負けて投稿してしまう。肉付けをしていない作品を・・。そして、そんなのつまらないとなる訳です。


さぁ、ここまで言えば分かったでしょう。あなたは、物語を書きたいんじゃない。誰かと会話をしたいんだと。小説の投稿はその為のネタで、本当の目的は小説を読んでくれた人とのコミュニケーションなんだと。だけど何故か反応がない。あれれっ、おかしいな?なんでかな?そしてあなたは迷走する。ああっ、私の作品が面白くないから、私も面白くないやつだと思われたんだな。


はい、残念ながら違います。でも、あなたはそれを知る術がない。なんせ、判断の為のデータが絶望的なほど少ないですから。そこであなたは原因を外ではなく、内に求める。何でもいいから答えがほしい!その欲求が得物として選ぶのはあなたの作品の内容です。そうか、この作品が駄目なのか・・。こうして、あなたは本来考えなければならない事からずれた所で迷走を始めます。この投稿サイトで、多くの方に作品を読んで貰う方法は、投稿作品の内容を磨くことではありません。露出を多くすることなのです。露出と言ったって肌を晒す方じゃないですよ?云わば宣伝です。飛び込み営業です。一軒一軒有権者の家を回るドブ板選挙です。


この投稿サイトは投稿さえすればCMを流してくれます。初めて小説を書いた新人でも、大人気の書籍化作家でも待遇に差は付けられていません。でも、悲しいかな、CMの放送時間は有限です。そこにあまりにも多くの作品が投稿されるものですから1本あたりに割り当てられる時間が減ってしまいました。今では10分映っていたらいい方でしょう。


ですから、CMにはそれ程、期待してはいけません。票が欲しければ自分の足で稼ぐしかないのです。ふふふっ、働いた事のない学生にこれはキツイでしょう。でも、大半のお父さん、お母さん方はこうしてお金を稼いでいるんですよ。


さて、では具体的にどうするのかっ!それは!


き~んこん、か~んこん!


あっ、休み時間が終わってしまった。うわっ、次の授業は俺、当てられるよ。おいっ、俺の当てられる問題ってこれでいいんだよな?で、答えはなんなの?えっ、お前もわかんねぇの?使えねぇなぁ。

まっ、この続きはまた明日という事で。それじゃ、アディオス。がんばれよ。



おいっ、なんじゃ、これは?


え~っと、今日だけ臨時で入ったアルバイト君です。


それは別にいい。内容の方じゃ。なんで我に無断で書き方指南なんぞしておるのじゃ。


えーっ、ぽっち先生が、なんだか小説の書き方を懇切丁寧に書いていらっしゃる方のエッセイを読んで自分も書いてみたいと言い出したもんで・・。


そうか、じゃが何故それをこのエッセイでやる?新たに一本投稿すればいいじゃろう。ここは我の遊び場ぞ?勝手に使うなっ!


はい、すいません。ただ読んでも分かるようにとても独立して皆さんにお読み頂けるような出来でなかったものですから折衷案でここにぶち込みました。


全く、ぽっちも他人から影響を受け過ぎじゃ!じゃからあいつの書いた作品はパクリ臭が漂うのじゃ。真似は初心者の技量向上に一役買うが、やつはもう2年目であろう?そろそろ独り立ちせねばニートと呼ばれてしまうぞよ。


-お後がよろしいようで。-

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