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俺と! くろの! 我思う故に底辺生活  作者: ぽっち先生/監修俺
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俺と! くろの! 本を読むという事コーナー

俺と! くろの! 我思う故に底辺生活のコーナーがはじまるよー。

さあ、今宵も懲りずに始まった俺くろよろずコーナーですが今回のテーマは本を読むです。


のう、お主よ。本を読むという事はどうゆう事なのかのぉ。


何です、くろ様。今回はいきなりシリアスですね。


いやのぉ、今書籍化された作品を読んでおるのじゃが、これがまた何ともしっくりこんのじゃ。これってあれか?我もとうとうテンプレ展開に飽きたと言う事なのかのぉ。


えーっ、どれです?どれを読んだんです?


これじゃ。


えーっ、この作者の方って投稿する作品の殆どが書籍化されている売れっ子じゃないですかっ!私はまだ読んでいませんけど物語としては十分読めるモノのはずですよ。


うむっ、我もそう思って安心して読み始めたのじゃがなぁ。確かに文章は卒なく読めるし、話の進め方にもリズムがあっていいのじゃが・・。何と言うか、この先の展開が読めるようでどうにも先を読みたいという意欲が湧いてこんのじゃ。


くろ様、もうちょっとです。もうちょっと読み進めば物語の中に入り込めます。・・多分。


我もそう思って読んだんじゃがのぉ。これってあれかのぉ。やはり好きか嫌いかの根本的なとこが擦り合わないのじゃろうか?


あーっ、そのレベルでの拒否反応が出ちゃいましたか。まっ、それなら話は簡単です。1年くらい放っておけば直りますよ。今、くろ様の中ではこの手の物語を保管しておくスペースが満杯なんです。だから新規に押し込もうとしても入らないんでしょう。でも安心して下さい。別のジャンルやテーマを扱ったやつならまだいけるはずですから。そっちを読めばいいんです。


そうなのか?我の異世界テーマ系の脳内容量はそんなに小さいのか?


テーマ別の容量はその時々によって変化しますからね。中学生辺りなら今のくろ様の万倍の容量を持っているでしょうけど、大人になっちゃうと激減しますね。


なんでじゃ?


だって真実を知っちゃいますから。被り物のヒーローショーだって小さい頃は素直に喜べたでしょう?中の人の事なんて気にならなかったはずです。でも今は大変だなぁなんて冷めた眼で見てしまう。それが知ってしまった者の寂しさなんです。


おおっ、確かにっ!我は傍から見ているだけじゃが、じゃれついてくるガキどもをしばきたくなる衝動が沸々と湧いてくるぞよっ!あやつらよくもまぁ、我慢できるものじゃ。


くろ様、気にするところがそこなんですか?


まったくガキどもは煩くて敵わんっ!特に金持ちのガキは鼻持ちならんな。


くろ様、言わんとするところは判りますが、もう少しオブラートに包んで下さい。基本あれが子供のスタンダードですから。大人びた子供なんて物語の中だけの幻ですから。子供、特に男の子は何にも考えていませんから。考えていたとしても一晩寝たら忘れていますから。忘れていないとしたらそれは自分が不利なことだけですから。彼らの日常は自分ファーストですからね。相手をおもんばかることなんてないんです。


あーっ、そうであったな。それ故の簡単お気楽異世界設定であった。しかし、やつらに寄り添い過ぎると商業的には失敗するのではないか?基本、あいつら金を持っておらんぞ?紙の本など買ってはくれぬであろう?


はい、絶対数がいますから全体ではそこそこの売り上げでしょうけど、大ヒットは望めないかも知れません。でもそれ故のメディアミックスなんですよ。大人って汚いですからね。搦め手で搾り取ります。でもそれも終焉でしょう。なんたってスマホの維持費が掛かるはずですから。昔の子供たちが本に使っていた金額の何倍もスマホは掛かりますからね。


そうなのか?格安スマホとかいうのもあるのじゃろう?


くろ様、スマホ本体の製造単価と通信設備の維持コストは格安も高級品も同じですよ。そして設備というものは老朽化するのです。今問題になっている橋の腐食や水道管の破裂など、みな耐用年数によるものが殆どです。つまりメンテナンスに金をかけないと何れは崩壊するのです。今は通信容量に余裕があるから数の拡大にまい進出来ますけど、数の増大はそれに関わる設備の増大でもあります。百や千箇所なら対応できても万や百万箇所の設備はおいそれとは交換できません。将来は今と同じ事を受容しようとすると何倍もの出費が必要となるかもしれませんよ。


そうか・・、何事にも限界はあるのじゃな。今の我には異世界テーマ系の物語がそれに当たるのか。


そうですよ、この投稿サイトは云わば図書館です。その蔵書たるや60万作品。とてもじゃありませんが読みきれません。ましてや自分の好みのモノを探すなど至難の技でしょう。


むむむっ、そうか、そうじゃのぉ。成る程、判ったぞよ。我は無理をしていたのじゃな。他の者たちが受け入れ絶賛していたからと言って我がそれを受け入れる必要はなかったのじゃな。


そうですよ、読書の好みは人それぞれです。ここに自分の好きなものがなければ外を探せばいいんです。新刊本や中古本。外の世界には幾らでもあるんです。しかもそれらは何人もの人によってチェックされたものですからね。この投稿サイトの質とは比べ物にもなりませんよ。


そうじゃなぁ、ここの60万という作品数には眼を惑わされるが、外の世界の出版数に比べれば足元にも及ばぬか。


はい、ここは意図しているかは別として子供たちの遊び場なんです。子供たちには子供たち用の遊具が必要です。間違っても大人の玩具を与えてはいけません。


そうか、では我は大人にならねば味わえぬ、大人用の紙の本でも読むとするか。


くろ様、自分で言っておいてなんですが、何か表現がエロいのでその言い方は止めましょう。


くくくっ、18禁だけが大人の玩具ではないぞよ。


いや、絶対そのネタで遊ぶつもりだろう?駄目だぞ、今日はお仕舞いだ。


あっ、くそっ!急に素に戻ったな。


-お後がよろしいようで。-

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