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俺と! くろの! 我思う故に底辺生活  作者: ぽっち先生/監修俺
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俺と! くろの! 災害は忘れてないけどやって来るコーナー

俺と! くろの! 我思う故に底辺生活のコーナーがはじまるよー。

さあ、今宵も懲りずに始まった俺くろよろずコーナーですが今回のテーマは台風です。


お主よ、また台風が来るぞよ。


はい、来るみたいですね。でも、今回はちゃんと北に向かって進むらしいです。前回、熱帯パンチを喰らった地域の方はご安心下さい。何事もいつも通りが安心と言う事です。


しかし、つい2日前に36度じゃったのに今日は22度じゃぞ?地球ってお天道様が雲に隠れただけでこんなに気温が下がるもんなのか?


くろ様、気温とは空気の温度の事です。今の気温が低いのは台風とは別の寒冷前線が通過しているからです。今回の前線は南からではなく北からやって来ましたからシベリア辺りの涼しい空気を運んできたんですよ。ついでに言うとアリューシャン列島に居座っている高気圧が唸りを上げて東北の太平洋側に冷気を撒き散らしています。普通は奥羽山脈に邪魔されて内陸までは届かないんですけど、今回のやつはがんばりましたね。やれば出来るじゃないか、アリューシャン高気圧!その勢いで台風も太平洋の沖に吹き飛ばせっ!


いや、それは無理じゃろう。勢力が弱まったとはいえ、太平洋沖には太平洋高気圧が鎮座しておる。ゲーム的な表現で言うならば、太平洋高気圧はSランクじゃ。Bランクのアリューシャン高気圧では歯が立つまい。


う~んっ、久しぶりのまとまった雨は嬉しいんですけど、過ぎたるはなお及ばざるが如しです。程々に降ってくれると嬉しいんですけどね。


くくくっ、自然の理に人間風情の願いなど届く訳が無い。台風とは純粋なエネルギー運動である。どうしても介入したいというのなら広島型原爆の10倍ほどのエネルギーをぶつけるのじゃな。もっとも、そんな事をしても対応できるのは1個だけである。南の海では今日も台風の卵が暖かい海水から水蒸気を取り込んで成長しておるはずじゃ。さてさて、何個まで対応出来るかのぉ。


1個だって対応する気はありません。自然をいじるとしっぺ返しがあるのは現代人ならみんな知っていますからね。


でも、研究はしておるみたいじゃぞ?なんか、そんな映画も見たような気がする。


くろ様、それは映画の中でのご都合主義満載な話です。前回の台風で思い知ったでしょう?台風の進路なんかいじったら、どんな変化が起こるか計算なんか出来ないですよ。


そうか、前回の逆時計回り台風は首都圏への直撃を防ぐ為『裏国防組織』が暗躍していたと思ったのじゃがなぁ。


くろ様、頭がアニメ脳になっていますよ。そんな技術があったら『核』技術より厄介です。常に俺の国が一番じゃなきゃ嫌だっ!って国から経済制裁を受けちゃいます。


えーっ、なんでじゃ?国土を災害から守る為の技術じゃぞ?彼の国じゃって毎年メキシコ湾沿岸は被害を受けているではないか。何だったら1個10億ドルで対応してやってもよいぞよ。


その対応した台風がメキシコ側に向かっちゃったら国際問題です。仮にきれいに消滅させられたとしても、その後、やれ魚が獲れなくなったとか、日照りが続いたとかになったら、原因が台風操作じゃなくても槍玉に挙げられちゃいます。


おおっ、イッザ・風評被害じゃな。


今は情報が世界規模で走り回りますから深刻です。昔なら局所的に被害のあった場所に神の制裁神話がひとつ出来上がるだけなんですけどね。


ああっ、神話時代の『世界』って、今の『世界』と範囲が違うからな。なんせ、地球が丸い事すら知らぬ時代じゃ。まさか、大洪水で全てが流された時、1万キロ離れた場所で別の文明が栄えているなどとは露ほども知らなかったであろう。


言葉ってそうゆう誤解を招き易いですよね。どこぞの大統領がちょろっと呟いただけで株価が乱高下ですもの。まぁ、最近はみんな慣れちゃったので逆に関心が薄れたみたいですけど。


『狼が出たぞー!』じゃな。しかし、気象庁が発する警報は違う!外れる時もあるが、ちゃんと根拠があるのじゃ!それを信じるかどうかは人それぞれではあるが、折角情報を貰っても行動に移さねば宝の持ち腐れである。後悔とは、何もせぬ者ほど悔いるものじゃからな。


はいはい、それでは高齢者の避難警報も出たことですし、外をひと回りして風に飛びそうなものを片付けてきますよ。でも、警報を信じられない人がいてもおかしくないよな。ここいらは雨も風も全然強くないし。


まっ、台風系の災害って局所的じゃからな。地震とは違うのじゃ。


-お後がよろしいようで。-

因みに、これ書いているのは2018年の8月8日です。もう、みなさん忘れているかなぁ。というか、あとがきですけど台風が反れました。海沿いは結構風が吹いたらしいですけど内陸はほぼ無風です。もう少し、雨が欲しかった・・。


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