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俺と! くろの! 我思う故に底辺生活  作者: ぽっち先生/監修俺
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俺と! くろの! 読者分析コーナー

俺と! くろの! 我思う故に底辺生活のコーナーがはじまるよー。

さあ、今宵も懲りずに始まった俺くろよろずコーナーですが今回のテーマは読者分析です。


くろ様、ぽっち先生からこんな手紙が届いています。


なんじゃ、ぽっちめ。出禁にしたら今度は手紙かっ!あやつも懲りぬやつよのぉ。


まぁ、そう邪険にしないで下さい。ぽっち先生も多分寂しいんですよ。


ぽっちが寂しがってはいかんじゃろう?ひとりが嫌なら自分から積極的に関わりを持たねばならぬ。待っているだけでは誰も話しかけてはくれぬぞ。


まっ、その件はのち後ほど。えーっと、手紙の内容はですねぇ~、あーっ、ぽっち先生、あまりの読まれなさにとうとう読者分析を始めちゃったみたいです。


なに?読者分析とな?うむっ、それは中々面白そうじゃ。これ、我にも見せよ。ほほうっ、『作品へのアクセスを書き手側の目線ではなく、読み手側の動機から読み解く。』・・か。うむっ、データも取っておらんだろうによくもまぁ、夢想したものじゃ。


そうですね、他の作家さんがWebAPIを使って作品データを解析していらっしゃったのに刺激されたのかも知れません。


あ~っ、あったのぉ。あれが本当ならぽっちは底辺ではなくなるな。だからと言って上位ではないが。良いとこ上から60%目くらいか?大体ブクマがひとつ付けば中間層とは実態と感覚が離れておるのぉ。


みなさん、上しか見ませんからね。ここって上が凄過ぎるんですよ。まるで中世の西洋諸国並みの格差があります。


まっ、もっとも0ポイント底辺作家さんの殆どは1作しか投稿しておらんようじゃがな。データ解析をする上ではそれらの情報は使ってはいかんだろう。真摯に執筆に勤しんでおる方々が数値上沈んでしまう。後、やっぱり読まれていない作品は2軍落ちにして、検索に引っかかる作品の数を減らさねば駄目じゃないかな。このまま新規投稿が続くと3年後には100万作品を超えてしまう。そうなったらとてもじゃないが探せんぞよ。


そうですね、多分運営の方々も考えていらっしゃいますよ。


そうか・・。さて、それではぽっちの手紙に戻るか。しかし、読み手かぁ~。これは想像するしかないのぉ。特に評価ポイントを積極的に付けるのは中高生であろう?根拠はないが多分外してもいないはずじゃ。


そうですね、後は中学7年生以上の方ですか。でも今まで評価を付けたアカウント持ちの方って、実数としては19万人くらいらしいですよ。しかもこれって昔からの積み上げ数ですから、最近に限って言えば半分以下でしょうね。


9万・・、いや8万くらいか。うんっ、そんなもんであろう。となれば底辺作品に評価が廻って来ないのも頷けるな。なんせ50万作品だし。一極集中するのも致し方あるまい。


そうですね、年代層別に好みは違うと言ってもあからさまな差はないはずですし。だから新規に登録された方々も、狙いはファンタジーのはずです。ただそのファンタジーですら偏っているんですよね。


うむっ、しかしそれは仕方があるまい。共通の話題とするならば同じ物を読まねばならぬ。アニメなど本数が限られるから、その辺はもっと偏るのではないか?この投稿サイトからアニメ化した一部の作品はいまいち受けなかったらしいからのぉ。


作品を発表してここで人気を博してから、4年以上経ってからの放送ですからね。旬が過ぎちゃったのかも知れません。


ここに来る読者さんたちには相変わらず人気なのにな。そうゆう意味ではアニメの視聴者層の方が幅が広いのかも知れぬ。


そうかも知れません。ここに読みに来る時点でフィルターが掛かっていますからね。わざわざ時代物やSFを読みに来る人はいないでしょう。読んだとしてもそれはついでのはずです。


しかし、この投稿サイトは読み捨て感が半端ないぞよ。日間で1位の作品ですら週間に残れるのは僅かである。これは競争というよりは喰い散らかしに近いのではないか?


超長編作品は積み上げ効果で目に付き易いのでしょうが、読み手としては常に新しいものを探しているのかも知れません。なんせ、小説なんて読んだらそれまでですからね。私たちの本棚に飾ってある本だって、2度読み返した本はそんなに多くないはずですよ。


そうじゃな。光瀬先生の作品などは数え切れぬほど読み返したもんじゃが、他の作者さんのはそれ程でもないか。


はい、そんなもんです。そしてそれはここに作品を読みに来る読者にも当て嵌まると思うんですよ。読者にとって作品を読むのは娯楽です。でももっと楽しい事があれはそちらを優先するでしょう。


例えば?


ゲームの新作が発表されたとか、アイドルグループの握手会に当選するとか。


彼女、彼氏が出来るというのもありりそうじゃな。


可能性はゼロではないですね。


その分析はちと酷いな。まっ、何にしてもこの場は我の遊び場である。しかし、全体はみなの遊び場じゃ。どのようにして遊ぶかは人それぞれであろう。人に迷惑の掛からんように遊べば良いだけじゃ。


くろ様、それが出来ないのが人間なんですよ。顔の見えないネット上では、人は本性を曝け出します。今はまだ方法が確立されていませんが、確実な取り締まり方法が編み出されたら、ネット上でのコミュニケーションは死にます。今は幸せな時なのかも知れません。


うむっ、幸せとは常に足元にあるものじゃ。しかし、気付けぬ。失って初めて判るのであろう。


-お後がよろしいようで。-

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