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俺と! くろの! 我思う故に底辺生活  作者: ぽっち先生/監修俺
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俺と! くろの! ひとり静かに去るコーナー

俺と! くろの! 我思う故に底辺生活のコーナーがはじまるよー。

さあ、今宵も懲りずに始まった俺くろよろずコーナーですが今回のテーマは投稿停止です。


くろ様、今過去に拾ったデータを整理していたんですけど、結構文量や話数を投稿している人も投稿するのを止めちゃっているんですね。


そりゃそうじゃ。如何に感想が来たりブクマが付いても、金に換金出来んのでは食べてゆけぬ。ここへ作品を投稿している者たちはみな副業を持っておるはずじゃ。別途に収入源があるから遊んでおられる。もしくは親の庇護じゃな。


ははぁ~っ、つまり学生か労働時間以外の時間に余裕のある方々だけが、素人作家として活動を続けられるのですね。


全員とは言わぬが殆どであろう。じゃから、卒業や就職などを機に去らざる得ないのじゃ。学生は金はないが時間はある。但し親におんぶに抱っこじゃがな。ところが就職すると自由になる時間が激減する。しかもやつらとて小説ばかりを書いておる訳ではないからな。友達との人付き合いもあるじゃろうし、就職した業種によっては勉強し直す必要もあるじゃろう。とても執筆に回せる時間などない。


成程、エタリ作品は作者が飽きちゃっただけでなく、生活基盤と執筆時間の確保というシリアスな問題が関係している場合があるのですね。


まっ、書かなくなった素人作家など気にする事はない。いなくなった作家の倍の新人が作品を投稿しておるのじゃ。そっちを読めばいいだけじゃ。


う~んっ、商業作家になる夢が叶わなかったんですねぇ。


全員が夢見ていたかは疑問じゃが、基本ラノベ作家は兼業なしでは喰っていけないらしいからな。結局は書き続ける意志があるかどうかじゃ。しかし、意志があっても環境がそれを許さない場合もあろう。


いやはや、世知辛い世の中ですねぇ。しかし、本を出版できた作家さんも大変なんですね。


そらそうじゃ。本を出版したからと言っても、買って貰えるかは別じゃからな。じゃがこれはどの業種でも同じじゃ。自動車なんぞ一車種コケたら大損害じゃぞ?なんせ掛けているコストがハンパないからな。だから予め買ってくれる顧客がいる建設土木業界は安心して仕事ができるのじゃ。もっともその仕事を受注するまでが大変なんじゃがな。


そうなんですか?大手は椅子にふんぞり返って談合ばかりしているみたいですけど。


そんな事はない。土木など元々何が土の中から出てくるか判らんのじゃぞ?そんなリスキーな仕事なのに何事もなくすんなり事が進むのを前提とした金額なんぞで受注できるかっ!過度な価格競争は品質の低下で補われてしまう。結局最後に損をするのは顧客側である。建設業界に適正価格は存在しないのだ。


くろ様、すいません。話を戻していいですか?


おっと、また脱線したか。しかし、建設業は規模と大規模な設備が必要となるので中々参入できぬが、小説家はペンと原稿用紙があれば後は運次第のところがあるからな。間口の低さはダントツじゃ。


運次第って・・、内容はあんまり関係ないんですか?


お主よ、素人作家が何のプロットも考えずにたらたらと書き出した10万文字の文章を金を払って読みたいと思うか?


う~んっ、博打ですね。しかもかなり分の悪い。


じゃろ?そこら辺の品質管理は出版社が責任を負っておる。駄目な作品をweb上の根拠の薄い人気のみで出版すれば赤字と言う責任が待っておる。じゃから紙の本はweb小説に比べてハズレは少ないのじゃ。まぁ、少ないだけで全くない訳ではないがな。


成程、書けば人気となって本を出せるというのは儚い夢なんですね。


そうじゃ、じゃがそれを成した者がおる。そのサクセスストーリーのみが、みなの口に上るから我も我もと後追いがでるのじゃ。これは世間の事情に疎い学生辺りに多いと思うぞよ。


あーっ、本当にいそうで怖いですね。そして投稿作品にアクセスがなくて止めちゃうんですか。


そうじゃ、やつらにとっては投稿は単なる運試しでしかない。書いた作品に愛着などないからな。


それもなんだかなぁ。


いや、それでいいのじゃ。書籍化作家の現状は厳しい。中途半端に人気が出て足を洗うタイミングを逃すと悲惨じゃ。人生が狂ってしまうかも知れん。夢は夢としてちゃんと明日を見据えねばな。チャレンジはしたのじゃ。そして敗れた。なら別の事にまた挑戦すればよい。若さとはやり直しの出来る時間がある事とも言える。軽い思いで挑戦した己が浅はかさを反省し、次は十分な準備をして挑戦すればよいのじゃ。そう、十分な準備をしてな。


そうですね、備えあれば憂いなしとも言いますしね。


それってそうゆう風に使うのじゃったか?


あれ?違いましたっけ?


う~んっ、わからん。


準備が十分じゃなかったですね。


-お後がよろしいようで。-

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