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俺と! くろの! 我思う故に底辺生活  作者: ぽっち先生/監修俺
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俺と! くろの! 読み手が読書に求めるもの2コーナー

俺と! くろの! 我思う故に底辺生活のコーナーがはじまるよー。

さあ、今宵も懲りずに始まった俺くろよろずコーナーですが今回のテーマも読書の意味合いです。


何故か続いてしまった今回のテーマですが、気にせず始めましょう。まずは爽快感からです。


まっ、どんな物語でもコーラのじゅわ~っ!には敵うまい。あれぞ真の爽快感である。


くろ様、わざとですか?面倒になったんで誤魔化そうとしていません?


これ、折角我が適当に終わらそうとしているのに突っ込むでない。今回は短くするのじゃ。長々とやっても報酬は同じじゃからな。時間当たりの単価が落ちてしまうではないか。


くろ様、横道に逸れる方がよっぽど時間が掛かりますよ?


ぬーっ、そうであった。しかし、爽快感とは主に読後に味わうものである。終わる事のないこの投稿サイト作品では、ちと味わえぬな。


そう言われると確かにそうですね。章の終わり辺りで問題が解決していれば少しは味わえるかも知れませんが、本として1冊読み終えた時の満足感とは比較にすらならないでしょう。


まぁ、ヒューマン辺りの作品なら内容自体がそうゆうものを扱っている場合もあるが、中々見つからん。ありそうな気はするんじゃが、みな流行に引っ張られてコメディーなっておるからな。青春小説はどこにいったのじゃ?


それも時代の流れですよ、くろ様。ここは素人の欲望の捨て場ですからね。みなさん、リアルで素敵な体験をしていないから書けないのかも知れません。


それもなんじゃかなぁ。体験せずとも理想は書けると思うのじゃが・・。


逆に体験していればリアルに書ける場合もあります。例えば『ざまぁ』とか。


まぁ、ざまぁもある意味爽快感であろう。しかし、あんまりリアルに書くとドン引きされるし、パッシングを受ける危険もあるから悪役令嬢などというオブラートに包んで発散しておる。本当にここのやつらってイジメを傍観するのが好きじゃよな。


くろ様、それは穿った考え方です。物語はあらゆる事を表現できるんです。表現することは悪ではありません。


しかし、読み手が勝手に勘違いするじゃろう?特にお子ちゃまたちは素直じゃからな。


物語と現実の違いを知るのは彼らの試練ですから。そこから零れ落ちた者は敗者です。これは仕方のない事ですよ。自分で立ち上がれない者は置いてゆかねば全体が先に進めません。


昔は当たり前の事じゃったんだがな。豊かになった反動かのぉ。全てを救いたいと願うのは良いが壁は高いぞよ。勇者でなくてはその壁は越えられまい。


くろ様、話がずれました。次行きましょう。


あーっ、次は先人の教えじゃな。先人の教えは先に述べた知識欲にも通ずるものがある。つまり一から考えなくてよいのじゃ。先人が用意してくれた階段を登って高みを見る。そして次の一歩を踏み出すのじゃ。しかし、これは弊害もあってな。中にはそこで満足してしまう者もおる。というか、大抵のやつらはそうなる。


あーっ、ありそうですねぇ。答えを先に知ってしまって、その過程を知ろうとしない。だから別の問題にぶち当たった時に対応できない。


そうじゃ、だがこれは紙の本で起こる問題であろう。この投稿サイトの作品では起こりえぬ。なんせ妄想全開の娯楽作品ばかりじゃからな。エッセイにしたって個人の考察でしかない。もしくは他の情報のコピペじゃ。

やっぱりあれじゃな、ネットのWikiあたりが原因なんじゃろうな。検索で一発表示じゃから探すという行為が廃れておるのじゃろう。作者の方々も漢字辞書なんぞ使っておらぬのじゃないか?あれって前後に書かれた文字の意味も読めるから結構いい勉強になるんじゃがなぁ。


国語辞典ですか・・。あれって結構面白いですよね。文字の種類によって量が結構違うんですよ。『の』や『ろ』から始まる文字って数が少ないです。


逆に『か』はてんこ盛りじゃな。何か日本人固有の発音シバリでもあるんじゃろうか?


調べると面白いかも知れませんね。それでは早速Wikiで・・。


お主、言っているそばからそれか・・。


えへへへっ、嘘ですよ。ちょっとボケただけです。されでは次に行きましょう。


かっこいいはそのまんまじゃな。つまりは憧れじゃ。自分を主人公に置き換えて夢想する。昔、高倉健兄ぃの仁侠映画を見た若者は、みな映画館から出てくると成りきっていたそうじゃぞ?


くろ様、例えが古過ぎます。いや、気持ちは判るんですけどね。


今はかっこいいも人によってそれぞれじゃから、昔ほど集中しない。何にかっこ良さを感じるかはそやつらの自由じゃ。自由なんじゃが、ちと軽いものに集中している気がせずでもない。


そうですね、でも昔だって似たようなものでしょう?主人公って別に選抜されてなるものじゃなかったはずです。大抵は縁故ですからね。もしくは何故か持っている特殊能力による直接指名。いや~、昔はそれを素直に受け入れられたのに今は駄目だなぁ。


ふふふっ、お主も常識と言う大人の階段を登ってしまったのじゃな。後は自分の常識以外を否定する頑固ジジイへと一直線である。


うわ~、何かあり得そうで嫌ですね。気を付けましょう。では次です。


疑似体験もまた然りである。特に恋愛系はこれ一本ではないか?


白馬の王子様ですか・・。今ならイケメンの御曹司ですかね。


現実ではあり得ぬ事も物語では可能じゃ。だからこれはどちらかと言うと読者より作者の方が楽しいかも知れぬ。まっ、商業では金が絡むから妄想全開とはいかぬじゃろうが、ここではやりたい放題のはずじゃぞ。


成程、自分を主人公やヒロインに置き換えて願望を叶えるんですね。確かに作者故の特典です。しかし、そう考えると読者が物語に求めるものって自分の夢や願望なんですかね?


まぁ、結局は興味があるかないかでしかないのだがな。


というと?


将来役立つからと英語の勉強を進められても大抵の若者は取り組まないであろう?それどころかバブルの頃は日本語が世界標準になるとか真面目に言っておったやつがいるくらいじゃ。


あらら、まぁあの頃はそれくらい勢いがありましたけどね。もっともそれは無知故の猪突猛進でしたけど。


大人になれば夢よりも現実を直視することになる。だから直接役に立たぬ物語を敬遠する。なんせ時間は有限じゃからな、読んでいる暇がない。


あーっ、確かに時間がないかも知れません。読みたい気持ちはあると思うんですけど、現実がそれを許さないんですね。


うむっ、と言う事で少年、少女たちよっ!本を読めっ!貴様たちにはまだ時間があるっ!しかし、それは今だけじゃっ!確かにラノベは面白かろうっ!しかし、それ以外にも面白い物語はごろごろあるぞよっ!見識を広めよっ!あらゆる情報を吸収するのじゃっ!ネットの一発検索では取りこぼしてしまうものが本には書いてあるっ!それらは何れ役に立つやも知れぬ。いや、絶対に役に立つ!それは心の成長じゃっ!生き様の参考書であるっ!本の主人公たちは貴様らの陰口など叩かんっ!ただただ生き方を指し示すだけであるっ!

故に本を読めっ!そこには必ず貴様たちが求めているものが書かれているであろうっ!


-お後がよろしいようで。-

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