俺と! くろの! 文字情報の良さコーナー
俺と! くろの! 我思う故に底辺生活のコーナーがはじまるよー。
さあ、今宵も懲りずに始まった俺くろよろずコーナーですが今回のテーマは文字情報の利点です。
お主よ、何でみな小説や解説書を読むのかのぉ。
またしょうもない事を疑問に感じたんですか?なんかこの頃、くろ様思春期の少年少女みたいですね。新しいキャラ作りですか?
ぱこんっ。
一言多いぞよ。ばらすでない。人の言葉や行動の揚げ足を取って喜ぶなど、お主こそ若年層の示威行為丸出しではないか。
まぁ、実際に若いですから。とは言ったものの確かに初めて小説を読んだのっていつだったかなぁ。国語の教科書や参考書の題材としての物語ではなく、一冊の本として読んだのは・・、『小鹿物語』かな?あれって誰かに買って貰ったんだろうか?自分で選んだとは到底思えない種類なんですけど。
クリスマスプレゼントではないのか?
んーっ、ウチの親が本をプレゼントするなんておしゃれな感覚があるかなぁ、しかも翻訳されているとはいえ外国の物語を。
ラスカルと間違ったのではないか?もしくは鹿もアライグマも同じじゃと思ったとか。
うわーっ、ゲームをおねだりした子供に判んないからと、適当なやつを買ってくる親の例えでそんなのがありますね。
うむっ、子供にとっては天国から地獄じゃろうな。期待しておったであろうから落胆も大きかろう。まっ、そうやって人生の理不尽を学んでゆくのじゃ。して、後はどんなやつを読んでいたのじゃ?
まぁ、記憶にある限りでは小学校を卒業するまでに手元に持っていた小説はそれくらいだと思います。殆どの小説は学校の図書室から借りて読んでいましたから。今から思うとちゃんとSFもありましたよ?『海底二万理』とか『2001年宇宙の旅』とかも読んだ記憶があります。
ほうっ、となると今お主の部屋の本棚にある本は中学生以降に購入したものか。
そうですね、冊数的には高校を卒業してから買ったやつが殆どですけど、学生時代にお小遣いで買った本も100冊くらいはあるんじゃないですかねぇ。
しかも殆どSFじゃな。
そりゃそうですよ。そこいら辺はぽっち先生も同じです。俺たち読書傾向が同じですからね。思春期の初期にあれらの作品に巡り会えたのは行幸でした。今の子供たちはラノベを読んであの感動に浸れているのかなぁ。
どうかのぉ、ここの作品などは暇潰しとして読まれているなんて言われているらしいからのぉ。
それはまた酷い言われようですね。
今の子供たちは忙しいからな。しかも何をやるにも金が掛かる。ネット環境があれば楽しめるこの投稿サイトはお手軽な遊び場なのじゃろう。
んーっ、確かに。動画なんかと違って通信容量も少ないですからね。
文字情報は想像力を養うにも最適じゃからな。でも、それもベースがあればこそじゃ。いくら想像しようとも実生活で知りえていない知識を読んでも頭に浮かべられぬ。いい例が昔のSFじゃな。フルフェイスのヘルメットを被らせているならいい方じゃ。大気があるからってその中に酸素が含まれているとは限らぬ。でも、昔の読者は真空や無酸素空気など想像出来なかったからな。作者も判っていながら読者の程度に併せてトンデモ設定にせざる得なかったのじゃろう。
その事に関しては大いに反論したいのですが、テーマがずれますから別の機会に。さて、スポーツなどでは何かの技術やノウハウを得ようとした場合、直接人から指導を受けるのが上達の上では一番だと思うんですよ。疑問が生じた時も直ぐに問えますからね。しかし如何せん直接指導は指導者の絶対的な数が足りません。地理的な制約でその場に行く事が出来ない事も多いでしょう。そこで本の登場です。指導者が伝授する内容を本にして供給すれば多くの人たちが手に取れます。但し直接指導と比較するとその内容は劣化しているのはいがめません。もっとも今は動画がありますから動きなどに関してはかなり伝わり易くなっているでしょうけどね。
ああっ、そうじゃな。動画は動きが見れるからのぉ。スロー再生などは直接指導ですら伝えられぬ新しい説明方法じゃ。
でも塾講師の神授業より1冊の参考書の方がじっくり考える時間があったりします。画像などで繰り返し見たとしても、それって同じ事の繰り返しですから新たな発見ってあまりありません。結局情報に対して受身ですからね。ところが、本だと自分で進んで読み解かないといけない。そして何回も読んでいる内に自分の頭の中で点と点が結びつく時があります。画像も文字も同じ事を説明しているのに理解した時の満足感は本の方が数段上ではないでしょうか。この満足感はその後の学習意欲にも繋がります。
じゃが、失敗する確率も高いがな。大抵の子供は3ページ目で飽きるぞよ。
くろ様、私が細心の注意を払って誘導しているのですから、それをぶち壊さないで下さい。3ページ?いやいや、殆どの現代っ子は表紙すら開きませんよ。でもなんとか開かせたいから餌で誘うんです。
ほうっ、ではラノベの中にそのような授業内容を盛り込めばよいのじゃな。
そうかも知れませんが、残念ながらそれが出来る授業スキルを持ち合わせた作家さんはいないでしょう。参考書の作家さんは逆にラノベの読ませ方が判らないはずです。中々うまくいきませんね。
そう言えば話は変わるが、我の新作が10万字超えておるのじゃがなんでじゃ?
なんでじゃないですよ!くろ様がわいわい言うからぽっち先生、筆が止まらなくなっちゃったじゃないですかっ!おかげで戦闘シーンだけで半分を占めています。ただの異世界物語が戦闘活劇物になっちゃいましたよ。幾らなんでもやり過ぎでしょう。
なんじゃ、あれからまた付け足したのか。ぽっちもまとめ方が下手じゃのぉ。
くろ様、物語ってその気になれば幾らでも文字を稼げるんです。その悪い例が今回のくろ様の作品ですね。
うむっ、そうじゃな。しかし、なんで我の出演する作品って最後の方は我が出ておらんのじゃろう?あれって我の作品のはずなのに・・。
くろ様が出ずっぱりだと終われなくなるからですよ。
いや、それはおかしいじゃろう?だって出ていなくても3万文字も当初の予定をオーバーしておるではないか。
くろ様、あのままくろ様が出ていたら20万字コースです。本当はちょろっと戦争描写をして、どーんと印籠を見せ付けて終わらせるはずだったのに『なろ~ん』なんか出すからああなるんです。反省してください。
『なろ~ん』はぽっちが考えたのじゃが?
くろ様とぽっち先生は一心同体なんでしょう?
くっ、前に口を滑らした言葉で釘を刺されるとは思わなかったわい。
口は災いの元ですからね。後、ツイッターも。
あっ、なんか6月だったらジャストな話で締めたな。
-お後がよろしいようで。-




